「解く」本の中にはあえて書き込まなかったですが、ページごとなんとなく、
出勝のふたりの過ごす時期や季節、時間などのサブタイトルがあるところが多いです。

【Ｐ２】折寺中～雄英初期
一
勝視点です。興味がなければ無視すればいい、放っておけばいい、追いついてくるはずもないと思っているのならば、気にしなければいい。なのに気になるのは気にしているからだと、個人的には思うのです…という短歌。
二
これはもうほとんど一話での出久の言葉です。多少表現を変えただけ。
かっちゃんはかしこいから、僕が本気で飛びはしないとわかってて言ってるんだろうな…っていう、好いているわけじゃないけど、僕のことわかってるんだねっていう無自覚の気持ちが漏れ出ているんじゃないかな…という短歌です。
三
出視点。わかってるからよく見ているから痛いところをつつけるんだと思います。
僕のことなんてどうでもいいはずだろう？……っていう短歌。

【Ｐ３】最終決戦前、出久連れ戻しあたり
四
挨拶をされても元から返事などしていなかったのに、なけりゃないでさみしくなる。
失ってから気づくみたいなやつです。
五
勝視点。何を考えてどう動いてしまうのか、居場所まではわからずともなんとなくわかってしまって、なのに止められなかった自分に苛立つ気持ちも内包している……という短歌。
六
言わずもがな「ごめん」のところの短歌。
謝りたい許されたいという気持ちじゃないよね。

【Ｐ４】最終決戦中　棺に戻ってきたあたり
七
この短歌はこの流れで書いていたものじゃないんですが、無自覚の独占欲というか、返せ！っていう出が好きでね……37巻表紙にとらわれてしまった頃に書いていた気がします。
八
目にしたものを信じたく無い、受け入れたくない、夢だろ？夢って言ってくれ……っていう短歌です。
九
でもいまは受け入れなきゃな……何かしないと何も変わらないからな……って受け入れてはないけど飲み込んだ短歌。

【Ｐ５】このあたりは時系列混じりがち
十
多分棺戦の走馬灯みたいな所あたりをイメージしている。かっちゃんの柔いところは別に見えてなかった（見せないように守ってた）だけでずっと心にはあったよねっていう短歌。
十一
多分私が「アイドル」をよく聞いてたんだなの頃。かっちゃんって一番星なんですよね……唯一無二なんですよ。
一番星を手に入れたいというおおきな欲を隠していない出にも夢見ちゃいますよね。
いや、そもそも返せとか言っちゃう時点で、所有したいどころか所有していると思っているのでは？？
十二
でもどれだけ強い光を放つきらきらとした綺麗な星々も、かっちゃん自身の輝きを目にしたら、霞んじゃうんですよね。モブになっちゃうんですよ。という短歌です。
爆豪勝己は光。輝き。
【Ｐ６】復活あたり
十三
深淵を覗いた時はなんとやら……ってやつです。
目が合うのは見てるからなんですよお互いにね……
十四
絶望の状況に射す一筋の光のなんと尊いことか……
無くてなならない存在だよと短歌
十五
喋らなくたって、合図なんかなくたって、触れ合わずとも、伝わるし繋がっちゃうんです。わかっちゃうんです。だって出勝だから。
【Ｐ７】付き合ってないけど自覚し始めてるかも＆出久君のナードなところ
十六
勝たなきゃって時ついイメージしちゃってるくらい焼き付いているんですよね。
もう忘れることなんてできないでしょ
十七
「スピーカー」というお題からの短歌
スピーカーとかもそうだし、電話とかもですが、近めの音声信号に変換されているから
生声とは多少違うもんだと思うんですが、それでも違いますよねというからには、
スピーカー通した声もよぉ～く覚えているんです。ナードだからなのか？
十八
かっちゃんのこと飽きるとかある？ないでしょ？
【Ｐ８】ホラー
十九
逢魔が時という言葉が使いたかった短歌。
二十
視えるかっちゃん。
二十一
なんでも背負い込む出久を心配してるかっちゃん。
背負い込むのは現世のやつで十分間に合っている。
【Ｐ９】距離が近い
二十二
