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    ▽会話文について▽
    今後は気が向いた時だけ更新します。
    完成させられる気がしなかったので、
    冬彰以外はほとんど削除しました。

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    (25/02/14更新)【冬彰】R18/冬弥が捨て犬の彰人を拾う話(会話文)

    未完成の作品。
    完成するまでは全体公開ですが、完成後はフォロワー限定公開に切り替えます。
    未フォローの方が最後まで読める形で投稿することはありません。

    #冬彰
    touaki

    過去に未完成の状態で投稿していた作品です。
    久しぶりに続きを書き足しました。

    *****

    ❏設定❏

    ・プロセカの衣装を元にしたネタ
    ・彰人→Naughty Dog
    ・冬弥→進級後のデフォルト衣装
    ・彰人が捨て犬として冬弥に拾われる
    ・冬弥は成人済みで一人暮らしをしている
    ・冬弥が彰人のことを犬だと認識している(謎)
    ・冬弥のみ外見が大人になっている
    ・そのため、二人の身長差や体格差が公式設定より開いている
    ・↑以外の設定は今のところ考えてない
    ・『Naught』=「わんぱくで言うことを聞かない」「行儀が悪い」 「いたずらばかりして大人を困らせる子」という意味らしいので、それっぽい感じにする予定
    ・最初から最後までご都合主義全開

    ❏本文❏

    冬弥「――――…………」
    彰人「――――…………」

    冬弥:土砂降りの雨の中で傘をさし、捨て犬を発見してしまったことに驚き、目を見開いている
    彰人:「拾ってください」と書いてあるダンボール箱に入れられている状態で、じっと冬弥の顔を見つめている

    〜場面転換〜

    彰人「……」
    冬弥「……」
    冬弥(思わず、連れ帰ってしまった……)

    彰人:すっかりとくつろいでいる様子で、パンケーキを頬張っている

    冬弥「腹は膨れたか」
    彰人「少し」
    冬弥「少し、か……今食べているそのパンケーキで、すでに四枚目なのだが……」

    彰人:呆れたような口ぶりで話してくる冬弥を尻目に、指先についたクリームをぺろぺろと舐め取っている

    冬弥「口の周りにもついているぞ」
    彰人「……」

    彰人:冬弥の言葉が耳に入っていないのか、もしくはわざと無視しているのか、指先についたクリームをぺろぺろと舐め続けている

    冬弥「……」

    冬弥:はあと溜息を吐くと、彰人の口元についているクリームを指先でぬぐう

    冬弥「一気に沢山食べようとするから、口の周りについてしまうんだ」
    彰人「……」
    冬弥「それに、手で掴んで食べているみたいだが……ナイフとフォークは使えないのか」
    彰人「逆に聞くけど、オレがそんなふうにお行儀よくちまちまと食うようなタイプに見えんのか」
    冬弥「……」
    彰人「なあ、おかわりは?」
    冬弥「……」

    冬弥:五枚目のパンケーキを要求しはじめた彰人をよそに、突然黙り込む

    冬弥(あの状況から察するに、飼い主に捨てられたのだろうが……首輪がついているし、本人の口からハッキリとそう告げられたわけではない……しかし、うかつに確認してしまっては、傷つけてしまう可能性がある……)
    彰人「おい……オレの話、聞いてるのかよ」
    冬弥「――……! すまない、考え事をしていた……」
    彰人「だから、パンケーキ」
    冬弥「え?」
    彰人「おかわり」
    冬弥「まだ食べるのか」
    彰人「食う」
    冬弥「分かった……だが、その前に風呂に入れてもいいだろうか」
    彰人「風呂?」

    彰人:風呂が苦手なのか、うっと顔をしかめる

    冬弥「嫌か?」
    彰人「……」
    冬弥「その様子では、かなり嫌そうだな……だが、家に到着するなりお前がパンケーキを要求してきたから、風呂は後回しにしていたというだけだ……雨に降られて、びしょ濡れの状態では風邪を引く」
    彰人「でも……」
    冬弥「でも、じゃない」

