【ラ誕2021】夢の中での接触『ライナーはガリアードに口答えができない』。いつしかそれは隊の中でも認識される事となった。ポルコの大事な兄の命を失った責任は、ただ一人の生還者であるライナーにのしかかる。
加えて報告によると咄嗟に逃げたという事らしい。その事実はポルコの怒りを買うには充分であった。
容赦のない言葉を嵐のように浴びせられ、まるで石飛礫のような強固な拳をその身に受ける。それでもなおライナーは表情ひとつ変える事なく、ただ「すまない」とそれだけを何度も何度も繰り返した。
『ライナーはガリアードに口答えができない』、それが周知の事実となって四年ほどが経過した頃。あまりにも予想外な展開が訪れた。相手をしろとポルコの部屋にライナーが招かれると、性欲処理と銘打って身体を暴かれはじめたのだ。
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