この短歌、実はX（twitter）への投稿時抜けている部分があって、未完成だったので、きちんとした形にしました。
取ってほしいのは物理的じゃなくて精神的距離
二十三
付き合ってはないけど、幼馴染距離に戻っているので、何のためらいもなく
相手に触ることができる二人はいるとおもいます。
二十四
そう見られてもおかしくない距離でいるのは君たちなんだぞ……っていうモブ（一応ここは学生の設定なので上鳴くんとかかもな）
の気持ちを代弁しておきますの短歌。
【Ｐ10】好きの自覚
二十五
たぶんこの時「3月9日」を聞いていたと思う。
簡単な言葉には表せないし、白黒ははっきりさせらんねーのが彼らの関係で、いつだってマーブルなんですよね。グレーっていうよりマーブル。
目を閉じたってきっとついて回るから。考えないわけにはいかなかったはず。
二十六
付き合ってはいないけど、かっちゃんはどうせ僕のこと嫌いだと思うから…みたいな話を聞かれていてのこのセリフだったりして、意味を図りかねている出久君がいるとおいしいと思います。
二十七
どうでもよかったら目を背け続けることだってできたはずなんです（サビ）
さっきから同じこと言い続けている気がします。
【Ｐ11】告白
二十八
言うはずじゃなかったのに、ポロっと言ってしまったら、姿を消してしまいそうなずるい所がある気がします。
二十九
前の短歌はこの短歌と対にしたくて書いたものです。
言い逃げとはいい度胸してんなァ……ってなるやつだよ。戻って出久くん。
三十
二十八の短歌に繋げた短歌です。命令すンなって言うかっちゃん好きなんですよね。
言われたからには白黒つけなきゃ……勝負になんねぇだろのやつです。
【Ｐ12】デートの準備
三十一
頑張って髪を整えたりしようとしている出久にむかってかっちゃんはこういうでしょうと言うやつです。
三十二
三十一と繋がっています。かっこいいからとか、顔が好きだからとかでお前と付き合っているわけじゃねぇんだわってやつです。
三十三
投稿時一番反応もらえてうれしかったやつ。どっちなんだいってツッコみたくなるやつです。そういうややこしい恰好をしている所も含めてお前なんだわ……のやつ。
【P13】いざデートへ
この短歌を元にした話をPixivに投稿しております。
→P2「デートは波瀾万丈」
https://www.pixiv.net/novel/show.phpid=20259945#2
三十四
ショッピングモールに集合したとたん、再集合時間を告げられ一旦解散となる、不憫なデート序盤。デートってなんだっけ……？ってなる出の短歌。
三十五
再集合時間に相まみえたかっちゃんが手にしていたものとは……
三十六
最初からそのつもりだったのだろうか、甘いの嫌ならしょっぱいやつを買ったらよかったのに……でも恋人っぽいことはできたしな……という短歌。
【Ｐ14】いちゃつく
三十七
枕は取り合っているわけではなく、取られたんですね。枕って呼んだ人に。
三十八
手を出してくれるだけでもかっちゃんにしてはとても優しいんだけど、それじゃあ満足できなくなってきている。
三十九
多分かっちゃんはしっかり覚えてたとしても教えてくれないんだろうなぁ。
【P15】同棲
四十
出勝が同棲してて何も起こらない、何も壊さないなんてことはないと思うんですよという短歌。
四十一
今日の夜ご飯はかつ丼です。
四十二
寝顔がみれる=ＰＵＳＲ
【P16】春
四十三
違うってわかってる上で、あえてこういうセリフを言うかっちゃん好きなんですよ。
四十四
どっちかしか得ないっていう選択肢は選ばないのがかっちゃんです。
四十五
出久くんにちょっかいかけたり、いたずらしたがるかっちゃんが好きなんですよね。
こんなことできゅんとするとは思ってなかった出久君。
【P17】朝
四十六
居たんだなって痕跡がのこるの愛しいですよね。
四十七
推しを推す感情が軽率に出て来ちゃう出久くん。
四十八
スポンサーの爆豪勝己
【P18】野菜
四十九
