クク主 座談会◆クク主 座談会◆
①エイト君side
8:は、初めまして…!
竜8:わぁ…初めまして。
マ8:不思議だぁ…同じ顔が3人いる。
8:えっと、二人は別次元の僕…なんだよね?
竜8:うん。僕、今は竜神王をしてるんだ。君は、旅してる頃の僕だね。もう1人の君は…。
マ8:えっと…僕は君達から見ると、ちょっと異色かも。僕、マイエラで育ってるんだ。
8:えっマイエラで?ククールと一緒だ!
竜8:それって、小さい頃からククと一緒だったって事?
マ8:そうだけど…。へぇ…竜神王になった僕は彼の事『クク』って呼んでるんだ。なんか可愛い。
竜8:えっ!あ、そ…そうかな?//
8:いいなぁ、特別な感じする。
マ8:これは…流れ的に、みんなククールの事が好きって事で合ってるかな?
8:あ、う…はい//
竜8:うん。そうだよ。
マ8:竜神王の僕は落ち着いてるね。
竜8:一応ククと結婚してるから。
8:け、結婚!?///
マ8:あ、コレって未来見せちゃった感じ?
竜8:どうかな…僕も特殊な未来だから。普通の僕はまた違う未来なんじゃないかな。
8:そっか…僕はまだ旅の最中なんだ。それに、僕が勝手にククールの事好きなだけだよ…。
マ8:わ〜お付き合い前かぁ〜!初々しいワケだね!
竜8:あったなぁそんな頃…。
8:ククールは親友なはずなのに。最近…僕、それだけじゃ足りなくて。
マ8:えっちなことしたい?(にこー)
8:えッ!?!?///(真っ赤)
竜8:…マイエラの僕は、なんていうかククみたいだね。性的な事に慣れてるって感じ。
マ8:まぁ、あそこで育つと色々あるんだよね。で、どうなの?(にこにこ)
8:え、あ、そのっ!なんというか!//
マ8:ククールとキスしたい?
8:ふぁ!?//
マ8:手繋いで、身体に触れたいよね?
8:え、あ…!?!?//
マ8:ククールに抱きしめて欲しくない?ベッドで。
8:…ぁ、わああ!!!///
竜8:はい、ストップ。こっちの僕には刺激が強すぎるから。(2人の間に割り込み)
マ8:あ〜…ごめんね?そちらの僕はすごくピュアなんだなぁ〜。これは可愛い。
竜8:そういう君は?ククとどこまで行ってるの?
マ8:あ、僕も無事に結婚出来ました(左手指輪)。
8:あ!それ…アルゴンリング?
マ8:あ、やば。コレも未来見せちゃった?
8:大丈夫、自分の生まれは分かってるよ。でも、ククールが僕にアルゴンリングくれたんだ、と思ったら…羨ましいなぁって。
竜8:大丈夫だよ。きっと君の世界のククールも君の事愛してくれる。そしたらプロポーズの時に貰えるから。
マ8:そうそう。ククールって聡いようでたまに鈍感だから、気付くまで時間かかるんだよね。
8:そうかな。こっちのククールは…多分女の子が好きだよ。
竜8:僕のククもそうだったよ?
マ8:僕も。
8:え…?じゃあどうして結婚できたの?
竜8:えーと、話すと長くなるんだけど。お互い好きなのに気付けてなくて、ある事がきっかけでククが僕の事迎えに来てくれた。そんな感じかな。
マ8:僕は…僕がずっとククールの事好きで、ある時それがククールにバレて。そこから意識してくれたみたい。
8:そうなんだ。…でも、結婚してもククールは女の子の事好きだよね?それって辛くない?
竜8:ううん。結婚すると意外と一途で、女の子の話しなくなったよ。
マ8:僕もそう。お付き合いしてても、プロポーズ受けるまでは遊びだと思ってたんだけどさ。気持ちが通じてからは、凄く大切にしてくれてると思う。
8:…そうなんだぁ。(ほわほわ)
マ8:…可愛い。
竜8:可愛いねぇ。
8:ククール…たまに手を繋いできたり、キスしたりしてくるんだけど、僕にはまだ何も…そういう事言ってくれないんだ。
竜8:…待って。それ、本当?