    彰人:冬弥に強い口調で咎められ、うっと口をつぐむ

    冬弥「俺の家に置いてほしいなら、言うことを聞いてもらう」
    彰人「……」
    冬弥「……」

    彰人・冬弥:突然無言になる

    冬弥「名前を聞いてもいいか」
    彰人「もう聞いてるだろ」
    冬弥「そうだな」
    彰人「……」
    冬弥「……」

    彰人・冬弥:再び無言になる

    彰人「彰人」
    冬弥「俺は、青柳冬弥だ」
    彰人「……」
    冬弥「……」

    彰人・冬弥:再び無言になる

    冬弥「彰人、こっちに来るんだ」
    彰人「……」

    彰人:しぶしぶといった様子で、重い腰を上げる

    ~場面転換~

    冬弥(まさか、自分で服を脱ぐことができないとは……犬を飼ったことがないから知らなかったが、こんなことまで飼い主が世話をしなければいけないのか……)
    彰人「寒い」
    冬弥「……! す、すまない……犬の服を脱がせた経験がないから、もたついてしまった……」
    彰人「もういい、自分で脱ぐ」
    冬弥「だが……」

    彰人:胸元のボタンを外そうとするも、冬弥以上にもたついてしまい、イライラとした様子で顔をしかめる

    冬弥「やはり、俺が脱がせる……」
    彰人「……」

    冬弥:ボタンを外そうとしていた彰人の手をやんわりと外させると、今度はテキパキとした動作で彰人の服を脱がせていく

    冬弥「これも、取るぞ」

    冬弥:あっという間に服を脱がせてしまい、最後まで残っていた首輪に手を伸ばす

    彰人「――……! これは、ダメだ!」
    冬弥「――――…………!」
    彰人「……」
    冬弥「……」

    彰人:冬弥の手から首輪を守ろうとするように、両手で首輪を隠している

    冬弥「分かった……」
    彰人「……」

    冬弥:その首輪が彰人と飼い主の絆の証であることに気がつくと、必死に首輪を守ろうとしている彰人の顔をじっと見つめ、どこか切ない気持ちになりながらそっと手を離す

    冬弥(こんなに飼い主のことを大切に思っているのに、俺の家に居着こうとするはずがない……やはり、不用意に傷つけるリスクを冒してまで、本人に確認するまでもないだろう……彰人は、大好きだった飼い主に、捨てられたんだ……)

    〜場面転換〜

    冬弥「気持ちいいか、彰人」
    彰人「……」

    彰人:冬弥に体を洗われながら、不安そうにぷるぷると震えている
    冬弥:体を震わせている彰人を気遣うように問いかけるも、無言で首を左右に振られてしまい黙り込む

    冬弥(それにしても……さっきは、体を見ないように気をつけながら服を脱がせていたから気がつかなかったが、これは……)

    冬弥:彰人の体に散らばる無数の赤い痕を見つめながら、ごくりと喉元を上下させる

    冬弥(彰人は飼い主に性的な虐待をされていたのだろうか……しかし、彰人が飼い主のことを大切に思っていることは明白だ……ならば、この痕は……)
    彰人「冬弥……ここ、触って……」
    冬弥「――――…………っ!?」

    冬弥:突然彰人に手を握られたかと思えば、その手を彰人の両胸の突起へと誘導され、驚いたように目を見開く

    冬弥「……」
    冬弥(やはり、そうか……)
    彰人「……冬弥?」
    冬弥(彰人は……飼い主とのそういった行為を、合意の上で行っていたのか……)
    冬弥「……」
    彰人「……」

    彰人:複雑な表情を浮かべて黙り込んでしまった冬弥を見つめながら、再び口を開く

    彰人「ご主人、様……」
    冬弥「――――…………っ!?」
    彰人「ご主人様が、オレを風呂に入れる時は……オレが不安にならないようにって、いつも……」
    冬弥「あ、ああ……ここを、触ってくれていたということか……」