窓際でカイワレ育てるかっちゃん可愛いなっていう短歌です。
五十
後になって毬栗もなかなかにているのではないかと思い始めました。
どっちも野菜じゃないけど。
五十一
風に揺れるブロッコリーかもしれません。
ブロッコリーは風に揺れないけど、光合成はする
【P19】昼
五十二
コーヒーに何入れる？の短歌
五十三
水面下で喧嘩する出勝かわいいよねっていう短歌
五十四
バードとナードって響き似ていると思うんですよね。
双眼鏡で見る必要ないだろ……こんな近くにいるのに。
【P20】梅雨・七夕
五十五
自分の持っているものを躊躇いなく人に与えてあげられるような、そんな出久くんをかっちゃんだけは叱ってほしいなって思うのです
五十六
がしがしがしってやわらけータオルで髪を拭いてくれるかっちゃんを夢見た短歌です。
五十七
七夕の短歌です。願書けなんて必要ないんです。そう出勝ならね。
【P21】触れる
五十八
どこを触った感触なんでしょう。人の肌の弾力って良いですよね…かっちゃんはなおさら手触りがよさそうです。
五十九
力を入れると固くなるか入らないんですよね。力を抜かないと
六十
衣擦れって良い響きだなって思って、あと、火花もきっと、少しばかり漏れ出すんじゃないかって思って書いた短歌です。
【P22】交わる
六十一
出勝が甘噛みしているのベリー好きなんですけど、確かフォロワーさんの唇をかむかっちゃんのイラストをみて書きました。
六十二
出久が、かっちゃんの腰をついすごい力で掴むから、あとがつくとよいなと思います。
六十三
0.01の隔たりとはそう５６のことです。
【P23】癖
六十四
多分かっちゃんは眠たかったんだと思います。
もう一回はご勘弁だったんだと思います。
六十五
癖を知るって、それなりに相手を見ているし、一緒にいるしってことだと思うんですよね。
六十六
そんな状況でのそんな癖なんて普通知らないはずだけど、知ってしまうよな深い中になったということなんだなぁ……としみじみするやつです。
【P24】ナード
六十七
喧嘩してたつま先ですが、触れるとドキドキしてしまうものですよね……喧嘩といちゃいちゃは紙一重なのかも。
六十八
ナード短歌です。どこから洗うか把握している出久くん。
六十九
爪というお題を頂いて書いた短歌だった気がします。
かっちゃんは爪平たいより長い感じの爪の形をしていそうだなと思います。
【P25】忘れ物
このページは3首繋がっています。
七十
お弁当別バッグでもっていくと、忘れて来ちゃうことがたまにあって、出久くんもやらかすことあるかもな…と思って書きました。こちらもいくつかお題をもらったものを複合して書いた短歌です。
ほんのり暖かいくらいの初夏のイメージです。
ぬるい罰。
七十一
なんとしてでも中に入ることはできると思うんですよ。出久君なら別に。でも甘んじてベランダにいるのは愛かもなと思います。
七十二
多分きっと疲れてるのはわかってて、まさか取りに行くとは思ってなかったらかわいいなと思います。
文字Ｔ、ゴムサンダルのまま宙をかけるデクらしき人の目撃情報があがるでしょう。
【P26】秋
秋の短歌はすべて未発表短歌です。
個人的に、季節の進みとともに中を深めさせたいなの気持ちもありました。
七十三
紅葉の赤って結構鮮烈な色をしていて好きなんですが、かっちゃんの瞳の赤も鮮烈だよな、目を奪われる赤だと思います。
七十四
爽やかに生い茂った緑が、黄色やオレンジ、赤に変わっていく秋が好きです。
いろいろな物事を考えたり、例えを出すときに、すぐ相手のことを考えてしまうところがありそう。
七十五
触れようと思って触れないと、ましてやそれを許されないと。触れないような人の身体の柔らかいとこを、触れるような仲になったとしても、触らせてくれないところはあって、もどかしいなという短歌です。
【P27】嫉妬
七十六
デク君って人のために大事なものを差し出せる人だと思うんですけど、（もちろんそこに痛みはあるけど、決断が早い人）それでも取られたくないって執着するところがあるなっていう短歌です。
