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    yuyugaga4

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    yuyugaga4

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    春先の浮かれた五夏♀
    傑が妊婦の安定期ボテ腹セックスです。

    春コミの隠し無配でした。

    うさぎを右に 背中を丸めて寝ころぶすぐるの後ろにそっと近づき、こちらを振り向かないことを良いことにさとるはがばりと大きく両手を広げた。
     そしてその背中によいしょと乗っかりながらじゃれる様に頭や腹を押し付けると、ぴくりとすぐるの耳が動く。
    「重い」
    「そうでもないでしょ」
    「寝てたんだけど」
    「起きたじゃん、おはよ」
     さとるはすぐるの上から動こうとしないまま、ちゅ、ちゅ、と頬に唇を寄せ、しまいには足で挟んだ腰をがっちりとホールドしてしまう。
     この場から退く気はさらさらないのだろう。
     ごりっと尻に当たる存在がそれをまた物語っている。
    「その硬いのしまってくれない?」
    「すぐるの中に?」
    「馬鹿」
     そう答えたもののすぐるもくすくすと笑いながら、背中に乗っかったさとるを無理矢理下ろそうとしたり、足蹴にしようとしたりはしない。
     寝起きのわりに機嫌が良いのだろう。
     すぐるも乗り気であることはふわふわのしっぽの様子からもよくわかったし、そうくればさとるがその機会を逃すわけもない。
     こうして背中に乗っかり、においを嗅いだだけでごりごりと硬くなったペニスをすぐるの尻の下に潜らせると、そのまま腰を進めてずぶりと挿入してしまう。
     ぞくぞくっとすぐるの背中が震え、ぐっと縮こまる様に身体を丸めながらもさとるから逃げることもなく体勢を安定させる。
     それどころか挿入しやすい角度にまで姿勢を調整してくれるので、さとるは腰をすぐるの尻に押し付けると、早速かくかくと前後に揺れ始めた。
     きゅんきゅんとすぐるの中が締まってペニスは奥へと導かれる。
     さとるより体温が高く、ずしりと柔らかいすぐるの胎の中に夢中になりながらさとるはひたすらに腰を動かし、そしてびゅくっと中へと射精した。
     はふっとさとるはすぐるの背中に再び崩れ落ち、しなりと耳を垂らす。
    「もう、やっと産まれるのにまた出来ちゃうよ」
    「楽しみだね?僕たくさん毛づくろいするからさ」
     さとるが中に出したすぐるの胎の中にはもうだいぶ育った子うさぎが数匹眠っており、誕生を今か今かと待ちわびている。
     ぺたんとさとるはすぐるの上から降りると、甲斐甲斐しく耳の裏の毛づくろいをし始める。すぐるはそれにうっとりとするように身を委ね、ごろりとその場に転がった。
     そうやって白と黒の二匹のうさぎがふすふすと鼻先を寄せ合い、仲睦まじく寄り添いながらしばらくお互いの匂いを嗅いでいたかと思うと、白いうさぎはしばらくもしないうちにまた黒いうさぎの上に乗っかろうとしているのである。
     そんな二匹の様子をケージの外から覗き込みながら、傑は大きく膨れた自らの腹を撫でた。
     この中で飼っているうさぎは番いで、黒い雌のうさぎは確か妊娠していたはず。それなのに白い雄のうさぎは遠慮なく乗っかって腰を揺らしているものだから、うさぎの性欲の強さは噂通りなんだろうとぼんやりと考える。
     そういえばうさぎって重複妊娠できたんだっけ?つまり、今いる胎児が産まれてくる前にまた新しい命を身籠れてしまうのだ。
     ちょっと信じられないが、うさぎにはそういうこともままあるらしい。
     それに伴ってこの二匹もまさにこんな様子なのだ。
     もしかしてそんなことになってしまう?
