ハル分岐メモ書き(未完)分岐条件
アールを看取れない、寿命を占う占星術を外す
〈アールの死亡〉
数日(最短1日)の誤差なので、死んだ後すぐにグレイ家に行く。ちなみに彼らの故郷では火葬。
アールの家族から彼が死んでしまったことについて聞く。もしかしたら電話かも。
知らせを聞く直前まで会える気でいたらもう死んでるんだよなあ。
アールは多分、寿命が尽きて倒れた後に車に轢かれて、遺体はかなりぐちゃぐちゃかもしれない。
〈その後〉
なんにも忘れたくなくて記憶容量を必死に減らさないようにしている。だから誰とも関わろうとしないし、所帯なんて持てない。彼との思い出が薄れるから。山奥でひっそりと独りで暮らしています。彼の遺骨を少し貰って(許可はもらってる)、ピアスに加工してずっと身につけてる。そのために右耳に新しくピアスホール開けた。「痛みを忘れるな」の意味。アールは望んでないのにね。
ちなみにマリモは引き取らない。貰うのは遺骨の欠片だけ。
Q.ピアス加工用の骨が余ったら?
A.食べます。胃に収める。これで死ねないね。
〈心情〉
ハルは生きる意味とか今のハルの中身を、アールもといグレイ家から割ともらっているので、彼の死を見届けられないことがどれだけ辛いかという…。確かに彼の死生観は達観してるけど、それは理性であって感情ではないので。悲しくも寂しくもある。アールを看取ることは彼にとって義務で責任で役目。そして精一杯の愛情。看取るという行為によって、きちんと死を受け入れようとしている。だから、それができなかった時のハル。お別れができていない。せめてもの手向けもしてやれなかった無力感。「守ると約束した?看取ると誓った?巫山戯るな。どちらも守れてないだろうが。」と、自分が嫌になる。
そして、これは正規ルートでもそうだけど、ハルはアールに負い目がある。大昔の大魔術のせいで禍の星が生まれたとも考えられるので、自分が生きている=アールが死ぬ運命、みたいな考えが多少なりともある。
なので、ハルはどんなに自分が嫌になっても自死できない。「俺がアイツの分まで生きなければならない」「俺のこれからの生はアイツの死によって成り立っているのに死を選ぶのか?」と。真面目で優しいので死ねない。彼のことを思うなら死んではならない。生きなければいけない。これがハルの運命。
あとハルは救われたいとか思ってません。助けて欲しいなんて微塵も思ってない。彼は望んで生き地獄にいる。「アイツにもらった生を無駄にしない」これだけ。自分責めてるのもある。
〈蘇生術とか〉
蘇生術は絶対にしない。生き返るわけがない(そんな都合のいい魔法はない)と思っているのもそうだけど、それは強要だから。「あいつは続きなんて何より一番望んでいない」というのをわかっているのでやらない。100%成功するよ!となってもやらない。
時戻したりもしない。それは自己満だから。多分ハルは、世界軸は沢山あって、時間を戻してもこの世界線のアールはもう救えないという考え方なので、意味がないと感じる。もしかしたら、アールと普通に接することができない、生きていて欲しいと願ってしまう、みたいなのもあるかもしれない。あと倫理観。
〈アールの手紙〉
これは正規ルートでもある。
「辛くなったら忘れてくれていいよ。」と、一言だけ書いてある。
正規ハル→「バーカ。」破いて捨てて、紙切れが風で飛んでいく。(忘れるわけないだろ。)
分岐ハル→「忘れられるわけないだろ。」丁寧に折りたたんで大切に保管。持って帰る。