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    @t_utumiiiii

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    ※謎時空探偵パロ(1990年代を想定)
    Mr.ミステリーが男やもめのレオ・ベイカーの依頼を受けて失踪した娘の行方を探す二次妄想です(還…パロ)

    かつては軍服を纏い、雇われ兵士として傭兵部隊での任務に打ち込んていた彼は、今はいかにも探偵然とした青地のインバネスコートを身にまとい、「Mr.ミステリー」という名の私立探偵として事務所を構え、日々の労働に励んでいる。その通り名を(ふざけた名前だ)と感じる程度の感覚は彼にも備わっていたが、かといって、それは彼にとって気に病んだりするほどのことでもない。名前は何ら重要なことではない。仕事は仕事だ。
    「私立探偵Mr.ミステリー」という姿は、都市における擬態である。彼は時折、“雇い主”からの指令を受けて任務行動を行う。その際に、退役軍人として物々しい格好を揃えていくよりは、私立探偵の外装を整えていたほうが容易く対象に接近し、「任務」をこなしやすい。それだけのことだ。

    ある冬の日、彼のもとに一人の男が、薄汚れたスウェットというラフな格好で飛び込んできた。
    「娘がいなくなったんだ」と訴えるその男は、巨漢と言ってもいい立派な体格をしている。しかしその必死の訴えは、若干異臭がする寝間着のような格好のせいで、警察では浮浪者の世迷言と相手にされなかったらしい。男の手には、Mr.ミステリーが私立探偵の外装をいっそう整えるために撒いた宣伝チラシが、さながらちり紙のように握りしめられている。
    「あの女、離婚した妻が、勝手に連れ出したのかもしれない、あの子を、リサを……ああ先生! どうか娘を探していただけませんか、先生……」
    巨躯を縮めて床に這いつくばる男やもめの杜撰なその身なりから、成功報酬には期待できそうにもない。しかし、直近で“雇い主”からの連絡はなく、ちょうど彼は暇を持て余しているところだった。私立探偵の外装をよく取り繕うために、素人からの依頼をある程度はこなすべきだろう。Mr.ミステリーは男からの依頼を引き受けることにした。
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    @t_utumiiiii

    DOODLE公共マップ泥庭

    ※日記のないキャラクターの言動を背景推理等から捏造
    ※捏造荘園設定
    一曲分(泥庭) 大勢の招待客(サバイバー)を招待し、顔も見せずに長らく荘園に閉じ込めている張本人であるのだが、その荘園主の計らいとして時折門戸を開く公共マップと言う場所は、所謂試合のためのマップを流用した娯楽用のマップであり、そのマップの中にもハンターは現れるが、それらと遭遇したところで、普段の試合のように、氷でできた手で心臓をきつく握られるような不愉快な緊張が走ることもないし、向こうは向こうで、例のような攻撃を加えてくることはない。
     日々試合の再現と荘園との往復ばかりで、およそ気晴らしらしいものに飢えているサバイバーは、思い思いにそのマップを利用していた――期間中頻繁に繰り出して、支度されている様々な娯楽を熱狂的に楽しむものもいれば、電飾で彩られたそれを一頻り見回してから、もう十分とそれきり全く足を運ばないものもいる。荘園に囚われたサバイバーの一人であるピアソンは、公共マップの利用に伴うタスク報酬と、そこで提供される無料の飲食を目当てに時折足を運ぶ程度だった。無論気が向けば、そのマップで提供される他の娯楽に興じることもあったが、公共マップ内に設けられた大きな目玉の一つであるダンスホールに、彼が敢えて足を踏み入れることは殆どなかった。当然二人一組になって踊る社交ダンスのエリアは、二人一組でなければ立ち入ることもできないからである。
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