     じとっと注がれる傑の視線に構わず交尾を続ける二匹のうさぎ。
     妊娠中のこの黒いうさぎと、自分の状態はほとんど同じだろうと傑は思うのだった。
     自身も妊婦であり、安定期を迎えたこの胎の中には悟との赤ん坊がすくすくと育っている。
     そして当たり前だが悟とのセックスは半年以上していない。
     体調から何からそれどころではないのはもちろん、そもそも妊娠中は性欲が減退するものだと聞いていた。しかし自分はそうでもないらしい。
     この飼っているうさぎのように…とまではいかないが、だいぶ身体を持て余している傑は少なからず二匹のうさぎに対して羨ましく思う気持ちを抱かずにはいられなかったのである。
     じりじりとしたもどかしさが傑を理性と本能の間でぐらつく。
     そんな傑に遠慮する事もなく交尾を続ける二匹が揺らすケージの音を聞いていると、ぱたんっとリビングの扉が開く音がそこに滑り込んできた。
     風呂掃除を終えた悟がまくった袖を直しながら傑のもとへ歩いてきたのだ。
    「あれまたやってる」
     元気だよねそいつら。と悟もケージを覗き込んで、重なる二匹にふっと笑う。
    「良いじゃないか。仲良くて」
    「ま、そうだね」
     傑はあえて悟の方を振り向かずに言った。
     本当は今日までにこちらから誘おうかと何度も考えた。
     だが傑は、今更ながらの気恥ずかしさと、はしたないと思われたくないという気持ちがブレーキとなってしまって寸でのところで言葉を飲み込んでしまっていたのである。
     自分たちはうさぎじゃない。
     でもうさぎだったら良かったな。なんて思ってしまう。
     あの二匹のうさぎほどではないだろうけれども、発散されない劣情は傑の中で溜まる一方。しかしそんなこと口に出して言えるはずもない。
     やっぱり悟がいない間にでもこっそりひとりでして我慢しとこうかな…
     といったことを考えていると、突然悟がのしっと傑の背中を抱くように寄りかかって来たではないか。
     それはまるであの白いうさぎのようで、思わずどきりと胸を高鳴らせてしまう。
    「そんなに見てるとこの子たち照れちゃうんじゃない?」
    「…交尾に夢中だから気づかないさ」
    「はは、確かに」
     どきんどきんと傑の心臓が鳴る。
     すると悟は「ねえ傑」と、傑の耳元で囁いた。
    「傑も仲良くしたくなっちゃった?」
     そっと悟の手が傑の下腹からすいっと撫でる様に下がっていく。
    「……」
     図星を突かれたせいで思わず傑は黙りこくってしまったものの、悟には十分通じていたらしい。
     熱い身体が背中に押し付けられ、悟は言った。
    「僕らもしよっか?セックス」
    「…うん」
     ごくりと傑の喉が鳴った。


     手を取られて寝室に行き、広いベッドの上に座らされると心臓はいつも以上に激しく鼓動してとてもうるさい。
     頬は赤く火照り、頭の中はあっという間に真っ白になってしまうものだから自分で脱ごうとした胸元のボタンもうまく外せず、指先が滑って思わずもたもたとしてしまう。
     初夜だってこんなにどきどきしなかった。
     それどころか散々やって、こうして子どもができて、それから久しぶりにするといった慣れに慣れ切った状況であるはずなのに、なんだか変に照れて悟の前でなかなか脱ぐことができなかったのである。
     そんな傑の様子を見ながら悟は、新品のコンドームの箱を片手にベッドまで戻ってくる。
     そして胸元のボタンに触れる傑の指先をそっと掴んだ。
    「僕にさせてよ」
    「え、いや…」
    「いいから」
     そう言って悟はぷつぷつと順番にボタンと外し、胸元を首が通るくらいにくつろげると「はい万歳」と子どもに言うように傑に呼び掛けた。
     傑は素直にその言葉の通りに両腕を上げると、悟によってするりと着ていたワンピースを脱がされてしまう。
     それは、妊娠中になるべく楽に過ごせるようにと悟が何着も用意したAラインのワンピースであり、その中でも特に気に入った一着でもあった。
     その下に着けていた機能性重視のマタニティインナーもさっさと外してしまおうと傑は今度こそ勢いをつけて腕から引っこ抜いてしまうと、これがうさぎならばもたもた脱ぐ事もなくすぐに出来たのかもな…と先ほどの二匹の様子をふっと思い出す。
    「寝た方が楽?」
    「楽かも」
    「じゃあ傑、こっち」
     悟は傑をゆっくりとベッドに寝かせる様に腕から導いた。そしてごろりと寝ころんだ傑のそばに自分も寝そべり、ぴたりと背中に張り付いたのである。
    「ゆっくりするから、きつかったら言って」
    「うん…わかった」
     すすっと悟の手が大きく膨らんだ胎を撫でる。
     いちいち大事そうに触れてくるその手つきにより傑はせっかく付けた勢いが一気にしぼんで、またこっ恥ずかしい気持ちを思い起こしてしまう。
     今や下着一枚で悟に背中から抱きすくめられている。
     その下着も伸びてきた手によっていつ剥がされるかも時間の問題だ。
     果たして自分はこれまでどうやって悟に抱かれてたんだっけ?
