光間へ帰るifルート「あぁそうか。実家に帰るには手土産が必要か。俺の頸っつう手土産が……良いぜ。くれてやる」
は……?何を言ってんだコイツ……頸をくれてやる…?
コイツは日輪刀を握った俺の手を取り、その刃を己の頸に当ててきた。
「ほら。斬れよ」
俺の腕を強く掴んで、ぐぐぐっと日輪刀を己の頸に食い込ませていくコイツ…
今俺が力を入れれば間違いなく頸を斬れる。鬼殺隊念願の『上弦』の頸だ。コイツの頸を斬れば俺は何の苦労もなく鬼殺隊に戻れる。また以前のように暮らせる……
けれど俺の日輪刀は地に落ちてしまった…コイツ
の頸を斬らぬまま……
俺が…俺の意思で、日輪刀を手放したからだ……
何故かって…?それは……
「まっ、出来るわけねぇよな。だってお前は、俺のy…」
コイツが油断しきったところでもう一本の鎌でコイツの頸を斬るためだゴルァァァァァッ!!
「!?」
俺の画策が読めてなかったらしいコイツは初めて意表を突かれた顔をしやがった!ざまぁみろッ!!
俺のもう一本の鎌がコイツの頸に食い込むッ。よし!いけ……!
「やってくれんじゃねぇかコラァッ!」
後少しだった。後少しでコイツの頸を斬れたのにッ……このクソ馬鹿力がぁぁぁッ!!刃を掴んで押し戻し始めやがった!!
「クソがぁぁッ!!」
「はいはーいッ。残念でしたー。俺の頸はお預け〜」
「さっきくれてやるっつったろうがぁぁぁッ!!」
「鬼の言う事を鬼狩りが信じちゃいけませーん」
目の前のクソ鬼の顔は笑ってるが額には青筋…明らかに怒ってやがる。あぁ!クソ!とっくに諦めた命だ!どうとでもなりやがれ!!
「まぁ威勢の良いとこも好きだから良いけどなー。でもちょっとおいたが過ぎんなぁ」
そう言ってクソ鬼は俺を肩に担ぎ上げ、地下屋敷へとその足を進めていきやがる。
「帰ったらお仕置きなー」
「はぁッ!?テメェ!俺に飽きてポイッと捨てただろうがぁぁぁッ!!」
「飽きてませーん。ポイ捨てしてませーん。実家に帰って嫁入りの準備して来てほしかっただけでーす」
「ふざけんなゴルァァァァッ!!離せぇぇぇぇッ!!」
ガスガスッとクソ鬼の背中を殴るがクソ鬼は「はいはーい。大人しくしとけー」とあっけらかんにしてやがるッ!クソがぁぁッ!!でもテメェの間抜け面はキッチリ拝んだからな!!ぜってぇ今度こそその頸斬り落としてやっからなぁぁッ!!覚悟しとけやぁぁぁッ!!!
※この後、寸止めやら何やらお仕置きSEXいっぱいさせられた妓夫太郎でした。