    彰人:無言でこくこくと頷く

    冬弥「――――…………」
    冬弥(一瞬、俺のことを主人と呼んだのかと勘違いして、驚いてしまった……)
    彰人「……」
    冬弥「……」
    彰人「――……っ!?」

    冬弥:彰人に言われるがままに、両手を使って彰人の胸の突起を刺激しはじめる

    彰人「や……っ、ん、あ……っ、あ、んん……」
    冬弥「……」
    彰人「は、あん……っ、や、あ……っ、あ、う……」
    冬弥「……」
    彰人「ん、んん……っ、あ、あ……っ、や、あ……っ、あ、ああ……」
    冬弥「……」

    冬弥:彰人が段々と乱れていく姿に煽られてしまい、情欲に染まった瞳で彰人を見下ろしながら、ごくりと喉を鳴らす

    彰人「ごしゅじん、さま……っ、なん、で……」
    冬弥「――――…………っ!?」

    冬弥:彰人が発した言葉に一瞬で我に返ると、ハッと目を見開く

    冬弥「彰人、泣いているのか……」
    彰人「泣いて、ねえ……」

    彰人:ごしっと、赤くなった目元を手の甲で擦る

    冬弥「……」
    彰人「冬弥は、いなくならないよな……」
    冬弥「……」
    彰人「黙ってないで、なんとか言えよ……」
    冬弥「……」
    彰人「嘘でも、いいから……」
    冬弥「あき――」
    彰人「とうや」

    彰人:まるで涙腺が崩壊したかのように、ぽろぽろと涙をこぼしながら背後にいる冬弥を振り返ると、そっと両目を閉じて冬弥の唇にキスをする

    冬弥「――――…………っ!?」
    彰人「とう、や……オレ……さみしい……」

    彰人:物欲しそうな表情を浮かべながら、赤く潤んだ瞳で冬弥を見つめる

    冬弥「――……っ! 彰人、ダメだ!」
    彰人「おねがい、だから……とうや……」

    彰人:再び、冬弥の唇にキスをする

    彰人「なぐさめて……」
    冬弥「――――…………っ!!」

    彰人:ゆっくりと背後に向き直り、冬弥と向かい合わせの状態になって抱きつくと、チュッチュッと触れるだけのキスを繰り返す

    冬弥「――〜〜っ! すまない、彰人……」

    冬弥:すっかりと理性を失ってしまいながらも、わずかに残った理性で謝罪の言葉を口にすると、彰人を浴槽の縁に座らせる

    冬弥「痛くないか」
    彰人「少し、痛い……」
    冬弥「そうか、なら……」

    冬弥:クッションにできそうなものはないだろうかと、キョロキョロと周囲に視線を向ける

    彰人「このままで、いい……ここに座るのは、慣れてる……」
    冬弥「……」
    彰人「ご主人様に風呂に入れられる時は、よく、ここに座らせられてたから……」
    冬弥「そうか……こんな、固くて狭い場所で……」

    冬弥:「何度も、抱かれていたのか……」という言葉を呑み込むかたわらで、少量のボディソープを絡ませた指を彰人の中にヌプリと挿入する

    彰人「――……っ!? ん……っ、や、あ……」
    冬弥「……」
    彰人「は、あ……っ、ん……や、ああ……」
    冬弥「……」

    冬弥:段々と挿入する指の本数を増やしていき、緩急をつけて指を出し入れしたり、何本かの指でグニグニと中を押し広げたりしながら、着々と本番の準備を進める

    彰人「――……っ、や……あぁ、ん……!」
    冬弥「――――…………」

    冬弥:ちょうど本番の準備を終えたタイミングで絶頂に達したらしく、くたりともたれかかってきた彰人の後頭部を優しく撫でる

    冬弥「……」

    冬弥:思わず首輪に触れようとしていた手を空中で止めると、彰人が浴槽内に倒れてしまわないようにとその手を彰人の背中に添え、反対側の手でしっかりと反応を示している自身の性器の根元を掴むと、その性器を彰人の尻に宛がい、焦らすような態度で先端の部分を数回擦りつける

