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    HishiPotti_3

    @HishiPotti_3

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    HishiPotti_3

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    「キノコの日」
    うぇぶおんりの日がキノコの日(10/15)だったので、わけのわかないお話を書いていました😂展示のせるのもあれだったのでこちらで供養します。
    ・🔥❄️がキノコ
    ・第三者目線
    ・……なんやこれ😇

    キノコの日【キノコの二人設定】

    ザッシュルーム🍄
    ピンク色/シマシマの筋がはいってる/毒キノコ(イメージ:ハナオチバタケ)

    キョウジュロダケ🍄
    白の根本に赤とオレンジのグラデーション/実は食べれるが派手な色すぎて食べようとする人はほぼいない。でもめっちゃ旨い(イメージ:タマゴダケ)







    私はキノコ研究家のポッチーニだ。
    本日はキノコ研究の権威と名高いレン・アカスキ氏という博士の研究室へ弟子としてやって来た。
    私達が特に研究に力を入れているのは、キョウジュロダケとザッシュルームの交配について。

    「よし弟子よ、まずはこの研究個体を、フー・ジョッシー氏の開発した。顕微鏡で覗いてみるのだ」
    私が博士に言われるがまま顕微鏡を覗くと、5センチほどの小人が見えた。
    「は、博士これは?」
    「これはな、キノコが人に見える最新の科学技術を投影したヒトニミエール顕微鏡じゃ。これを使うと、キノコ達の様子が普通の顕微鏡とは違う視点で見えるのじゃ」
    「へぇ、すっごーい!」
    「どうじゃ?キノコ達は仲良くやっとるか?」

    色からしてキョウジュロダケは赤とオレンジの方、ザッシュルームはおそらくピンクの方だろう。2本の様子をレンズ越しに見守っていると、
    「じゅろ♪きょーじゅろ!」
    「………」
    ザッシュルームはキョウジュロダケにニコニコキラキラと白い胞子を飛ばして猛アピールしているが、キョウジュロダケは顔で拒否を露にしていた。

    「…あの…全然仲良しじゃないんですが…」
    むしろザッシュルームが嫌われているように見える。そもそも毒キノコと食用キノコでは交配の相性が悪いのではと博士に問うと、
    「ふーむ、ではこっちの個体も顕微鏡で見てみろ。ちゃんとキョウジュロウダケからもピンク胞子が出ておる」
    「じゅろ〜♡」
    「よ〜も♡」
    こちらではひしっと抱き合っていかにもラブラブしている。同じ種類なのに一体何が違うというのだろう?

    「うーん…こっちの個体はどうやらザッシュルームが未熟なようじゃ。成熟した証、ピンク胞子を出してやればキョウジュロウダケがその気になるじゃろうが…お主の手腕でうまいことその辺は助けてやるのだ。キョウジュロダケとザッシュルームを交配したレンアカダケを産み出せれば、お主は一人前の研究家になれるじゃろう」

    とは言われたものの、どうやってピンク胞子を出せばいいのか?
    「じゅーろろろぉーう!!!」
    「やっ!やっ!」
    「じゅ…」
    「ざ、しつこ!きやい!!」
    「……くすん」
    私は、キョウジュロウダケにはっきりと拒否されて落ち込む不憫なザッシュルームをツンツンと触ってみると、
    「?!」
    と驚いた顔をした。私はそんなザッシュルームをまじまじと観察する。そもそもこの姿だと胞子が出る傘がどこかわからない。試しに頭にみえる部分を撫でてみるも、ザッシュルームは不思議そうに指を見上げるばかりで胞子を出す様子はない。
    「んふ、んふ」
    撫でられるのがくすぐったいのかザッシュルームはくすくすと笑っている。

    (うーん可愛いけど、ここは傘じゃないんだよなぁ…)

    私が傘を探す為、ザッシュルームの全身をくまなく触っていると、ある部分でザッシュルームが胞子をふわりと溢した。どうやら尻に見える部分が傘らしい。とてもすべすべして肌触りが良い。すりすりとザッシュルームの尻(に見える傘)を擦って胞子を促すと、
    「ん…」
    摩擦で顔を赤くしたザッシュルームがふるふると震えだす。
    「ざ…?」
    キョウジュロダケはその様子を心配そうに見つめていた。どうやらザッシュルームに全く好意がないわけではないようだ。

    (これはいけるかも…)

    私がザッシュルームの尻(に見える傘)をひたすら撫で続けていると…
    「んっ、んぅーっ!」
    ぽふーんとようやくザッシュルームの全身からピンクの胞子が出てきた。疲れたのか、ザッシュルームはへなへなとへたりこむ。

    (さぁ、キョウジュロウダケはどう出る?)

    「よ、よもっ……ざ?」
    「ゃ…きょーじゅろぉ」
    ザッシュルームは狼狽えるキョウジュロダケに、ピンク色の胞子をふわふわと撒き散らして助けを求める。
    「む…む…むむぅっ!?」
    そのピンク胞子を浴びた時、キョウジュロウダケの様子が変わった。髪に見える部分がぶわぁっと膨らみ、そして、

    「どっせぇーーい!!!」

    ぼふーんとキョウジュロダケの体全体から、2本の姿が見えないほどの赤色の胞子が吹き出た。そして胞子のもやが晴れると、
    「どっせいどっせい!ぷんっぷんっ!!」
    キョウジュロウダケは私を威嚇するように、ザッシュルームをひしっと抱き締めて守っていた。

    「博士!なんかわからんけど上手くいきました!」
    「そうか!あとはこれを被せてそっとしといてやるのじゃ…きっと明日にはらぶらぶになっておる」

    博士の言うとおり、私は2本にお布団のような布を被せ、明日の成果を待つことにした。


    〜おわり〜
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