お久しぶりです、お姉ちゃん 目を開けると知らない天井だった、ってのは二回目かな…。
「次は何の部屋だよ…」
ベッドから降りて部屋を見渡す。ベッドとドアしかない狭い部屋。…どーせドアは開かないんだろうなぁ…。
まぁ念のためとドアノブを捻ると、ガチャと音が鳴り開いた。…………開くんかーい。まぁ開いた方がいいけどさぁ…。
そっと奥を確認すると、可愛いテーブル一つに椅子が三つ、部屋の真ん中に置いてあった。恐る恐る中に入ると、僕が出てきたドアとは別のドアが三つある他に、隅にちょっとしたキッチンがあり、コンロにはやかんが置いてある。……何だこれ。
「……一応、もっと確認しておくか」
火は…着く。水は…出る。戸棚の中には……お菓子とお茶やコーヒー類が、冷蔵庫にはジュースや牛乳などがあった。……お茶会でもしろと?訳がわからない。
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