    彰人「ふ、あ……っ、あ、あぁ、ん……」
    冬弥「……」

    冬弥:今にも挿入されそうな状況にもかかわらず、いつまで経っても挿入してもらえないことに翻弄されているのか、じれったそうに腰をくねらせている彰人の様子にぞくりと身震いしながらも、申し訳なさそうに口を開く

    冬弥「すまない、彰人……」
    彰人「――……?」

    彰人:唐突に投げかけられた謝罪の言葉に疑問を感じたのか、涙で潤んだ瞳をぱちくりと瞬かせながらも、不思議そうな表情で冬弥を見上げる

    彰人「とう、や……?」
    冬弥(こんなことをするために、お前を拾ったわけじゃないんだ……)
    彰人「――――…………っ、や、ああ……!」
    冬弥「――……っ、……」

    冬弥:どこまでも無防備であり続ける彰人の尻に宛がっていた性器を根本まで一気に挿入すると、間髪を容れずに律動を開始し、彰人の中をじっくりと味わうような動きで奥を突き上げはじめる

    彰人「は、あ……っ、ん……んん……っ、や、んう……っ、とう、や……」
    冬弥「どこが感じる場所なのかが、分からないからな……ひとまず、角度を変えながら色々な場所を突いてみてはいるが……痛くはないか?」
    彰人「――~~っ、……」

    彰人:瞳から溢れそうなほどの大粒の涙を浮かべながら、こくこくと首を縦に振る

    冬弥「そう、か……」
    彰人「ふ、あ……っ、あ、ああ、ん……や、あ……っ、あ、ああぁ……」

    冬弥:すっかりと蕩けきった表情で断続的な喘ぎ声を漏らし続けている彰人を見つめながら、ふっと口元に笑みを浮かべる

    冬弥「その様子では、どこを突かれても気持ちがいいみたいだな」
    彰人「――――~~~~っ!!」

    彰人:ビクビクと全身を震わせながら呆気なく限界を迎えるも、前の飼い主にお風呂場では声を抑えるようにと躾けられていたせいか、咄嗟に口元を手で覆い声を押し殺しながら絶頂を迎える

    冬弥「――……っ、は、あ……」
    彰人「や、あ……っ、とう、や……も、う……」

    冬弥:絶頂を迎えた直後のためか、彰人が突然嫌々をするように両手を使って体を押しのけてくるも、欲望に命じられるままに彰人の背中を抱き寄せると、これ以上抵抗をされないようにと、がっちりと彰人の体をホールドしながら激しく奥を突き上げはじめる

    彰人「――――…………っ、や、あ……!? ま、まっ、て……っ、ら、らめ……っ、とう、やあ……! あ、ん……っ、や、ああぁぁ……!」
    冬弥「――……っ、く、う……!」

    冬弥:何度も繰り返し絶頂を迎えながらも、なかば強制的に与えられ続けている快楽から逃れようとするように必死に抵抗してくる彰人を力尽くで押さえつけながら、気が済むまで彰人の中を容赦なく突き上げ続けると、いつの間にか気を失っていた彰人の中に勢いよく欲望を吐き出し、ゆっくりと呼吸を整えながら両目を閉じる

    ~場面転換~

    彰人「……」
    冬弥「……」

    彰人・冬弥:ちゃぷんっと音を立てながら、二人で湯船につかっている

    冬弥「彰人、その……さっきは……」
    彰人「……」
    冬弥「……」

    冬弥:体育座りの体勢で自分の足の間にちょこんと座っている彰人の後ろ姿を見つめながら、なんと声をかけてよいか分からずに黙り込む

    冬弥「……」

    冬弥:先ほどから彰人のうなじの上で主張している首輪をじっと見つめ、いっそのことその首輪を引きちぎってしまいたいという衝動に駆られるも、先ほど出会ったばかりの彰人に対して独占欲のような感情を抱いている自分に戸惑いを感じている