     ここにきてまさか、処女のような気持ちをぶり返すなんて思いもしなかった。
     悟の手が傑の太ももの付け根を撫で、それから下着との境目をなぞりながらそっと股間の近くを触れる。温かくてすでにじっと湿り始めているそこに悟が触れるのはどれくらいぶりだろうか?
     布の上をすべる様に悟の指が動くとぴくんと傑の肩が震える。
     その様子を知っていてか悟はそのまましばらく下着の上をなぞり、それからくいくいと割れ目の間を行き来するように指の曲げ伸ばしを始めた。
     こうしてちょっとずつ触れられていると照れる気持ちがどんどん大きくなって仕方がない。だったらさっさと二人して裸になって交わってしまいたいのに、悟の方はまだシャツ一枚も脱いでいないのである。
    「さ、悟…!」
    「んー?」
    「脱いでよ、君も」
    「僕の裸見たいの?」
     背中から傑の顔を覗き込みながら悟はにんまりとした。
    「私だけ脱いでるのは不公平だろ」
    「そりゃ僕は傑の裸見たいもん」
     はーたまんない!と悟はぐりぐりと傑の首元に額を押し付け、それから尻のあたりにごつっと硬くなったものを当てた。
     服の上からでもわかる、硬くて熱いその存在にもだいぶご無沙汰だったが、相変わらず元気にしているらしい。
     今日までどう過ごしてきたのだろうか?あとで聞いてみようかな…と傑が自ら尻にそれを押し付ける様に無意識のうちに腰を擦りつけながら考えていると、ああちょっと!と悟の方から制止を促す声があがる。
    「暴発するからタンマ!」
    「へえ、そんなに溜め込んでるのかい?」
    「そりゃあね?」
     どうやら聞くまでもなかったらしい。
     交わるべき相手である自分が身重なのだ。当たり前に悟だって禁欲を強いられるだろう。
     ただ傑は、この頃体調が安定しているので一人でなんとなくいじることもあったものの、悟はそれすらもやってなかったというのだろうか?
    「最後に一人でしたのいつ?」
    「え、聞く?」
     悟は目をぱちくりとさせる。
    「うーん、あれいつだ?」
    「そんなに?ちゃんと出してやらないと可哀想だよ」
     おーよしよし。と傑は後ろ手に悟の股間に手を当てて、形作ったそれをゆるゆると撫でた。びくんっと悟の腰がそこで震えるのも想定内である。
    「うわ、ちょっと出た…パンツ濡れたかも」
    「だから早く脱げって」
    「傑もパンツ濡れてるよ」
    「うっさいな」
     ぶつくさ言いながらも悟はようやく傑の言葉に応じることにしたのだろう。
     ベッドから起き上がり、まず部屋着のスウェットを足から引っ張り抜いた。
     ついでに風呂掃除で少し裾が濡れていたロンTを脱ぐと再び傑の背中を抱くように寝転がり、その手で傑の下腹部から下着をずり下げようとする。
    「自分のパンツ先に脱げってば」
    「僕より傑が先」
    「なんで…あっ!」
     くいくいと下腹部を覆っていた下着を下げられ、とうとう胎の中の赤ん坊と同じ姿になる。ここまで腹が膨れてから悟の前で全部脱いでしまうこともなかったので、初めて裸を見られた時のように身体は緊張してしまうのだった。
     悟は飽くまで柔らかい手つきで傑の膝を撫で、それからゆっくりと太もも上へと持ち上げた。
     右肩を布団に沈める様に寝かされる体制で傑は悟の方を見下ろし、膝の裏でどんな顔をしているか見ようとするもののなかなか視界に入ってこない。
     大きな乳房と腹があるため思うように動くことも難しい。
     しかし悟から力任せに押さえつけられるなんてこともないから容易にその手を振り払うこともできたのだが、傑はそうせずに悟の動向を見守っていた。
     どきどきと高鳴る心音と、はあと熱の混じった期待も見え隠れする傑の吐息を聞きながら悟は久しぶりに傑の股間と対面する。
