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    kakuni_harumaki

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    kakuni_harumaki

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    【五悠】
    現パロ。社会人×DK

    ※伏視点
    ※短い蛇足

    これにて完結です。

    裏口ハッピーエンド③出会って数年だが虎杖悠仁という人間を一言で表すなら『人たらしの圧倒的善人』だと断言出来る程その善性は確かな物だと思っている。
    その虎杖に最近恋人が出来た。
    「同性だから反対されるかもだけど伏黒にはどうしても言っておきたくて」
    そう照れながら言った虎杖はとても幸せそうで、天涯孤独な身の上の虎杖に大切な存在が出来た事に俺はとても喜んだ。
    だけど懸念事項が一点あった。
    相手は男で、年上で、偶然出会って運命だとのたまう頭のおかしい奴で、世間一般的に整った顔をして大企業の代表という出来過ぎた人間だ。

    だけどそれではなくて、
    「虎杖、お前一年位前にセミナーで一目惚れして運命の人に出会ったって言ってたよな」
    「そんな事言ったっけ」
    虎杖がケラケラと笑う。大学の食堂はいつも通り賑わっているのに周りの声がどこか遠く聞こえ自分の心臓の音がうるさい位響いた。
    「それから話題にしなかったから上手く行かなかったんだと思って聞かなかった」
    「……」
    「そのセミナーに居た学生だと思ってたんだが、そのセミナーの講師って五条悟だったよな」
    「んー……そうだっけ?良く覚えてねぇや」
    「……なぁ、虎杖。それは本当に運命なのか?」
    「ねぇ、伏黒。終わり良ければ全て良しなんだって」
    そう言って微笑んだ虎杖は俺の知らない表情をしていて、それは、それはまるで、
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    🍏🥝🍣現遂🍣🥝🍏

    PAST〈法庶04〉
    【ふたりハミング】
    いま見たら全年齢じゃなくて法庶だなと思った。
    あと、ほせ殿にサラッと高度な事?をさせてる気がする。
    通りすがりに一度聴いただけの曲、その場で覚えて、知らないその後の部分に即興で別パートメロディ作って一緒に歌うって……
    でも、この二人で歌ったら声とか意外と合いそうで妄想が楽しいです。
    徐庶が最初は法正の事が苦手だったって場面設定もあまりやってなかったかも
     「♪♩♬♩♫〜〜……」
     書庫の棚の前に立って資料整理をしていた徐庶は、何となく曲を口ずさんでいた。何日か前に街で耳にした演奏が印象的だったのか、メロディが自然と鼻歌になって出てしまう。沢山あった仕事が片付いてきて、気が抜けていたのかもしれない。
     ふと気配に気付いて横を見ると、いつからか通路側に法正が立っていて徐庶の方をじっと見ていた。外の光で若干逆光になった彼の姿に少したじろぐ。
     この人に鼻歌を歌ってる所なんか見られてしまうなんて……

     徐庶は法正のことが少し苦手だった。
     諸葛亮と彼の反りが合わず空気がギスギスした時は仲裁役になる場面もしばしば、用があって何言か言葉を交わしたこともある。しかしそれ以上はあまり関わりたくないと、苦手意識を持つ男だった。
    1964