七十七
出久君って雑誌とか見るとき、あまり瞬きしなくなりそうだなぁって個人的に思います。本人がいるのにそちらばかり見ることは、なんか面白くないなと思うかっちゃんはいるかなと思います。
七十八
これは私がギリギリの状態で帰宅したときに思いついた短歌です。
我慢しているのわかっててちょっかいかけるかっちゃんはかわいい。

【P28】夜
夜のページの短歌は、夜と言えばで思い浮かぶ単語でお題を頂いて書いた短歌です。
基本やることをやっている二人です。夜だから。
七十九
任務とかで古城あるとことかに行くこともあるかもしれん…と思って書いたんですが、
呼んでいただいたフォロワさんにラ〇ホですよね！て言われて、それいいやん！となったのでラ〇ホです！(笑)どのみち湿度高めです！
八十
あったかくなることをして、布団をべたつかせた後、半裸とかで外に出て、ぬるい風を浴びてほしいな…そういう夜があったらいいなと思った短歌です。
八十一
夜食たべる出勝いいよね。かっちゃんは袋ラーメンもアレンジしてくれそうだよねっていう短歌です。
やることやったらお腹すくから。
【P29】死
彼らの目指す職業はより近くに感じるだろうから、ここは外せないなと思っていたテーマです。
八十二
勝視点。死にそうになりながらも、僕の命の危機を感知できるのかもな、かっちゃんはという冗談を言うデクです。
八十三
病室内とかのイメージです。起きないかっちゃんを見守るデクくん。
八十四
お互いヤバイかもと思っているときは「またね（な）」って言っていたらエモいなと思ったというやつです。
【P30】冬
八十五
出久くん=湯たんぽ　そういう話よく見る気がしますが、大好きですよねもちろん。
八十六
ひとつ前の短歌と繋がって、二人で寝てしまったばっかりに、一人の寒さを知ってしまったわけです。
八十七
夏と冬の対比です。かっちゃんは冬苦手で、多少甘えんぼになると可愛いなと思います。
【P31】結婚
八十八
二人合わせたら天気が変えられるほどの力もあるけど、大事なイベントのために願うってすごいいいなと思った短歌。
八十九
ヒロ〇ラで俺の道に立つからだ…みたいなセリフを聞いてて思いついたやつ。
何先に立ってんだってやつです。
九十
結婚するというキセキが繋がったこと、繋がるということがキセキだということ、二つの意味を込めました。
【P32】惚気
九十一
常々、怒ったりしてくれるのは、多少なりとも興味があるからだと思っております。
でもそれを惚気と思えるのは大概だとは思います。
九十二
と思いきや、モブさんも思わずツッコみたくなるほど、惚気だったみたいです、という短歌。
九十三
お世話になった人とのかっちゃんの会話です。短歌というか会話です。
【P33】酔っ払い
九十四
語彙力が小学生です。
九十五
瀬呂君あたりのつもりで書きました。あきれている周り…。痴話喧嘩なので犬も食いません。
九十六
フラフラで帰路に就く出勝かわいくないですか？でも案外意識はちゃんとしてて、でもちょっと理性が奔放気味なのでちょっかいを出し合います。
【P34】巡る季節
また春が来て、何度も季節が巡ります。
九十七
梅を見に行った時、きれいな紅梅があって思いついた短歌でした。
九十八
名前を呼ぶ声で意思が伝わるほど長い時間を過ごしたのでしょう。
呼ばれることすらなかった時代もあったのに。
九十九
九十七と繋がってて、盆栽を楽しそうに見るなんて爺みたいな趣味してんなって言われてたんだろうな…という短歌です。
【P35】絡まる
百
タイトルの元になった短歌です。
拗れて、絡まって絡まって絡まりまくった末に、強固な一本になっていくのが出勝ではないかとずっと思っていましたので、表題にさせていただきました。


以上です。誰得な解説を最後までお読みいただきありがとうございました。
解説になっていないものがほとんどですみません。
もし気になったら、まだ頒布しておりますので、のぞいてみてやってください。