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    たちはる(または、りっしゅん)

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    リクエストの日常に幸せを感じるほのぼの💙💚です。また短くてすみません。

    普通の日常「おい、起きろ。エッド。もう朝だぞ。」
    大好きな人の声が聞こえるけれど、眠気に負けてなかなか起きれない。
    「ん~…。にゃむにゃむ…。もう少し寝かせて…。」
    そうトムにお願いする。
    「…コーラ1日禁止にすんぞ。」
    「それはやだ!」
    そういって飛び跳ねて起きた。コーラは自分の眠りよりも大事だ。
    「相変わらずコーラ大好きだよな…。ほら、朝ごはん食べにキッチン行くぞ。」
    「はーい。」
    そういってトムとキッチンに向かった。

    「あれ?マットは?」
    「散歩っていうか宝物という名のゴミを探しに行った。」
    ゴミは言いすぎな気もするけどなぁ…と思うけれどまぁ確かに物が多すぎるから否めないよなぁ、なんて思う。
    「そうなんだ。マットは相変わらずだな。」
    苦笑いをした。

    朝ごはんも食べ終わり、服も着替えて、トムと二人で一緒にソファーに座りながらまったりとしていた。
    「…なあ、エッド。少し、散歩しに行かねぇか?」
    「ん?いいよ。」
    なぜかはわからないけれど、トムに一緒に散歩に行こうと誘われた。
    トムから誘うのは珍しいことではないけれど、目的地を言わないのは珍しい。
    「よし、行くか。」
    特に持ち物も持つことなく、手ぶらで行くことにした。
    「うん!」
    どこへ行くのかはわからないけれど、楽しみだ。


    「ねぇ、トム。いったいどこに行くの?」
    「秘密だ。」
    トムが悪戯っぽく笑う。
    「そっかぁ。」
    俺はそんな笑顔を見て、幸せになる。
    「ふふっ!早くどんな所かみたいなぁ!」
    「もうすぐで着くぞ。」
    きゅっとトムに手を握られた。
    びっくりしたけれど俺も優しく握り返した。
    ほんの少しだけ歩いたら
    「ほら、ここだ、着いたぞ。」
    「…!うわぁっ…!」
    そこは、俺が小さいころ、トムに秘密基地だって教えた場所だ。それに、一番最初に来たデートスポットだ。
    一面が様々な色と花で広がっていて、けれどとても綺麗で。懐かしくて。
    何度も見たことある、けれどすごく綺麗な景色だった。
    俺は周りを見渡した。
    一面が本当に綺麗なお花畑だった。
    「ふふっ。凄く目がキラキラしてるぞ。」
    そうトムに言われて
    「えっ?!あ、ごめん…。嬉しくてさ。」
    「喜んでもらえて良かったよ。」

    どれほどその懐かしい景色を眺めていたかは分からない。
    けれど、この景色を見れるということは、平和の証だ。
    代り映えのない一日に、幸せを感じる。
    「こんな普通の一日が幸せに感じるよな。」
    と、トムが言う。
    「俺も同じこと考えてた!」
    そして、向かい合って二人で笑った。













    いつまでもこの日常の中で幸せが続くわけじゃないけど、トムの隣にいることは変わらないでほしい。そう思った。
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