Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    avarice017

    30↑mego/めご/芒果。成人済みNo one under eighteen symbol。中文/EN ok、日本語が下手。風花雪月/シルフェリsylvix/ディミレスdimileth。Do not repost or reuse my drawings

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 144

    avarice017

    ☆quiet follow

    R18G Sylvix/シルフェリ
    cw: blood, implied cannibalism
    血表現、暗黙の共食いご注意ください

    Special comic for Halloween.

    PLEASE READ THE WARNINGS

    Tap to full screen (size:900x1262).Repost is prohibited
    🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃💜💜💜💜💜💜💕🎃🎃🙏👍💖💖💘☺💘💘😍😍🌋🌋🌋🌋💒🎃💒💒💒🎃🎃🎃🎃🎃💜💜🎃🎃🎃🎃❤❤😭😭❤❤❤❤🌋❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    Satsuki

    DOODLE雪女パロ的なシルとフェリ。書いた人はフェリを美人だと思っています。
    山の天気は変わりやすい。サク、と、踏み出した足は膝までパウダースノーに埋まり、幼いシルヴァンは自分の吐き出した息の白さに視界を阻まれ途方に暮れた。
     数を教えてくれたのは兄上だった。1から1000まで数えられるようになったから、ウサギを見に連れて行ってやる。そう言う兄の温かな手に引かれて、シルヴァンは父や母に黙って家を遠く離れる不安に蓋をしていたのだが、マイクランが山の中腹で手を離したので途端にさびしくなった。
    「いいか、俺がうさぎを巣から追い立ててくるから、お前が捕まえるんだ。ここで、1000を1000回数えて、待ってろよ」
    「1000を1000回も?」
     シルヴァンはびっくりした。そんなに数えられるだろうか。両手の指は10本しかないのに。しかし泣き言を言ったら兄は怒り出してしまうかもしれない。マイクランはどうも、弟がわがままを言うのが世界で一番嫌いらしいのだ。仕方なく、シルヴァンはマイクランの背を見送って、数を数え始めた。だんだん心細くなってきて、どうして兄について行かなかったのだろうと後悔し始めた。そのうちに天気が変わって、ちらちら雪が降り始め、シルヴァンは自分がいくつまで数えたのか分からなくなってしまった。
    4022