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    伊那弥彪

    ラクガキと二次創作文物置。支部にアップしたりする。

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    伊那弥彪

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    妓(♀)愛され文、妓女体化、堕男体化、キャラ崩壊注意。登場人物→妓、堕、むざ、童。
    おふざけ文。ドマさん初めて扱ったので口調とか違ったら申し訳ないです。

    ##女体化

    みんなの妓夫ちゃん♀上弦の陸姉弟は無限城に呼び出されていた。

    「無惨様から急な呼び出しなんて…何だろうねお姉ちゃん」
    「ん〜…下弦の壱が入れ替わりの血戦でも申し込んだかぁ?」

    だったら上等だぁ、と姉・妓夫太郎はニタリと不気味に笑う。そんな姉に弟・堕姫は「俺も頑張るよ!」と笑顔で意気込む。そんな風に姉弟が意気揚々と話していると、

    「あれぇ〜?妓夫太郎と堕姫じゃないか〜?」

    金色の扇を扇ぎ、爽やかな笑顔で二人に話し掛けてくるのは、上弦の弐・童磨。

    「あ、童磨さん。こんにちは」
    「こんにちは童磨さん」

    変わり者ではあるが恩人には違いないという事で、妓夫太郎は頭を下げ挨拶をし、姉がするならばと続けて堕姫も童磨に挨拶する。

    「やぁやぁ元気そうで何よりだ。今日はどうして無限城に居るんだ?」
    「無惨様からの呼び出しで…」
    「そうかそうか。実は俺も無惨様から呼び出されて、今、解放…用事が済んだところだぜ」

    確実に「解放された」と言おうとしたが、触らぬ神に祟りなし…という事で妓夫太郎は聞き流す事にした。

    「それにしても、本当二人共大きくなったなぁ。出会った頃に比べて本当立派になって…」

    童磨は感慨深そうな表情を浮かべ、二人を見つめた。感情の無い童磨の事だ。その表情は作ったものだろうと察しながらも、妓夫太郎と堕姫は童磨の言葉に耳を傾けていく。

    「上弦にも這い上がってくるなんてな…本当、俺は鼻が高いぜ。うんうん。本当、立派になったな」

    コクコクと頷きながら涙を流す童磨…そんな童磨とは対照的に、流石に演技やり過ぎ…と冷ややかな表情になっていく姉弟…

    「本当…これからも立派に育てよ?こんなにも立派に大きく育ったんだ。これからも楽しみにしてるぜ」

    そう言いながら童磨は、妓夫太郎のたわわに実った豊満な胸を下からポヨンポヨンと優しく持ち上げ、その感触を堪能する…

    「って、何やってんだテメェェェッ!!!」

    恩人だろうが関係無し。大切な姉の胸を許可無く(許可は絶対にしない)触る童磨に堕姫は飛び蹴りを食らわせる。

    「凄いぜ堕姫!帯以外にも攻撃方法を身につけたんだな!」
    「話を逸らすな!この変態痴漢野郎!!」

    堕姫の飛び蹴りを食らっても何のその…童磨は平然とし目を輝かせながら堕姫に告げる。そんな童磨に堕姫は怒り心頭で襲い掛かる勢いである…。

    「何をそんなに怒ってるんだ?」
    「お姉ちゃんの胸揉んだだろうが!!」
    「そりゃそんなに立派に育ったものを揉まなきゃ損だぜ」
    「ブチ殺す!!」

    悪気が一切無くにこやかに微笑む童磨と青筋を浮かばせる堕姫…因みに、当の妓夫太郎はというと…

    「…俺はあんまデカくなって欲しくなかったんだがなぁぁ」

    そう沈んだ顔をして自身の胸に視線を向け、乳房を両手で持ち上げてはポヨンポヨンと揺さぶる。

    「デケェと邪魔で…斬り落としてぇ…」
    「何言ってるんだ妓夫太郎!そんなに立派に大きくたわわに実ったものを斬り落とすなんて!そんな立派なものは滅多に無いんだぜ!?何なら俺が揉んでもっと大きくさせ…!」
    「お前もう黙れッ!」

    セクハラ発言が止まらない童磨の顔を堕姫は帯でグルグルに巻いていき、強制的に黙らせる事に成功する。
    騒がしさから一変、少しの静けさを取り戻した時…

    「何を騒いでいる貴様等」

    ピリピリと空気が振動する程の威圧…それは間違いなくあの方…

    「無惨様ッ…!」

    鬼の始祖・鬼舞辻無惨がその場に現れ、妓夫太郎と堕姫はその場に膝をつき頭を垂れる。その際、堕姫の帯から解放された童磨も姉弟と共に膝をつき頭を垂れた。ただ、「あらら」と楽観的な態度で姉弟とは本当に対照的であったが…。

    「私の無限城で一体何を騒いでいたのだ?」

    まさか騒がしくしていたのをお怒りなのか?と妓夫太郎と堕姫は冷たい汗を掻き、緊張から身体を強張らせていくが…

    「いや〜。久方ぶりに会った二人と会話が弾みまして。ほら、無惨様もご覧になってください。このたわわに実った妓夫太郎の胸を」
    「もう胸の話は良いんだよ!!」

    緊張している姉弟とは裏腹に童磨は愉快そうに笑い、頭を垂れている妓夫太郎の肩を掴んでは上半身を起こさせ、サラシが巻かれたその胸を無惨に強調していく。そんな童磨に思わず声を荒げたのは堕姫。無惨の前で許可無く声を上げた弟に、妓夫太郎は焦りの表情を浮かべた。

