さぁ戦いだ!さぁ!戦いだ!
ここは怪異対策課本庁。
今日この日、対策課司令室には見慣れない3人が訪れていた。
「ようこそ対策課へ、司令のオプティマスプライムだ」
「警視総監の冴島十三だ、久しぶりだな」
熱く握手を交わした2人は、対策課と警視庁のトップであり親交のある人物であった。
性格的に正義や平和を求める所が通じるモノがあったのだろう。
長い握手を終えると、まずオプティマスが口を開く。
「彼らがブレイブポリスだな」
「あぁ。今日は代表として2人に来てもらった。2人共、自己紹介を」
「と、友永勇太です!」
「デッカードです、本日は宜しくお願いします」
「そう固くならなくてもいい、先程も紹介させてもらったが、この怪異対策課の司令をしているオプティマス・プライムだ。今日は私がこの対策課を案内しよう」
背の高い司令が敬礼をすると、反射的に3人も敬礼を返した。まだ緊張が抜けない勇太の敬礼を見て、オプティマスは少し微笑むと「さぁ行こう」と廊下へ向かって歩き出した。
「まずは、我々の仲間を紹介しなければ」
「対策課・先鋭部隊?」
「そう、特に危険な怪異に対して対応するスペシャリスト達だ」
「スペシャリストかぁ!