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    三日月

    @2_mikazuki

    上級並の初心者なの誤字脱字あるかも知れません!
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    三日月

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    あえんさんが提案(開催?)したワンシーン👹🦊を書きました!
    朝に見たほうがいいかも…

    #foxAkuma

    ニ人の休日鳥の声、朝食を作る音と匂い、一定のリズムを刻む時計の音。

    大好きな恋人に声をかけられ目が覚める。
    「おはよう、ミスタ」
    一気に目が覚めたミスタは大好きな恋人にハグと頬にキスをする。
    「おはよう、ヴォックス」

    二人は食卓に行き、朝食を済ませる。
    今日はお互い仕事や配信がないためゆったりできる日だ。
    ヴォックスはソファに座り、コーヒーを飲みながら本を読んでいた。
    ミスタはヴォックスの足と足の間に座り、テレビを見ている。
    しばらく見ていたが飽きてしまい、ヴォックスの隣に座る。
    隣に座ったミスタはヴォックスの手をこじ開け、恋人繋ぎをする。ヴォックスもミスタのやりたいことに気づいたのか握られた手を握り返す。
    握り返された手を見てミスタはニヤニヤが止まらなかった。
    「そんなに私の手が好きなのかい?」
    見上げると本を閉じてミスタを見ていた。
    「だってヴォックスの手大きいし、何より大好きなヴォックスに握り返されるとか照れるじゃん」
    と恥ずかしそうに話す。

    そんな彼を見てヴォックスは可愛いなと彼の頭を撫でた。
    「時にはこんなゆったりした日もいいかも」
    とヴォックスの胸に顔を埋める。
    ヴォックスの心臓の音を聞いていると眠気が襲ってきた。身を任せて目を瞑ると背中を叩かれた。
    「一日が始まったばかりだ。寝たら私との時間が短くなってしまうよ。昼食でも食べて散歩に行くかい?」
    ミスタは、
    「うん、行く!」と元気よく返事をした。

    その後、二人は昼食を済ませ仲良くお散歩に出かけたとさ。

    おしまい。
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    😊😊😊😊😊😊😊😊👏😍😍
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    iori_uziyama

    DONE勢いで書いた。
    🦊😈🦊、🧡❤🧡
    置いていかれたヴォと置いていってしまったミの話。死ネタ。
    いっそ愛さなければよかったなんて鬼の生は長くて、今まで何度も人を愛したし、見送ったし、それでも時間が傷を癒やして、また人を愛せたし。だからミスタを愛したときも、彼の人生いっぱいいっぱいまで最大限の愛を注ごうと決めていた。そこに悲観はなかった。それは本当だったのに。彼を抱きしめて寝るのが好きだった。彼の体温が好きだった。彼の声が好きだった。彼の笑顔が好きだった。あぁ、忘れていた。そうだった。愛するものを失うのは心が引きちぎれるほど悲しくて、過ぎ去ることはわかっていてもその時間が果てしなく長く感じる。彼のことをずっと覚えて抱えていたいのに、あまりにも辛すぎて今すぐ忘れてしまいたくもなる。あと何年で忘れてしまうのだろう。あと何年で忘れられるのだろう。この傷が愛おしいのに辛くて堪らない。日本では49日で魂があの世へ行くらしいけれど、私の心にはミスタが染み付いて離れない。死んでしまいそうなくらいギュウギュウと締め付けてくるのに、決して殺しはしてくれない。ミスタに会いに行かせてくれない。鬼の身体を呪うしかない。焦がれて、力の制御もうまく行かずに引っ掻いたシーツが引き裂かれても、もがくことをやめられない。ああ、いっそ愛さなければよかったのにと思ってしまうほど、苦しくてつらい。楽しい思い出が輝くほどに、彼を思い出すほどに、憎くなる。なぜ私を置いていく。頼むから、置いていかないでくれ。泣き叫んで、縋り付いたっていい、どんなに情けない姿になってでも、ずっと側にいてくれるならそれでいい。たのむ、みすた、一人にしないでくれ。金色の瞳からポロポロと涙が溢れる。牙のある口から嗚咽が溢れて、雨の日も、雪の日も、晴れの日も風の日も、嵐の日も、昼も、夜も、朝も、ひたすら墓にすがりついていた。一ヶ月が経ってもニヶ月が経っても三ヶ月が経っても、半年が過ぎても、四季が巡ろうとも、涙は止まらなかった。両手の指を超える年を経ても未だに夢に思い、起きては絶望した。取り繕う余裕もなく、余りにも変わらず居るものだから、街中の話題になっても、国中の話題になっても世界中の話題になっても、頭の中にはミスタしか居なかった。ひとりぽっちになってしまった鬼が、いまだにわんわん泣いている。
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