     掻き分けた陰毛の先に見えた膣口の肉の襞。そしてぽつりと膨れるクリトリスが既に体液で少し濡れている。
     濃い傑の匂いにそのままむしゃぶりつきたくなる。
     ごくりと喉が鳴り、悟は引っ張られるように膣口に唇を寄せてぬるりと襞をなぞった。
     ふあ…っと傑が膝を揺らし、ぎゅっとシーツを握りしめる。
     くぽくぽと悟が舌を襞の中に沈めたり抜き出したりを繰り返すと体液があふれだし、みるみる悟の唇を濡らした。
     しばらく挿入していなかったからしっかりと解しておかなければならない。
     だがそれを頭でわかっていても、悟は下着の中でまだ留守番をさせられている自らのペニスがいまかいまかと主張してきているのを持て余してしまっていた。
     じゅっ、ちゅぷっと舌で膣の中の肉を舐めたり押し込んだりしながら悟はがっちりと傑の膝を固定し、すーっと大きく息を吸い込んだ。
     そんなことをすればするほど腰がぞくぞくと震えて仕方がない。
    「あっ、さとる…っ、だめっだめっ…!」
     胸の前で両手を結び、肩をすくめるようにしながら傑は粘膜への刺激に耐えようとする。
     ひとりでなんとなく触っていたと言っても本当に表面をいじる程度であり、中まで指や玩具を突っ込むなんてことはしていなかったのだ。
     びりびりと胎内から伝わってくる気持ちよさともどかしい気持ちが早々に悟とのこれまでのセックスを思い起こしてくるので、傑は自然と腰をゆらゆらと揺り動かす様にしながら悟の顔に膣口を押し付けてしまう。
     胎の中が物足りない。
     否、正しくは子宮口までの粘膜が欲しているのだろうか?
     胎内ですやすやと眠る我が子を起こさないように、その子の父親と今から交わろうとしている行為が、なんとなく背徳感を掻き立ててしまう。
     何も悪いことはないはずなのに、ちょっといけない気持ちになるのは何故だろうか?
    「は、あ…っ、さとる!もう、いいから!」
     ねえ、と傑が尻の方を振り向いて熱い視線を注ぐと、ひょこっとそこから悟は顔を出してぬらりと濡れた唇を拭っているではないか。
    「ん、僕もそろそろ限界かも」
     ちょっと待ってね。と悟はさっと傑の頭に手を伸ばし、そして一度被さる様に片手をベッドにつくと傑の額から前髪を梳いて浅く口づけを落とした。
     自分だってそんなに余裕じゃないくせに…と傑は思いながらも唇の感触が残る額を指先でなぞり、じとっとベッドの端に放ったコンドームを引き寄せる悟を眺める。
     真新しいコンドームのビニールを開け、箱から正方形のパッケージを取り出す。
     中に出せるのはそれこそ産まれてからしばらくしないと無理。
     それまでにあのコンドームの箱を何箱積み上げられるかな。なんて考えていると、悟は無駄のない手つきでさっさとペニスにコンドームを装着してしまう。
     すっかりと張りつめたペニスは薄いラテックスに包まれてぱつぱつと窮屈そうにしている。
     傑はそれと悟の顔を見比べながらごくりと喉を上下させ、それから今度は自分で膝を持ち上げると、くぱっと指先で膣口を広げて見せたではないか。
    「ね、はやく…」
    「いいね、うさぎよりがっつくじゃん?」
     そんなにちんぽ欲しい?と悟は片手でペニスを持つと、亀頭でむちむちと膣口をなぞった。肉の襞に咥えこませそうで滑らせてしまう。焦らすような手つきである。
    「ほしい、さとる…っ」
    「旦那ちんぽ欲しがってごめんなさいって言える?」
     にゅるっと亀頭が膣口からクリトリスを擦る様に滑った。
     傑は目をちかちかとさせ、はあ、うう…と息絶え絶えに口走る。
    「だ、旦那ちんぽ…妊娠してるのに、旦那ちんぽ欲しがってごめんなさい…!」
    「はは、えっろ」
     そっちの方がよっぽど腰にくるわ。と悟は目をぎらつかせながら笑った。
