『愚痴と告白』------------------------------
日が傾き、夕方に差し掛かろうという頃。
畑の野菜の収穫を無事に終えた悟空は、自宅に戻ってシャワー浴び、濡れた髪を拭いていた。
家の中は珍しく悟空一人だ。チチと悟天はCCのブルマの元に行っている。
悟天には一緒に行こうと言われたし、ブルマにも絶対に来なさいよ!と念を押されている。
だが悟空は、どうにも億劫だった。
ブルマはパーティー好きなのと、仲間内の生存確認の意味も含めて、よくこうした集まりを企画する。どちらかというと後者の方が理由としては大きいらしい。ブルマ曰く「そうでもしなけりゃ、孫くんみたいに何年も仲間に会わないでケロッとしてるヤツとかいるでしょ」とか。
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