「時にブルー」
「どうした?ロイ。あっ、餅は一度にたくさん食べちゃだめだぞ」
「それは承知の上だ。そうではない。この餅は昨年食べたものと違うか?」
「いや……どうだっけ樹?」
「普通にスーパーで買ってきたものなので変わらないと思いますが。味付けも去年と同じですよ」
「そもそも餅って食べて分かるほど味変わるもの?」
「わかんねーけどうめーよな」
「あぁ。しかし去年以上に風味が豊かな気がするのだが……」
「あっ、もしかして、アレのおかげかも」
「アレ?」
「今年は、高性能オーブンで餅を焼いたんです!」
「あ、あ〜?!クリスマスにもらったやつ?」
「はい!サンタさんが思っていた以上にいいものをくれたので、より美味しく焼けてると思います!」
「……なるほど。この美味な餅が食せるのはしゅりょ……いや、サンタのおかげという訳か」
「そう思うと俄然美味しく感じてきたかも……」
「黄島さんのそれはちょっと意味が違いませんか……?」
「せっかくもらったものだから、今年はいっぱい美味しいもの作りたいです!」
「おっ!楽しみにしてるぜ青斗!とりあえず、餅おかわり!」