    彰人「さっきは、なんだよ……」
    冬弥「――……!」

    彰人:いつまで経っても言葉の続きを発しない冬弥に痺れを切らせたのか、ぼそりとした口調で問いかける

    冬弥「あんなことをしてしまって、すまない……」
    彰人「あんなこと?」

    彰人:冬弥の口から謝罪の言葉が飛び出すも、なぜ謝られているのかを理解することができず、きょとんとした表情を浮かべる

    彰人「なんで、そんなこと言うんだよ」
    冬弥「……」
    彰人「まるで、悪いことでもしたみたいに」
    冬弥「……」

    彰人:再びちゃぷんっと音を立てながら、怪訝な表情で背後にいる冬弥を振り返ると、お互いに向かい合わせの状態になる

    彰人「それじゃ、まるで……」
    冬弥「……」
    彰人「オレのご主人様が、悪いやつみたいだろ」
    冬弥「……」

    冬弥:前の飼い主が自分にしていたことが悪いことだと理解できていないのか、敵意のある眼差しを向けてくる彰人を哀れに思いながらも、ゆっくりと口を開く

    冬弥「ああ、そうだ……お前のご主人様は、悪いやつだ」
    彰人「……」
    冬弥「……」

    彰人・冬弥:まるで二人の周囲だけ時が止まったかのように、しんと静まり返る

    彰人「――――……っ、な……!」
    冬弥(人間基準の話ではあるが、成人と未成年が性行為をすることは禁じられているからだ……と言っても、犬の彰人には伝わらないだろうな……動物との性行為に関しては、日本ではとくに禁止されていないらしいが……)

    冬弥:大好きなご主人様を侮辱され、怒りに震えながら自分を睨みつけてくる彰人の顔を、無表情で見つめ返している

    冬弥(それに……恐らく、彰人にとってのご主人様は唯一無二の存在なのだろう……初めて自分を愛してくれた、たった一人のご主人様で……そんな相手に求められれば、逆らうことなどできないはずだ……むしろ、そんな相手のすることが悪いことだなどと、考えられるはずもない……そして、段々とその行為は愛情を確認するための行為へと変わっていき……今の彰人は、もはやその行為なしでは生きていけなくなってしまったのだろう……)

    冬弥:彰人本人から聞いたわけではない前の飼い主との境遇を勝手に想像しながら、すっと目を細める

    冬弥「だが」
    彰人「あっ……」

    冬弥:突然グイッと彰人の腰を抱き寄せると、硬くなった性器を彰人の尻に押し当てる

    冬弥「きっと……俺のほうが、もっと悪いやつだ」
    彰人「とう、や……」

    冬弥:湯船の中で彰人の体を向かい合わせのまま抱え上げると、下からゆっくりと性器を挿入していく

    彰人「ふ、う……っ、あ……とう、や……っ、あ、あ……っ、ん……」
    冬弥「――……っ、……」

    冬弥:性器を根元まで挿入し終えると、ぱちゃぱちゃとお湯が跳ねる音を立てながら律動を開始する

    彰人「や……っ、あ、ああぁ……! とう、や……っ、だ、め……っ、い、く……」
    冬弥「早いな……それとも、さっきの余韻がまだ残っているのか?」

    冬弥:ふっと笑みをこぼしながらそう問いかけると同時に、必死にしがみついてくる彰人の体を優しく抱きしめるも、ぱちゃん!ぱちゃん!と激しくお湯が跳ねる音を響かせながら、容赦ない突き上げを続ける

    彰人「――――〜〜〜〜っ! ん……っ、や、あ……っ、あ、ああぁぁ……!」
    冬弥「――――…………っ、…………」

    彰人:ビクンッ!と大きく背を仰け反らせながら呆気なく絶頂に達すると、はあはあと息を乱しながらくたりと冬弥の体にもたれかかる
    冬弥:彰人が絶頂を迎えた際の締め付けに耐えられず、彰人の中に勢いよく射精する

