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    shirokonatake

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    shirokonatake

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    K暁でも暁KでもK+暁でも、何でもいいから、暁人くんと別れた後、自分が死んだことを実感して自責の念で暗い処へ堕ちるKKを救い上げる暁人くんの話が読みたい…。ってなったので読みたい部分だけ書きました。

    バッドエンドにはさせねぇ!伊月暁人。
    突拍子もないことをしたり、頑なで言うことを聞かなかったり、初めこそどうしてこんなヤツに、と嫌気が差したが、此処へ来てもう会って話せないのだと思うと名残惜しさを感じてしまう。暁人はあの夜を越え、懸命に生きることを決めた。しかし、自分はどうだ?一時彼と行動を共にし闘って、結果只の死人になった。一体俺の努力を誰が認めてくれる?
    ーだめだ。こんなことは考えるな。自分で選んだ道じゃないか。
    …あぁ、何で俺は…。
    足元から冷たいナニカに身体が犯されていく感覚がする。寒い、暗い、動けない。
    気が付けば何もない、何処までも暗い場所に居る。なんだ、死んでも直、冷さを感じるのか…。こんな状況でもまだ諦め切れない自分に心底呆れる。まだ彼との繋がりがあることを信じ、願う。

    ー暁人、
    どうか俺のことを忘れないでくれー

    「KK?」
    ふと別れた筈の彼の声が聞こえた気がして後ろを振り返る。だが其処には今しがた潜ってきた鳥居が在るだけだった。
    (気のせいか…。)

    はい。こっからなんやかんやあって暁人くんがKKを救い上げます。

    此処へ来てどれくらい経ったのか、凄く長い時間が流れたのかもしれないし、まだほんの数時間程度しか経っていないのかもしれない。
    「…!」
    ふと誰かの声が聞こえたような気がして辺りを見回す。しかし、こんな場所に誰が居るわけでもなく、ついに幻聴まで聞こえるようになったのかと自嘲する。と、「…!」
    再び声がした。今度は気のせいじゃない。注意深く声のする方へ意識を集中させる。
    いつか聞いた声。とても懐かしい声。
    「KKっ!!」
    『ッー!?』

    今ハッキリと聞こえたその声の主の名前を、かつて相棒だった彼の名を叫んだ。
    『暁人ッ!!!』

    ※ ※ ※
    KKとの繋がりがあると知ったのはあの夜から一ヶ月程が過ぎた頃だった。
    KKが身体から出て行ったことでエーテルを撃つことは出来なくなったが、霊視の力だけは残っていた。ある日何の気なしに霊視をしたところ、初めてKKが身体から引き剥がされた時に見た彼と自分を繋ぐ黒い靄があることに気が付いた。成仏したら消えるものだと思っていたため、どうしても靄が繋がる先が
    気になり、辿ってみることにした。
    するとどうやら靄はあの日KKと別れた鳥居の場所に向かっているらしい。近くづくにつれ靄が濃く、ハッキリと視える様になり、それがKKの存在を明確にしていった。
    (この先にKKが居る…!)

    「KKッ!KKーッ!」
    名前を呼びながら靄の先へ急ぐ。
    『暁人ッ!!』
    突然自分が探し求めている声が聞こえた。
    思わず立ち止まり辺りを注意深く見回す。目についたのは異様に黒く靄が立ち込めている場所。
    近付き名前を呼んでみる。
    「KK?」

    『暁人!』
    声が帰ってきた。
    自然と口角が上がる。
    「見つけた…!」
    靄に手を伸ばす。

    ※ ※ ※
    暁人の声は確実に近付いている。
    鼓動が早くなり、この場所から出ようともがく。が、全く足が動かない。
    暁人の声がする方へ必死に腕を伸ばす。
    『っ、暁人…、』
    そして、伸ばした腕を何かが掴んだ。

    ※ ※ ※
    靄の中に手を入れると、其処は痛みを感じる程に冷たかった。
    (此処にKKがいる。)
    慎重に中を探ると何かに触れた。
    すぐにKKだと確信し、決して離さないようにしっかりと掴み、強く引き上げる。
    「KK、アンタが居るべき場所は此処じゃない。」

    ※ ※ ※
    掴まれた腕から温かいものが伝わってくる。あぁ、暁人だ。そう感じ、自分を引く強い力に身を任せた。

    気が付けば山道。足元には暁人が尻もちをついている。戻ってきたのだ。

    『…暁人…。』
    名前を呼べば此方を見て柔らかく笑う。
    「KK、おはよう。よく眠れた?」
    久々に会って開口一番、嫌味を言う彼を前なら生意気なヤツだと憎たらしく思っただろうが、今は彼の表情、声、言葉、全てが恋しく、堪らないものだった。
    『あぁ、お陰様でな。…もう暫くは眠りたくないく
    らいだ』
    「あははっ。そっか、そうだよね。
    遅くなってごめん。」
    『いや、来てくれてありがとう。』
    「素直だね。…泣いてる?」
    『そう見えるか?まぁ、相棒との久々の
    再会だからな。』
    「まだ相棒って呼んでくれるんだ?」
    『何だ、嫌か?』
    「いや。嬉しいよ。」
    『…なあ、相棒。』
    「何?」
    『そろそろ立ったらどうだ?』
    「…手を貸してくれないの?」
    『はぁ、仕方ねぇな、』
    「助けてあげたのにもうその態度かよ」
    お互い小言を言いながら手を差し出す。が、それを掴むことは叶わなかった。
    『……。』
    「…ぶっ!、ふはははははっ!そっか、そうだよね、KKは死んでいるんだったっ!」
    『お前…嫌味を言うのも大概にしろよ?』
    「事実だろ?」
    『はぁ~…』
    「まっ!いいじゃん、無事に戻ってこれたんだからさ。ほら、また一心同体、ひとつになろうよ。」
    『もっと言い方ないのか?』
    「なんだ、こないの?」
    『…まぁ、このまま行く当てもなくただ漂うってのはゴメンだからな、』
    「うん。」

    あぁ、やっと戻れる。
    こんなにも穏やかな気持ちになるのはいつ振りだろうか。

    「お帰り、KK。」
    『ただいま…暁人。』
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