     普段ならば何言ってんだと一発殴られるだろう。
     しかしこうも悟を欲しがる傑は、期待以上の行動を起こしてくれる。
    「よく言えたね、ご褒美あげなきゃ」
     そう言って悟はクリトリスをつぶす様に擦りつけながらぐぐっと膣口にまで戻っていき、そこからにゅるりと肉の襞の中に亀頭を沈み込ませていった。
     は、あ…っ!と傑は両目を見開いてシーツに巻き込まれるように仰け反る。
     待ちに待った瞬間である。
     むりむりとペニスは肉の中に挿入されていき、下腹部の圧迫感に傑ははふはふと息を吐く。
     悟は三分の一ほど挿入できた所でまた傑を背中から抱くようにベッドに横になると、腰を進めながらも乳房に手を伸ばした。
     そもそもが大ぶりだった傑の乳房は臨月が近づくにつれてまた大きくなり、悟の両手から簡単にこぼれていってしまう。
     むにむにと柔らかく温かい感触を楽しみながら、きゅっと時々乳首をつまめば、ああんっと傑が悩まし気に声を上げる。
    「痛くない?」
    「い、いたくは、ない」
    「うん、じゃあ動くからね」
     初めにゆっくりすると予告した悟は言葉の通り腰を揺らし始める。
     ペニスは半分まで挿入された段階で抜き挿しの運動に移り、決して無理をしない程度に中を解そうとしていく。
     駄目だとわかっていても出来ればがんがん中を突いてほしかったが、これはこれで良い所を断続的に掠めるものだから傑の腰も悟の動きにあわせるように揺れてしまう。
     順調に気持ちよさのゲージが蓄積されていくのがわかる。
     待ちに待った悟との交わりに、傑は舌先にまでたっぷりと唾液を絡ませてはふはふと息を漏らしていた。
     少しずつ挿入される範囲を広げていったペニスがやがて肌がぶつかるくらいにまで傑の中に隠れ、ぱちゅっぱちゅっと体液と肌がぶつかる音が下腹部から聞こえてくる。
     胎の奥では悟がぐいぐいと子宮口を擦っては離れ、そして内壁に絡みつかれながら腰を入れる。
    ゆっくりゆっくり深くつながり、指先からこぼれるような乳房の弾力を堪能しながら悟も傑の耳元に唇を寄せながら熱っぽく吐息をこぼした。
    「あーやば…あっついしすげー気持ちいい…」
     すぐる、と喉の奥から囁き、悟はとんとんと傑の胎の中をノックする。
     ぴったりと腹と背中を合わせ、乳房を掴む手でしっかりと抱きながら腰をぐいぐいと押し付けた。
    「はっ、あっあっあっ…きもちっ、あっ…!」
     ぱちぱちと瞬きを繰り返しながら傑は悟の身体の熱さを背中と胎内に感じながらびくんびくんと腰を揺らす。
     奥を突かれると子宮ごと震える。あんっ、あんっとシーツに溶ける様に声を漏らし、自らの乳房を揉みしだく悟の手を握りしめた。
    「あっ、なかっ…なかっだめ!いくっいくっ…!」
     傑の尻が悟の下腹部にばちばちと押し付けられる。
     気持ちよさに腰が勝手に動き、ぎゅうぎゅうと悟のペニスを締め付けてそこまで見えている限界に一気に転がり落ちようとしていた。
     ぐるっと悟の喉が低く鳴る。その音は傑の耳にも届いていた。
     結合部で体液が滑り、弾けてぱちゅんぱちゅんと肌を叩き、挿入されたペニスがむくむくと膨れて狭い膣の中を圧迫しながら内壁の肉を擦り続ける。
     はっはっと互いに息を吐き、腰をぶつけるだけに夢中になりながら重ねた手を握り、ともすれば悟が身を乗り出して傑の頬に唇を寄せた。
     それに反応するように傑が後ろを振り向くと目前の悟の顔にはっとし、そのまま浅く開いた唇をじゅっと吸い付かれてしまう。
     粘度が増した唾液がぐちゅぐちゅと舌先でかき混ぜられ、唇の端からこぼしながらちゅうちゅうと夢中になって口づける。
     はぷはぷと唇が重なっては離れ、さとる、さとると呼べばその呼び声ごと食べられてしまう。
