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    黒羽(DQアカ)

    Twitterに流しにくいものを垂れ流します。

    2023.05.17 Twitter垢 乗っ取りに合っています…
    近いうちに連携切る事になるかと…。
    無念。

    からの、復活!!!
    ヒィーーーハァーーー!!!

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    黒羽(DQアカ)

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    いつかやりたかった。
    Part8

    注意
    ・ふつーに同棲してるクク主の日常の妄想です。短めのやつ。
    ・本編のその後のお話です。
    ・エイトが竜神王の跡を継いでいます。
     ED後からの二次妄想作品です。
     真EDのネタバレあります。自己防衛下さい。
    ・残念ながら、カッコいいククールはいません。

    問題ない方は、どうぞお進み下さい。

    #クク主
    kukuMaster

    クク主 竜神王√ 短編集⑦◆おかえりなさい◆

    今日も竜神王として一日働き、
    僕は今、ぐったりと帰路についている。

    …最近、里に来る旅人が増えたような気がする。
    世界が平和になり、世界を旅する人が増えたんだ。
    それは、とても良い事なんだけど。

    僕個人としては、竜の試練を受けたい、という人が増えてきて、正直疲れが溜まってきている。

    1日の半分も試練の対応が入ると、他の事が出来なくて困る。
    里の運営管理も、竜神王である僕の仕事だ。
    手をつけなくてはいけない事、
    読まなければいけない物、
    決めなければならない事、
    諸々山積みの状態である。

    そろそろ、竜の試練は予約制にしようかな…などと思いながら、僕は玄関を開けた。


    「ただいま。」
    「おー。おかえり、エイト。」

    玄関左奥の調理場の方から、ククの声が帰ってくる。
    家に入った瞬間、独特なスパイスのいい匂いが鼻をくすぐってきた。

    …やった、今日はカレーだ。
    思わずそのまま調理場に向かった。


    「クク、ごめんね、遅くなって。」
    「いいって。お疲れさん。」
    「カレー…嬉しい。」
    「ふふっ、エイトはカレー好きだもんな。」
    「…うん。」

    あぁ…ククの笑った顔を見るだけで、なんだか心がじんわり癒されるなぁ…。
    僕、本当ベタ惚れだなぁ…。

    そんな事を思っていると、ククが急に右頬に手を添えてくる。
    …大きな手でほっぺを撫でられ、心地よさから僕は目尻が下がる。


    「…なに?」
    「疲れた顔してんなって思ってさ。」
    「あ、ごめん…顔出てた?」
    「最近頑張り過ぎなんじゃねーの?竜の試練とか、少しセーブしたら?」
    「……うん。」

    …驚いた。
    本当、彼は僕の事をよく見ているなぁと感心する。

    すると、彼の手がそのまま肩に回り、そっと抱き締められた。


    「…?クク?」
    「恋人のハグは、疲労回復に効果があるらしいから。」
    「へぇ…そうなんだ。」
    「どう?」
    「…うん。悪くない。」
    「ははっ!随分と上からだな笑」

    そう言って、ククは僕を抱きしめる腕に少し力を込めた。
    程よい力でぎゅうと抱きしめられ、なんだか胸がホッとする。


    「エイト、毎日お疲れ様。」
    「…うん。」
    「次の休み、気分転換に下界の山登りに行こ?」
    「うん、いく…。」
    「お弁当持って行こうな。」
    「うん…楽しみ。」

    よし、とククが僕の頭を撫でる。
    腕がゆっくりと外され、僕はククの腕の中から解放されると、そのまま唇に軽くキスを落とされた。


    「…?恋人のキスも疲労回復なの?」
    「ううん。これはオレがしたかっただけ。さ、荷物置いて着替えてきな。メシにしよーぜ。」

    そう言い、ククが僕の頭をまたポンと撫でた。

    「…待って。」
    「んー?」
    「…もう一回、ぎゅってして。」
    「ふは!いーよ…こっちおいで。」

    そう言い、ククが優しく僕の腰を引き寄せた。
    彼の腕の中に収まると、顔の半分をククの胸に押し当て、僕はそのまま目を瞑る。
    …ククの花の香水の香りがして、とても落ち着く。


    「…あー…癒されるー。」
    「ホント?効果的面じゃん。」
    「うん…。」
    「よしよし、エイトは毎日頑張っててえらいよ。」
    「うん…。」


    …まずい、これはクセになってしまいそうだ、

    そう思い、僕はそっと彼の胸を両手で押して離れた。
    離れた瞬間、またククが僕にちゅっとキスをした。

    「…これは。」
    「これも、オレがしたかっただけー。」
    「…ご飯食べたら、もっとして。」
    「おぉ、いーぜ。」

    そう言い、僕は着替える為、部屋に向かって歩き出した。



    【完】


    疲れたエイト君を癒すククールの話。
    ククールは結構抜け目がないタイプだと思うので、エイト君の変化にもきっと敏感だと思われます。

    お読み頂き、ありがとうございました。


    2022.11.10 黒羽
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