マ8:あのククールが手を繋ぐ?好きでもない男と??キスって口に??それ、絶対好きじゃん。
8:で、でも!いつも…確かめようとすると、エイトは可愛いなって言って誤魔化すんだ。
マ8:…どう思う?
竜8:時間の問題じゃないかな。
8:僕…どうしたらいいか分かんないよ。
竜8:君、ククに好きって言った?
8:え…?
マ8:そうだね、遠回りしてもいい事ないよ。ズバっと言っちゃおう。
8:え、えぇ!?//
竜8:で、僕に告白されて、それでも誤魔化すようなら、一回引いてみよう。
マ8:それ賛成。しばらく冷たくしてみるとか?効果ありそう。
8:え、そんな…出来るかな…。
竜8:ククに…ちゃんと好きだって言ってもらいたいよね?
マ8:万が一にも、その気無しにこの世界の僕にキスとかしてたなら許せない。ちゃんと確かめよう?
8:あ、う…//がんばり、ます。
マ8:可愛い。
竜8:可愛い。
8:も、もう!僕の話ばかりじゃフェアじゃないよ!そうだ、二人の所のククールはどんな感じ?結婚したら、ククールってどうなるの?
竜8:え?そうだなぁ…。あんまり変わらないけど…結構甘やかしたいタイプかも。あとすごくヤキモチやき。
マ8:確かに…なんだかんだ僕に甘いし。
8:いいなぁ…ラブラブなんだ。
竜8:ラブラブって…笑 でも、唯一無二って感じかな。
マ8:そうだね。パートナーを得た、そんな感じかな。
8:…いいなぁ。ククール、優しい?
竜8:うん。僕の事、よく見てるなっていつも思う。ククが甘やかすから、僕も知らないうちにワガママになってたりね。
マ8:あー分かるなぁ。なんだかんだワガママ付き合ってくれるよね、ククールって。
8:えっワガママ、言うの?僕が…ククールに??
竜8:…そうだよ?想像できないでしょ?僕が人にワガママ言うなんて。
マ8:ククールが言うには、恋人のワガママ聞くのは彼氏の特権、らしいよ。
8:うわぁ…かれし、かぁ//
マ8:…こんな可愛いのに、この世界線のククールは一体何をしてるんだろう。
竜8:本当にね。
マ8:竜神王サマ、どうしよう…僕、なんだかこの世界線のククール、虐めたくなってきた。
竜8:マイエラ君?
8:…え?
マ8:このまま、ただでこの可愛い僕が手に入ると思うなよって気持ち、ない?
竜8:…そう、だね。確かに…気持ちを伝えないまま、手を出してるのはちょっと許せないかな。
8:…あ、あのぉ??
マ8:決まりだね。…いい?公式の僕、次ククールに会ったら素っ気ない態度をすること。後、絶対手を繋いじゃダメ。キスも拒絶して。
8:え、あ…え??
竜8:そして何か聞かれたら、ちゃんと聞くんだよ。なんで、こんな事するのって。
マ8:そこで誤魔化すようなら、何にも言わないでその場を離れる。分かった?
8:う、うん。
竜8:自分を安売りしちゃダメ。ちゃんとククの気持ち確かめよう?
マ8:ククールの事、そわそわさせちゃえ。
8:う、うん!がんばります!!
※きゃいきゃいと作戦会議は続く。
②ククールside
竜9:…おい、言われてんぞ。
マ9:ってかお前、我慢できなくて手出してんじゃん。
9:…ぐ!!
竜9:まぁ…確かにオレも、旅してた頃は気持ちがバレちゃまずいって誤魔化してたけどさ。キスはやべーよ。キスは。
マ9:まぁ…したくなるのもわかるぜ?あいつが見上げてくるの、可愛いもんなぁ…。
9:そうだよな!?ダメなんだよ…気付いたらオレあいつに口付けてんだもん。キスしたら顔赤くなるのもたまんねーし。もーぎゅってしたくなるじゃん!?可愛いすぎ…!!
竜9:メロメロじゃねーか笑
マ9:だったら、なんで隠してんだよ。エイトが好きなんだろ?ちゃんと伝えればいいじゃん。
9:…旅が終わるまで、あいつの邪魔にはなりたくないって思って。
竜9:でも、結果我慢出来てねーじゃん。おまえの所のエイト、すげぇ不安そうだったし。
マ9:…で、エイトに手を出した分、誤魔化すように女に手を出すのも辞めろ。逆効果だ。あんまりいじめると、気付いたら手の届かない場所にいっちまうぞ。
9:だー!!ちゃんと言うって!世界平和にしたら…ちゃんとエイトに好きだって言う!
