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    たちはる(または、りっしゅん)

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    ツイートしないくせに小説を書くのを我慢できなかった。初めての小説 E🌐💜💚です。💜吸血鬼です。ほんとに少しだけ、最後に💙💚要素ある。甘めかも

    満月の夜に煌めく赤色の「ふあぁぁぁ~っ…。」
    夜も更け、一人部屋で作業していたエッドは一つ欠伸をする。
    「そろそろ寝ようかな。」と独り言をぼやく。きっとトムもマットも寝ているだろう。
    そう思い、机の上を片し、部屋の電気も消し、布団に入ろうとしたその時、ガチャッとエッドの部屋の扉が開く音がした。なんだと思いそちらを見ると、暗くてわかりにくいが恐らくマットであろう人影が見えた。
    「まっと…」
    眠たくて、呂律が回らない。「どうした」と、問いかけ。すると、
    「エッド…助けて…。」と言う。
    どうしたものかと思い、マットに近づくエッド。ようやっとしっかりと姿が見えるようになるとエッドは驚愕した。マットは吸血鬼になっていたのだ。
    「マット⁈」驚きのあまり少し大きな声を出してしまい、はっとしたエッドは自分の口を押えて小声で「ごめん…。」と言った。マットが何か決心したかのように言う。
    「…エッド…エッドの血が…欲しいんだ…!」
    少しの間沈黙し、エッドは「お、俺の…」と困惑の声を出した。
    「うん…早くほしいんだ…!お願い!」と吸血鬼特有の赤い目で見られる。このような姿でも困ったような顔をされると子犬みたいだと思ってしまう。
    エッドは少し「う~ん…。」と少し唸るような声を出すと
    「…いいよ…。マットのためだもん。俺のでいいならあげる。」と言った。
    「良いの⁈」と目をキラキラさせて喜ぶマット。「ただし!一つ条件がある!」と人差し指を立て、エッドは言う。「俺の死なない程度にしてね!」とマットに向かって言った。
    「そんなの承知の上で頼んでるにきまってるじゃん。早く、吸わせて。」と少しすねたような声で急かす。
    「ちょっと待ってよ…。」
    エッドがため息交じりに言う。
    「はーやーくー。かわいい僕が死んでもいいの?!」
    「わ!わかったから!静かにして!トムが起きちゃうでしょ?」
    (相変わらずお母さんみたい…。)と思うマット。
    「ほら…良いよ…。」とエッドが肩を出しマットが血を吸いやすいようにする。
    「ふふっ。じゃあいただきまーす。」とエッドの白い肩にマットの鋭い歯が迫る。
    ガブッ
    「っっっ…!」
    思いの外痛く、マットの服をきゅうっと握る。
    ぢゅっぢゅるっ
    「うぁっ…⁈くぅぅ…!」びくびくとエッドの体が跳ねる。
    んく、んく、とマットがエッドの血を味わうかのように喉を鳴らして飲む。肩をつかまれ、壁に押さえつけられているため逃げることなどできない。
    あとどれほど吸われるのだろうかと考えていると、
    「ねぇ、何考え事してんの。」と少し怒ったかのように言う。
    「へ…?」と呆然としていると「そんなエッドにはお仕置きね♪」といつもより低い声で耳元で囁かれる。
    「んっ…//やぁっ…//」
    「え?感じてんの?えっちだね♪」と言われ、腹が立ったが今マットに反抗したらどうなるかもわからないし、感じたのも事実なため、言い返せなかった。
    ぢゅっぢゅるるるるぅ!と、突然強めに吸われて
    「んあぁぁぁ!あぁっ…!」と喘ぐエッド。
    頭がふわふわして力が抜けてるときに、またぢゅるるっ、と一吸いされる。それを何度も繰り返され、快感で立てなくなりそうになるが、マットに逃がさねえぞとでも言われたかのように腰をグイッと引かれる。
    しばらくして、マットの歯が抜かれる。その時にエッドの肩についた吸い跡をペロっと舐められ、エッドの体がビクッと震える。エッドは、
    「ふぁっ…//う…//」と肩で息をし、整える。
    少しすると、落ち着いたようで、「ほんっとに何してくれてるの⁈」とご立腹の様子のエッド。ごめんごめんと少し笑いながら謝るも、ちゃんと罪悪感はあるマット。そして、またエッドの耳元で
    「ごちそうさま♡またエッドの血、頂戴ね♪」と囁いた。
    「…いやじゃなかったから考えておく…//」と照れつつもエッドは了承する。
    「ふふっ!ねぇ、エッド!月がきれいだね。」
    「っ…!…死んでもいいよ」
    エッドがふわりと笑い、その言葉を放つとマットの赤い目が月明かりに照らされ、きらりとルビーのように輝いた。




    後日、マットはしっかり元に戻っていた。しかし、朝起きるとトムに肩の噛み跡に気づかれ、「おいエッド、その肩のやつ、どこの馬の骨につけられたんだ?」と自分に向けての怒りではないが、すごい圧で言われたため、誤解を解くのに時間がかかった日であった。
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