那珂ちゃんと不穏なおじさんDM（仮）…の導入部「離脱状況は」

　敵軽空母の懐に酸素魚雷を炸裂させながら神通は言った。そのわずかな隙を見咎めるように、研ぎ澄まされた無数の殺気が殺到する。もはや精度は問題にならないほどの物量で襲い掛かる砲弾の回避は、神通をもってしても容易ではなかった。弾幕を中ほどまで抜けたところで右腕のカタパルトがひしゃげ、腰部の魚雷発射管の天板がえぐり取られる。後退する神通は即座に魚雷発射管を二基ともパージすると、すぐさま誘爆が起こった。爆風を利用しどうにか距離を取ることに成功する。破片が頬に赤い筋をつけた。
「竹、桃、共に後方三！　三海里です！」
「あなたたちも全速で離脱なさい」
「でも、それじゃ神通さんがっ！」
「離脱せよ、と言っているの」

既作品の追記・修正履歴9/5
●催花雨
5文字追記


6/28
●歪んだ永遠
この間久しぶりに読んだら体言止めで終わるところが多すぎて鳥肌が立つくらいムズムズしたので全部修正


6/24
●こたつを買う、ということ
誤字修正


4/26
●おなかフェチ瑞鶴　いち
至らない箇所を改稿しようとした結果ほぼ全面改稿に……。拙すぎるところのみ修正して、雰囲気を残そうと努力した。
　　https://www.pixiv.net/novel/show.phpid=13073155


4/18
●リナリアは夜に咲く　※たどたどしすぎる表現をわりとたくさん改稿（展開には影響なし）+500字
後半読んでて恥ずかしくて何回も休憩した。中二病ノート読んでる気分だった。
　　https://www.pixiv.net/novel/show.phpid=16582589