竜9:それまでは態度気を付けろよ。エイト泣かせるな。
マ9:さすが…旦那歴が長いと言う事ちげーな。
9:なぁ…エイトにプロポーズするの、不安じゃなかったのか?あいつは沢山の人に愛されてるから、そんなエイトに自分だけを見て欲しいって伝えるのは勇気が必要だったろ?
竜9:まぁな…でも、そんなのどーでもよくなるぜ?お前はまだ一緒に旅してるからいいけど、旅が終わったら…考えた事あるか?
マ9:そうそう。離れて初めて、エイトの存在のデカさを感じるというか。あいつのいない世界は、思いの外色がない。
9:そっか。…そうかもな。今の旅の生活だって、ずっと続く訳じゃないもんな。
竜9:……それに、両思いだって分かったエイトは、そりゃーー可愛いぞ?最っっ高!
マ9:分かる…!!オレに甘えてくるエイト…最高!!
9:あ、甘えて?エイトが!?
竜9:恋人になって、初めて寝た時の事…今でも忘れらんねーし。オレの腕の中にいるエイト。キスして、抱きしめて…幸せそうに笑うの。もー可愛いかった!!
マ9:オマケに、そっちのエイトは初々しそうだったな…あーゆーのもなかなか良いな。
9:逆にお前んとこのエイト、ちょっと積極的だよな。
マ9:まぁな。修道院でそだったら、みんなあのくらいなるだろ?でも、エイトはあー見えて根本がピュアだから。初恋がオレなの!可愛いだろ?
竜9:可愛い!!
9:でも、ベッドではすごそう。
マ9:すげーよ?積極的。自分の魅せ方分かってるし。色っぽい。
9:うああ…羨ましい!!抱きたい!!エイトの事抱きたい!!!好きだって言いたいーー!!!
竜9:…お前、本当に我慢してんだな笑
マ9:このオレ様がこんなに我慢するなんて、紛れもなく本命って事だ。
9:本命に決まってんだろ!こちとらオークニス辺りからずっと我慢してんだぞ!
竜9:あー(察し)。
マ9:確かに、なげーよな笑
9:エイト、ふつーに女に…なんなら男にもモテるし!本人は気付いてねーけどさぁ〜気がきじゃないんだっつーのこっちは。
竜9:まぁ、焦るな。あいつのために耐えてんなら耐え抜け。で、来たる時がきたら、その時はちゃんと言えよ?
マ9:エイトは1人で背負いがちだ。目を離すな。ずっと手をつないどけ。
9:ん…分かってる。
竜9:大〜丈夫!エイトとの結婚生活は最高だぞ〜!!メシも美味いし!
マ9:確かに。あいつのメシ、昔からなんか懐かしい味するんだよな。
9:ふは、あんたら胃袋つかまれてんじゃん。
竜9:キッチンでさ〜、味見して、とか言ってあーんってされてみ?新婚最高って思うぞ。
マ9:ベタだな笑
9:でも羨ましい…!!夫婦っぽい!!
竜9:夜も最高だぞ?この前なんてコスプレしてくれたし〜?
マ9:確かに、頼んだらやってくれるよな…押しに弱いってゆーか?笑
9:こ、コスプレ!!
竜9:普段とのギャップが、最高。
マ9:こちらのエイトも夜はすげーよ?もう全身でオレが好きってだだ漏れって感じ。たまんねーし。
9:…羨ましい。
竜9:ま、さっきの感じだと、お前のとこも時間の問題だろ?
マ9:夢のラブラブ生活の為に、もー少し我慢だな?
9:っし!!俄然気合い入ったぜ!!
竜9:(…ま、その前に。)
マ9:(さっきの話だと、エイトに冷たくされる生活がスタートしそうだけどな笑)
【完】
なんか、出来ちゃったので、とりあえず。
オチは、ないです。
完全俺得です。
はい。
エイト君sideでは、
竜8:長男
マ8:次男
8:末っ子
ククールsideでは
竜9:長男
マ9:次男
9:末っ子
そんな感じで書いてました。
たまにはこんな毛色のものも。
お読み頂き、ありがとうございました笑
2023.01.29 黒羽