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    きたまお

    TRAINING上司キースに悩むエルヴィン。ちょっとエルリ風味「調査兵団もこちらで不服はありませんな」
     憲兵団師団長が禿頭に手をやり、こちら側を見た。エルヴィンの右に座っているキース・シャーディスは、顔を下に向けたまま、目だけを動かしてエルヴィンを伺う。テーブルに着くほかの人員には見えないように、エルヴィンはあごをわずかに引いた。
    「はい、調査兵団も同意します」
     キースが師団長へ答える。総統局、憲兵団、訓練兵団の各首脳陣がやれやれと首や肩を回した。キースはうつむいたままだ。
     いつからか、団長のキースが部下であるエルヴィンに判断を仰ぐことが増えてきた。最初は些細なことだった。この兵士はどこの分隊が向いているだろうか、兵団の食料の仕入れ先を変更する必要はあるだろうか。エリックはスピードはあるが注意力にかけることがあるので、丁寧に部下を見るフラゴンの下が良いです、いまの出入り業者は憲兵団からの紹介で、仕入れ金額を憲兵団と握っている気配があるので、徐々に変えていった方がいいでしょう。
     そのうちに、キースの質問はどんどん増えてきた。調査兵団の後援になってくれる有力者はいるだろうか、いくらまで資金をひっぱれるだろうか、新兵の訓練メニューを作ってくれ、 2821

    niesugiyasio

    INFO原作軸の冬のエルリエルヴィンはシガンシナでの冬のある日を思い出していた。あの年はなかなか冬らしくならなかったところに、急な冷え込みが訪れたのだった。エルヴィンは寒がりな方ではないが、突然の寒さにいくらかおののいた。
    凍てつくような空気に、思わず身を縮こまらせる。吐く息が白い。桶の水に氷が張っている。空はすでに明るいが、まだ日は差し始めていない。早朝の道を、ウォール・マリアの農地に向かう人々と、シガンシナ区の市中に向かう人々が行き交っている。
    エルヴィンは道の向こうにちいさな背中を見つけた。自由の翼のついた外套に、ちいさな頭。彼が何をしているのか、すぐには分からなかった。その場で足踏みをしては一歩動き、また足踏みをしている。足踏みといっても行進の訓練のような規則的なものではなく、地面を見下ろしながら無心に、かつ不規則に土を踏んでいる。しばらく見ていれば分かった。霜柱を踏んでいるのだ。音や感触が小気味よいのだろうか、背中が楽しそうだ。子どもみたいだ、と思ってしまう。鉄面皮と言われるほど表情の変わらぬエルヴィンの頬が綻ぶ。地下街は年間を通してさほど気温が変わらないと聞く。つまり、彼にとって、初めての冬だ。これ 2574