    「ぉ、ぉちつけ…なぁ?無惨様の前だぞぉ?」
    「だってだって!何か肩も掴んでるし!!」
    「ん?俺が妓夫太郎の肩を抱くのそんなに嫌なのか?」

    挑発するかのように(本人は無自覚)童磨は妓夫太郎の肩を抱き、身を寄せていく。そんな童磨に堕姫は「キィィィィィッ!!!」と甲高い声を上げては身を震わせ、童磨に殴りかかる勢いである。
    我が道を行く童磨とその童磨に乗せられてしまっている弟…最早無惨の怒りを買うのは目に見えていて、妓夫太郎はくらり…と目眩がしてきた…。

    「……なるほど。妓夫太郎の胸が騒ぎの源か」
    「……?」

    落ち着いた色気漂う声で告げられたまさかの言葉に、妓夫太郎は目を丸くした。

    「確かに…そんなにたわわに実った胸をサラシだけで隠しているのは問題だな…童磨が騒ぐのも無理はない」
    「む、無惨様!お言葉ですが!姉の胸は確かに魅力的です!しかし!だからといって痴漢行為は…」
    「堕姫の言葉も最もだ。魅力的な胸だからといって軽率な痴漢行為は許せん…だが、そんな魅力的な胸を曝け出している妓夫太郎に非がある」
    「その通りでございます。このような立派で魅力的な胸を曝け出されては、揉んでしまうのは道理という事でございます。ですから責めるならば妓夫太郎を…」

    色々反論したい。反論したいが、反論したら殺される…泣くに泣けない今の状況に妓夫太郎は天を仰ぎ、ただただ堪えていく…

    「まぁ此度お前達姉弟を呼び出した理由もそれに関する事だ。妓夫太郎…」
    「……は」

    呼び出した理由が自分の胸?一体どういうことだ?と疑問に思うも、無惨には従うしかない妓夫太郎は、無惨からの沙汰を待つ…斬り落とせと言われれば喜んで斬り落とそう…そう思っていると…

    「これを着て、その胸を隠せ」

    そう言われ差し出されたのは、黒い服…それは妓夫太郎が見た事の無い服だった。

    「む、無惨様…これは…」
    「良いから着替えてこい。賢いお前ならば着方ぐらい見れば分かる筈だ」
    「は、はぁ…」

    何がなんだか分からぬまま、妓夫太郎はその服を受け取り、着替える為に離れた場所に向かっていく。
    それから数分後…着替えてきた妓夫太郎の姿に堕姫は目を輝かせ、童磨は「おおっ」と感嘆した表情を浮かべた。だが、妓夫太郎はただただその服に戸惑うばかり…

    「あ、あの無惨様…これは…」
    「それは西洋の女使用人の服だ。メイド服というらしい。胸もしっかり隠れる上に、下半身も隠せる」

    長めの黒いワンピースにヒラヒラのフリルの付いた清潔感漂う白いエプロン…所謂、クラシックメイド服に身を包んだ妓夫太郎は、着慣れぬ服に引き攣った笑みを浮かべた。

    「お姉ちゃんッ…可愛いッ…可愛過ぎるよ!お人形さんみたいッ!」
    「いいねいいね!凄く似合ってるじゃないか!俺の部屋にそのまま飾っておきたいぜ!」
    「うむ。やはり私の目に狂いは無かったな。着物と悩んだが、妓夫太郎には洋服も似合いそうだと思っていたのだ」
    「……」

    妓夫太郎のメイド姿に、笑みを浮かべキラキラと輝くオーラを纏う男三人。その雰囲気に妓夫太郎は、

    (ヤベェ…脱ぎてぇなんて言える状況じゃねぇぇッ…!)

    と三人と真逆で、どんよりとした暗い雰囲気を漂わせた…
    何より無惨からの贈り物を無下にできるわけが無く、「ヒラヒラして戦いづれぇ…」と不満はあったが、メイド服のまま帰路につく事となった…。

    「ところで無惨様…」
    「何だ童磨」

    姉弟が帰った後も何故か残っていた童磨は、淡々と無惨に語り掛ける。

    「妓夫太郎にはあまり思考読み取り等干渉していないようですが、どうなされたのですか?俺にも妓夫太郎にはあまり干渉するなとお言葉を頂きましたが…」

    鬼の行動には常に目を光らせている筈の無惨が、妓夫太郎にだけは何故か譲歩している。それは考えられない事であり、童磨が疑問に思うのも無理は無く…その答えを無惨は、真剣な面持ちで口にする…。

    「……るだろ」
    「はい?」
    「嫌われてしまうだろ!年頃の娘のアレやコレを覗き見しては嫌われるに決まっている!!」

    まるで思春期の娘を持つ父親のような事を口にした無惨に、流石の童磨も言葉を失……

    「わっかりますー!妓夫太郎って、庇護欲そそられちゃいますよねー!」

    わずに、同調していくのだった…。無礼極まりない童磨の口調だが、妓夫太郎可愛さに「その通りだ!」と特に気にしていない様子の無惨…。

    「でもあまりにも干渉しなかったら、変な虫が付いたり…」
    「妓夫太郎の事だ。変な男に唆される事などある筈がなかろう」

    その答えはまた別のお話…
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