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    さつん

    落書きを適当に載せていく。
    頻度は気まぐれ。気が向いたときに。

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    さつん

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    @harry_kbut 特殊設定転入生。見た目は男、中身と下半身は女のおネエ魔女とセバの拙く短いこばなし。セバ転っていうか、セバ+転。口調まだよくわからないねぇ。

    ##セバ転

    「あら、セバスチャン」

    名を呼ばれ振り返れば、一際目立つ真っ白な髪を持つ期待の転入生……僕の友達がそこに立っていた。
    僕より少しばかり背の高い彼女は、更に大人の女性が履くような高さのあるヒールで床をカツリカツリと鳴らしながら近付いてくる。
    自ずと見上げる形になってしまうのは、まぁ仕方ない。僕はまだ成長だからね。

    「……やだ、ちょっと、貴方」

    「なに、どうかした?」

    突然手袋を外し始めた彼女は、ポケットから何かを取りだし、それの蓋を手際よく開けた。
    塗り薬か?と見ていれば女性にしては少しだけ太く長い指がそれを掬い取り、もう片方の手が僕の顎を固定する。

    「……えっ?」

    「切れてるわよ、唇が」

    躊躇いなく伸ばされる指が僕の口に触れてくるものだから、変に反応するのもおかしいかと、つい大人しく受け入れてしまった。女子生徒達の間では普通のやり取りなのか……?
    反応に困って見上げれば、満足そうに目を細めた彼女と目が合ってしまい、腹の奥がくすぐったい様な、何とも言い難い感覚を感じつつ、とりあえず優しい友達にお礼を言っておくことにした。
    すると彼女は己の唇に指を当て、ふわりと微笑む。

    「男の子でも気にした方がいいのよ、こういうの」

    そう言って彼女は僕の肩を一度叩いてローブを翻し、再びカツリカツリと靴音を鳴らして去っていくのだ。
    唇にまとわりつくそれが落ち着かなくて、つい舐めてしまったのに気付き、慌てて舌を仕舞う。

    「うーん、今度ホグズミード行った時に、良いの選んでもらうかな」

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