とっても貴重な君僕のことを勝手に祭り上げてくる人達は好きじゃない。
だって僕の話なんか全然聞いてくれない。僕とお話なんてしてくれない。ただ一方的に欲望をぶつけてくるだけだ。好きだ愛してる尊敬してるなんて慕ってくれてるように見えて僕の事なんかちっとも見えてない。見ようともしていない。
本当は僕なんかどうでもよくって、僕の炎に魅せられて、都合よく捻じ曲げた自分だけの理想を僕に押し付けようとするばっかりだ。
―でもそれは、僕の炎のせいだから。
―僕が"やりたい放題"で"炎"だから。
彼らの瞳にはいつだって僕の炎が映ってる。彼らの視界は僕の炎が占領してる。彼らをああしてしまったのは僕のせい。それなのに僕はガッカリしちゃう。「ああ、君もなんだね」って。寂しくって。友達が欲しいのに。遊んでくれる人が欲しいのに。君も狂っちゃうんだねって。
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