「もしかして、俺に話しかけてます?あー、ほんと寒いですよねぇ。え?おすすめのご飯屋さんがあるんです?教えてほしいです!……俺と一緒に2人で?なんで?」
「おい、何してるんだ」
「あ、メイさん!この人がおすすめのお店を教えてくれるそうで」
「ほう?逃げるな」肩ガシィ
「待ってください、親切にもお店教えてくれるところなのに」
「…夕間?考えてみろ、見ず知らずのやつがただの親切心でそんなことするか?」
「無いんですか??」
「はぁ……、ったく。よし、きちんと話してやるから、とりあえずどこか飯に行こう」
「はーい。でもなんか叱られる気配……。どうしてですかぁ」
「どうしてでもなんででもだ。ちょっと待っててくれ」
「……おい、アンタ。こいつに金輪際近づくな。次は命はないと思え」
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