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    しょくぱん

    @shoku_pan_ku

    しょくぱんです。エメトセルクが好きです。
    CPはエメアゼ♀メイン。
    お話にならないメモなどおきます

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    しょくぱん

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    エメアゼ駆け落ちエンド考えてたらそのあとに地獄のつづきが生まれた……

    (読むなら本当に気をつけてね。)
    (便宜上アゼの名前仮つけしてます!)

    エメアゼカケオチエンドのあとなんやかんやありまして(?)自分達には互いより大切なものはない!!という気持ちに気がついたエメアゼはめでたくカケオチし()
    アーモロートから遠く離れた、どこか静かな土地で、ただのハーデスとコレー(仮)として暮らし始めました。
    夫婦となった二人は、暮らしに必要なだけの農耕と採集、時折、自分のやりたい研究などをする、慎ましやかな生活を始めます。
    時々、たった一人、こっそり居場所を伝えた親友が、遊びにきたりします。

    1日の成すべき仕事が終われば毎日濃厚な(濃厚な)時間を過ごし、とても幸せに暮らしました。

    …しかし、やはり終末の災厄が、非情にも星を襲うのです!

    星の都はおろか、人里からも離れて暮らしている二人には、ほとんどの情報が入らず、「なんとなく世界が危機に瀕している」ということしかわかりません。「今からでもアーモロートへ戻れば、何か力になれることがあるのでは?」そう考え、支度を調えていた二人ではありましたが、出発の前に、ゾディアークが召喚され、災厄は去ります。

    星は平穏を取り戻したのだ、と二人は元通りの慎ましやかな暮らしをまた続けました。──人々の間で生まれた「初めての争い」にすら気が付かず。

    そして、運命の日が訪れます!

    ハイデリンによる世界をあまねく分断する一撃は、何も知らない二人をも等しく引き裂こうとしました。
    その時、最強の魔道士たるハーデスは、とっさに身を護る強力な術を展開します──妻のコレーの周りに。彼の力を以てしても、この凄まじい一撃から護れるのは、人ひとりが限界だったのです。
    コレーは、目の前で引き裂かれるハーデスを見て涙します。

    そして一変した世界に驚き、愛する人を失った彼女は旅を始めました。
    知っている人も、知っているものも、何もない世界。
    ひたすらあちこち巡り、ようやくコレーは二人の顔見知りと再会します。ラハブレアと、エリディブス。コレーはこの再会を心から喜んだものの、二人の異変にもすぐに気が付きました。アシエンの二人は、コレーにこれまでの事を話し、共に星を取り戻す同志となるよう働きかけましたが、コレーは首を縦に振りません。

    「私はハーデスを捜さなくちゃ」

    彼女にはそれしかなかったのです。
    彼女は旅を続けます。
    そしてようやく、見つけたのです。

    夫や親友のように、魂を見据える目はなくとも、その男がきっと間違いなく「彼」であったモノだと、コレーには判りました。小さくうすぼんやりとしてしまった愛しい人に、コレーは語りかけます。
    ところが、その声は届かないばかりか、分かたれた存在には、彼女の存在を認識することすらできませんでした。
    ──ああ、なんて小さく惨めで、可哀想な存在なのだろう。
    コレーは嘆きました。そして、ひとつの結論に至ります。エーテルを足して、存在を補強してやれば良いのだと。
    彼女は男に近付き、エーテルを供給し始めます。

    みるみる大きく色濃くなり、ハッキリとしていくその人。やっと、また会える。コレーの顔に久方ぶりの笑みが灯り始めたその時です。
    ボン!という音と共に、その人は散り散りになってしまいました。
    それは、小さな風船に過剰に空気を注げば破裂するのと同じこと。たった十四分の一となってしまった薄い存在は、一気に与えられた大量のエーテルに耐えられず、あっけなく壊れてしまったのです。
    コレーは大きなショックを受けました。

    ──あのハーデスが。たったこれだけのエーテルを与えただけで、「死んで」しまった。私が、壊してしまった。こんなはずじゃ、こんなつもりじゃなかったのに。

    「ああああ──!」

    彼女は泣き叫びました。
    全ては、失くなってしまった。もう、永久に元には戻らない──いや、取り戻す方法は、まだあるじゃないか。

    彼女はたった二人残った、かつての仲間のところへと赴きます。

    「ラハブレア。エリディブス。私を、仲間に加えてくれるかい? この星を──あの人を、取り戻したいんだ」

    こうしてアシエン・アゼムが爆誕したのでした!!!!!!

    おしまい!!!!!!!


    (委員会メンバーをかつての仲間といいつつ、カケオチパターンの場合って、二人ともまだ座につく前に起こしてる方が有力かもしれないな~、などとおもったりもしました。アゼムがいざ就任、のタイミングとかかな?「ハーデスを置いて、世界を回るなんていやだ~」みたいな…?うーん。
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    しょくぱん

    MOURNING完成させる気力がなくなったので供養エメアゼ♀

    この流れで多分すけべはしないんだとおもう…
    錯乱エメのエメアゼ(ヒュトロダエウスの笑みを添えてアゼムは、エメトセルクにがっちりと両手を握られていた。月夜を思わせる瞳は熱を持ち、爛々と輝いている。
     しっとりとアゼムの手の甲を撫でる、一回り大きな手。
    「アゼム……好きだ。愛している」
    「……うん。……私も、エメトセルクが好き……」
    「魂の全てが、お前を求めてやまないのだ」
    「うぅっ……⁉️ そっ……かぁ。嬉しいよ。ええと…………私も、……愛してるよ……?」
     エメトセルクの顔が安堵と喜びに綻ぶ。夜にだってこんなこと、言われたことない。アゼムも頬を染めながら決して嘘ではない気持ちで笑ってみせるものの、その笑顔はぎこちない。
     なぜなら、ここは創造物管理局の実験室なのだ。さらには、二人の周りには、親友の管理局局長のみならず、数名の管理局職員までもが居合わせているのである。エメトセルク様が大変だ! と呼び出されて慌ててやって来た途端のこの事態。わけが分からず、アゼムはチラリとヒュトロダエウスの方を見る。だが彼女の親友は、ただ満面の笑みで自分たちを眺めているだけだ。
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