ApricotOrange18 @ApricotOrange18 小説を書きます。絵は描けません……。ぴくしぶからちょっとずつこっちに移行予定です。 ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 3
ApricotOrange18Reuse Halloweenささみゃーハロウィングッズの白い魔法使い平野さんとカボチャ男鍵くんがあまりにもかわいくて、魔法使いとカボチャ男のパロディが浮かんでしまったので書きました。ハロウィンのつもりが一切ハロウィン感ないです。設定も浅めなので雰囲気だけお楽しみいただけたら嬉しいです。ほんの少しだけ死ネタ未遂?があります。苦手な方はご注意ください。白魔導師とカボチャ男「平野、使い魔作る気ないの?」 そんなことを言われて、平野は困ったように返答を濁した。魔導師として独立してしばらく経つが、未だその類の契約は結んでいない。作らないと決めているわけではないが、たとえ魔法による精製物だとしてもその存在を使役するだけの覚悟が必要だ。生涯の伴侶を決めろと言っているわけではないのにねと、魔導師仲間の半澤は笑った。 「そのうち」 「使い魔が面倒なら眷属でも作ったら?」 「眷属は責任もって面倒みないといけないだろ」 今はまだそれに値するだけの存在を見つけていないとまた返答を濁すと、また笑われた。 「真面目だねぇ。平野らしい」 「そういうお前はどうなんだよ、半澤。……いいや、魔導師協会長」 5623 ApricotOrange18DONE以前pixivに上げていたものをこちらにもポーン。何で今更かというと、平野さんが騎馬戦に出る話が書きたくなったからです。なのでとりあえず過去に書いた体育祭絡みの話をこちらに。増えていく体育祭シリーズ……。鍵くんが借り物競争に出る話 借り物競争。コースの途中に置かれた紙に書かれたお題に沿ったものを持ってゴールしなくてはいけないこの種目は、咄嗟の判断力、借り物をするコミュニケーション力、その他諸々が求められる競技だ。足が速いだけでは務まらないこの種目に、A組は鍵浦昭を選出した。 うまくできるかなぁ、なんてぼやく本人をよそに、クラスメイトはその人懐っこさ、人数の多い部活所属、寮生という特性をフルに活かせと声援を飛ばす。何せこの種目、借り物が物体ではなく――。 「校長先生ー! どこですかー!」 「誰かー! 運動部の部長さんー!」 「うちの担任どこ行ったー!?」 借り物のお題が、人、なのである。 お題の紙を手に右往左往。コースも外れ、参加者は校庭中を走り回る。 2710 ApricotOrange18DONEジーン10月号の表紙を見て、何か書きたい衝動に駆られて出来上がったものです。インスピレーションを受けて書いただけで中身は全部捏造ですが、それでも大丈夫な方はどうぞ!最後にちょっとだけおまけで、朝のワンシーン付け加えてます。金木犀とイチョウの葉「ひーらーのーさん」 前を歩くその人を呼ぶと、くるりと振り返る。今朝結った髪が、ぴょこんと揺れた。カメラを構えて、即座に一枚。不意打ちされた彼は、びっくり目を見開いてからじとりと睨みつけて来た。 「何だよ鍵くん。撮るなら撮るって言えよ。つか俺撮ってどうすんだ、紅葉撮るコンテストだろ」 「えー。人物込みで撮っていいって書いてあったし、撮った写真は持ち帰れるし、俺は平野さん撮りたいの!」 何でだよ、とわがままに手を焼くように呟いて、平野もカメラ越しに紅葉を眺めた。 ある秋の晴れた日。勉強の息抜きにと平野を誘って紅葉を見に出掛けた。立ち寄った公園で秋の写真コンテストを行っており、カメラ貸出あり、撮った写真は持ち帰れるとのことで二人も参加を申し込んだ。 2037 1