     もう腰がどうやって動いているかも自分ではわからなかった。
     ああ、いく…と思った時には悟にしっかりと身体を固定されており、びくびくっと強く震えた自らの肢体に驚いてしまったのである。
    「あ、あああああっ…!」
     身体が達したことに気づき、感覚が追いついた時に漸く傑は身をよじって絶叫した。
     強い刺激が身体中を駆け巡る。
     一瞬では終わらない快楽がじわじわと身体の隅々に残って傑の意識をあちこちへと弄ぶようであった。
     ぎゅぎゅっと締まった胎の中で同じく限界に近かった悟は、傑の中の狭くそして一番柔らかい場所に到達すると、ずくんっとそのまま射精を迎えてしまう。
     しばらく出していなかった精液がどぷどぷっとコンドームの先端にたまり、それでも止まらない吐精に悟はくらくらとしながら瞼を閉じる。
    「はあ、やば…まだ出てる…」
     う、く…と喉から声が漏れる。傑から離れた唇が噛み締める歯に挟まれようとするので、傑はぼんやりする目線の先で咄嗟にその唇に舌先を差し込んだ。
     ぺろぺろと唇を舐め、そのままちゅうとゆっくりと口づける。
     達した余韻がまだ濃く、身体が落ち着いているのかどうかもわからない状態だったがすぐそばにいる悟に手を伸ばさずにはいられない。
    「悟…ね、もっと触って」
     乳房に添えられた悟の手を、ぎゅっと引き寄せる様に傑は手のひらに力を籠める。
     まだ離さないと煽っているのは確かだった。
     悟だってこの一発で終わってしまうほど枯れているわけでもない。
     むしろ温まってきた頃合いだ。
     とはいえ傑はこの通り身重だし、安定しているとはいえだいぶ無理をさせている事には違いないのである。
     もうしばらくこのまま挿入して余韻を楽しむとして、そこからはさっさと抜いて安静にさせなければならない。のだが…
    「さっきのあの子たち、覚えてるかい?」
    「あの子たちって、うさぎ?」
    「そ、うさぎ」
     傑が悟の下腹部に尻を押し付けると、結合部でぐちゅっと体液があふれる音がした。
    「次は私が四つん這いになるから、うさぎみたいにしたいな?」
     にこりと傑が微笑んだ。
     しかしそれは微笑んだと言い表すにはあまりに蠱惑的で、ようやく射精の止まったペニスがみるみる頭を持ち上げてしまう。
     まだ胎内に挿入されているから傑にもそれがわかるのだろう。おっきくなった?と首を傾げる様子は妊婦だということを忘れそうになる。
    「だめ、今日はこれで終わり」
    「あと一回、ゆっくりでいいから」
    「だーめだってば」
     流されそうになる意識をどうにか自らの手で引っ張り上げる。
     うさぎの交尾のようにセックスするなんて誘いは魅力的に違いなかったが、ここは堪えどころなのである。
     ただでさえ久しぶりなのだ。激しく腰を打ち付けることはないとはいえ、このままで続けてはへとへとになるまで求め合ってしまうだろう。
     それは傑の身体にもお腹の子にも良くないし、だとしたらきっちり一回で終わるが正解に違いない。
     うさぎのようにワイルドなセックスはもうしばらく我慢だろう。
     そしてあの二匹は、きっと今でもあの狭いケージの中で重なり合ってせっせと腰を振っている。
     そういえばうさぎって重複して妊娠できるんだっけ?
     そんなことを考えながら悟は傑の大きな腹を見下ろし、それから可愛い顔でこちらを見つめる傑の顔をばっちりと目に映し出した。
     びゅるっとまたペニスの先端が震えた気がする。
     一瞬だけ決心が揺らぎそうにもなった。


                             <了>
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