    彰人「――……っ、あ、う……」

    彰人:冬弥の精液によって体内の奥深くまで犯される感覚にぶるりと身震いしながらも、甘えるような仕草で冬弥の体に頬をこすりつける

    彰人「とう、や……おしえて……」
    冬弥「なんだ」
    彰人「あかちゃん、は……いつできる?」
    冬弥「え?」
    彰人「とうやの、あかちゃんほしい……」
    冬弥「――――…………」

    彰人:ゆっくりとした動作で冬弥の体に預けていた頭を上げると、とろとろに蕩けきっただらしない表情と同時に、どこか恍惚とした表情を浮かべながら、困惑した表情を浮かべている冬弥の顔をじっと見つめる

    冬弥「一体、なにを言って……」
    冬弥(人間のように性教育を受けられないからだろうか……男同士では子供を授かれないことを知らないのか……いや、それ以前に人と犬では……)
    冬弥「……」

    冬弥:困惑した表情を浮かべたまま、先ほどの質問への回答を待ち続けている彰人の顔をじっと見つめる

    冬弥「お前のご主人様は、その質問に対する答えを教えてはくれなかったのか」
    彰人「――――…………」

    彰人:冬弥の回答に対する期待からか、先ほどまで瞳に宿っていた恍惚とした光が一瞬で消え去ると、どこか呆然とした表情で冬弥を見つめる

    冬弥(少し、意地悪だったか……)

    彰人:冬弥の回答に落胆した素振りを隠すことなく、これ以上ないほどに悲しげな表情を浮かべながら顔を伏せると、ゆっくりと口を開く

    彰人「少し、前から……」
    冬弥「……?」
    彰人「ご主人様が、家に知らない女の人を連れてくるようになって……」

    冬弥:彰人の口から溢れた言葉にはっと息を呑むと同時に、なにかを察したかのように両目を見開く

    彰人「その女の人のお腹には、ご主人様の赤ちゃんがいて……」
    冬弥「……」
    彰人「ご主人様は……赤ちゃんができたから、オレとは暮らせなくなったって……」
    冬弥「……」

    冬弥:予想はしていたものの、本人の口から捨てられた経緯を聞くのがつらくなったのか、わずかに眉根を寄せながら視線をそらす

    彰人「だったら、きっと……」
    冬弥「……」
    彰人「オレと冬弥の間に赤ちゃんができたら、冬弥は、オレを捨てない……あの女の人みたいに、大事にしてもらえる……なあ、そうだろ、冬弥……!」
    冬弥「……」

    冬弥:彰人から視線をそらしたまま、黙り込んでいる

    彰人「オレ、ご主人様を困らせてばかりで……よく命令を無視したし、イタズラもしたし、そのたびに怒られちまってたけど……本当は、怒られたくてやってた時もあったんだ……いい子にしてるだけじゃ、手間のかからないよく出来た子だって放っておかれるけど……怒られるっていう悪い出来事でも、構ってもらえないよりは嬉しかった……ご主人様の愛情も、関心も、独占できたみたいで……だから、ご主人様に捨てられるなんて……オレ、一度も、考えたことがなかった……」
    冬弥「……」
    彰人「オレ、いい子になるから……もう二度と命令を無視しないし、イタズラもしない……冬弥がエッチなことをしたいなら、いつだって受け入れる……さっきみたいに、抵抗したりしない……ご主人様に捨てられたみたいに、冬弥にも捨てられないように、がんばるから……絶対に、いい子になるから……だか、ら……」

    彰人:わずかに声を震わせながらも必死に想いを伝え終わると、赤くなった瞳で冬弥の両目をじっと見つめる

    彰人「冬弥は……オレのこと、捨てないで……」
    冬弥「彰人……」

    彰人:ついに我慢することができなくなったのか、ぽろぽろと涙をこぼしながらそう言うと、冬弥の体にすがりつくように抱き着きながら肩口に顔を埋める

    冬弥「……」

    冬弥:堰を切ったようにしゃくり上げながら大声で泣き続ける彰人を不憫に思うも、それ以上に愛しいという感情が沸き起こってきていることに気がつくと、そっと両目を閉じながら彰人の後頭部を優しく撫でる

