リノの異常性について彼女の異常性は極めて興味深いものだと分かった。
簡単に言うと死者を生きながらえさせることができる。最低でも1〜2週間ほどは死んでもまるで生きているかのように活動をする。そのあとも動き続けるものたちもいる。これは彼女が生前どれだけ執着、大切に思っていたかに左右される。
このことがわかったのは最近のことだ。彼女の愛馬の健康診断中に判明した。内蔵は死んでいる状態なのに食事、排泄、睡眠、運動を行なっている。この馬が異常性を持っているのか調べたが、どこにも見つからなかった。そこで、リノ研究員の近くに死期が近い、もしくは既に死んでいるものを置いた。すると生きているかのように活動し始めた。
無自覚に生きながらえさせることができるこの異常性は、我々が管理するべきであることは明白であり、外部団体、とくに要注意団体の手に渡らぬよう注意すべきだと私は考える。
彼女は今は塩谷博士の助手であるが私の直属の部下だ。監視することは容易い。
追記
研究途中のため、書き足していくことになります。更新した際はお知らせいたします。