キr誕アフターアsキr未満アスランは一人、ミレニアム艦内の通路を歩く。
元々勘は働きやすい方ではあるが、幼馴染みの動向に関しては殊更それが鋭くなる自信があった。
今日はキラの誕生日で、彼を慕う部下、ミレニアムやAAの乗組員達にそれはそれは盛大に祝われただろう。
アスランも休暇を申請してはいたけれど、忙しい身である為なかなか解放されず、ミレニアムに到着出来たのは日付けが変わるまであと数時間という刻であった。
遅い時間であるにも関わらず快く乗船を受け入れてくれたコノエ艦長への挨拶もそこそこに、アスランは足早にキラの居場所を目指す。
部下達による誕生パーティーをむず痒く受け入れた後は、きっと一人になれる場所で辛気臭いことでも考えているだろうと当たりを付けていた。
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