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    Matsuiti_EW

    @Matsuiti_EW

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    Matsuiti_EW

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    EW_Half_spirit_AUの派生ストーリーです。
    全員が大人になった後のものですが、これをちゃんとした派生作品にするかどうかは未定です。
    基本小説はメモのような殴り書きしかしないので文章酷いです。内容が分かればええんや……。

    #EW_Half_spirit_AU

    EW_Spirit_weapons_AU?━━━━━表面上の共存が、いつか壊れてしまうことなんてきっと誰もが知っていたことだった。

    それは本当に、些細で小さなきっかけだったと思う。
    気づいたら人間と精霊とが対立を始めており、戦争が開始していた。
    今まで共に生きてきたにも関わらず、彼らは殺し合うのだ。

    そしてそれは、エッド達も例外ではなかった。
    彼らも今まで住んでいた家を捨て、精霊として人間の敵となるしかなかった。__いや、エッドは元から人間が得意ではなかったからさほど問題はなかったかもしれない。
    マットは、そんな親友について行った。

    しかし、トードとトムは?
    中途半端な血筋の二人には、人間の血も、精霊の血も流れている。
    ましてやトムは精霊が苦手で、トードに至っては……。

    「2人はどうする?」「2人はどうしたい?」

    選択は、エッドとマットによってそれぞれに委ねられた。
    彼らは自分たちと共に来ることを、強制する気はなかった。

    けれどもその返答が返ってくることはなく、トムは人間の友人に腕を引かれて連れ去られ、トードは混乱に乗じて姿を消してしまいそのまま2人とも行方知れずとなってしまった。


    人間との対立が始まってから約数年の月日が流れた。
    ある時乗り込んできた人間に捕まってしまったエッドとマットは、見知らぬ研究施設に入れられていた。
    そこでは日々精霊を殺すための兵器の実験が行われているらしく、それに精霊が必要だと判明したためエッドたちは連れてこられたようだ。

    想像を絶するような苦痛を伴いながら、彼らは研究という名の拷問にかけられた。
    薬を打たれ、胸を開けられ、得体の知れないチップを埋め込まれた。

    部屋へと帰される頃には意識も朦朧としているような状態で、とてもじゃないが正気を保つには過ぎた痛みであった。

    「……エッドと、マット?」

    だが入れられた部屋にてかけられた声に、彼らは酷く悲しく、けれども喜ばしい現実を目の当たりにすることとなった。
    エッドとマットが連れて行かれた部屋には彼らと同じ服を着せられ幾つもの傷を負った、トードとトムが___。
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