    冬弥「前言を、撤回しなければいけないな」
    彰人「――……!」

    彰人:冬弥が発した言葉の意味が分からず、不安そうな眼差しで冬弥を見つめる

    冬弥「俺は、さっき……お前のご主人様は悪いやつだが、俺のほうがもっと悪いやつだと言っただろう」
    彰人「あ……」

    彰人:冬弥が言わんとすることに気がつくと、前の飼い主への愛情の現れか、ムッとした表情を浮かべる

    冬弥「その前言を、撤回させてもらう」
    彰人「……」

    彰人:むむむっと納得がいかないような表情を浮かべると、軽く冬弥を睨みつけながら黙り込む

    冬弥「どうした」
    彰人「……」
    冬弥「今日からいい子になるんじゃなかったのか」
    彰人「……うるさい、バカ冬弥」
    冬弥「ふっ、言ってくれるな」

    冬弥:そう言いながら微笑みを浮かべると、ワシャワシャと彰人の頭を撫でる

    冬弥「お前は、いい子になんかならなくていい」
    彰人「――――…………」

    彰人:冬弥の笑顔と頭をワシャワシャされたことにキュンとしたのか、ぽーっとした表情で冬弥を見つめる

    冬弥「……」

    冬弥:彰人がキュンとした瞬間にいまだに繋がったままだった内部がきゅっとしまり、彰人と繋がっていたことを思い出すと同時にすっと目を細める

    冬弥「彰人、高い高いだ」
    彰人「は?」

    冬弥:そう言うと同時に彰人の両脇に手をはさむと、彰人の体を軽々と持ち上げる

    彰人「――――…………っ!? や、ん……っ、あ、あぁ……!」

    冬弥:ズルンッ!と勢いよく彰人の中から性器を引き抜くも、なぜかそのままの体勢で彰人の顔をじっと見つめる
    彰人:突然の刺激にビクンッ!と激しく体を震わせたかと思うと、高い高いの体勢をとらされたまま、生理的な涙を浮かべた目で冬弥を睨みつける

    彰人「――〜〜っ、冬弥、バカにしてんのか!」
    冬弥「いや、そんなことはない」
    彰人「いい加減に降ろせっての、バカ冬弥!」
    冬弥「ふっ……やはり、お前はいい子には程遠いな」

    冬弥:そう言いながら意味深な微笑みを浮かべると、彰人の体を姫抱きで抱え上げる

    彰人「――……っ!?」
    冬弥「……」
    彰人「とう、や……?」
    冬弥「……」
    彰人「どこに、行く気だよ……?」
    冬弥「寝室だ」
    彰人「しん、しつ……?」

    彰人:はっと息を呑むと同時に、頬を赤く染める

    彰人「……」
    冬弥「……」

    彰人:冬弥の目的に気がついた様子で突然大人しくなると、頬を赤く染めたまま、ぎゅっと冬弥の体を抱きしめる

    彰人「……」
    冬弥「……」

    冬弥:寝室に到着するなり彰人をベッドに押し倒すと、彰人の頬を優しく撫でる

    彰人「とう、や……オレ……」

    冬弥:何事かを口にしようとした彰人の唇に、そっと人差し指を宛てがう

    彰人「――……!」
    冬弥「……」

    冬弥:まるで「何も言うな」とでも言うように微笑みを浮かべると、お風呂場での情事によってすでにとろとろになっている彰人の中に、ゆっくりと性器を埋め込んでいく

    彰人「――……っ、あ……っ、あ、ん……」
    冬弥「再び、前言撤回だ……やはり、お前のご主人様より、俺のほうが悪いやつだったようだな」
    彰人「や……っ、ん、あ……っ、あ、ああ……」
    冬弥「初めて会ったばかりのお前を……すでに、三回も犯している」
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