一緒がいい晴れて大学に合格し、俺と井田は一緒の部屋に住むことになった。
今日は家具選びの相談をしていた。
「ベッドはやっぱり」
「一緒が」
「別々が」
「「いいよな」」
「いいよな」の部分だけ重なる。
前半の言葉の不調和音にお互いが首をかしげた。
「え?井田。ベッド一緒がいいの??」
「青木は別々がいいのか?」
「いや、だってそりゃ…一緒だと緊張するし、意識するし…絶対寝れねーじゃん!」
井田とはえっちなことは、まぁちょこちょこしてる。
最後まではまだ一回だけ。
思い返すと未だに恥ずかしい。
「俺は毎日青木と一緒に寝たい。毎日抱いて青木を感じたい」
「はっ、はぁぁ!?お、お前真顔で何言ってんだよ!毎日はさすがに無理だろ!」
「なんでだ」
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