定期ASMR後に同居盟友を寝かしつける話『最後まで聴いててくれたみんなもありがとう
俺も片付けして寝るから みんなもゆっくり休んでね
おやすみ Le・cerma・ki・zus ...』
――あ、ごめん。起こしちゃったか?
起きてたから大丈夫って……
それ。スマホ。
俺の配信予定表になってんじゃん。配信聴いて寝てたんだろ。バレバレだよ。
それにさ、今日スパチャ送ってきてただろ。
名前? お前の名前なんていつも呼んでるじゃんか。
まぁバイノーラルで聴きたいって気持ちも分からないこともないけど。そんなのいつでも…
そりゃ自分のお金なんだから好きに使えば良いけどさー
は? でも名前呼びまでに寝ちゃった……ってやっぱり寝てたんじゃん。
はいはい。アーカイブで聴けるよ。よかったなー
で、どうする?
え? って、まだ寝るんだろ?
アーカイブ見て寝るか? それとも、俺にぽんぽんされながら寝る?
俺? 俺は、まぁ、眠くないことはないけど……
ばーか。さっきまで何人寝かしつけてきたと思ってるんだよ。もうひとり増えたくらいどうってことねーよ。
それにお前、俺が寝かしつけるとすーぐ寝るし。俺がいないと寝らんないのになー
はいはい。分かったって。一緒に寝るから。ほら。もうちょっとそっちに寄って。
寒くない? 大丈夫? 子供体温? うっせー もっと熱くなれ! ほらぎゅーっ!!
はははっ よしよし。うん。ちゃんと朝まで一緒にいるから。
ぐっすり眠れー
……ぽんっ……ぽんっ……ぽんっ……ぽんっ……ぽんっ……ぽんっ……ぽんっ……ぽんっ…………
おやすみ 盟友