これはイサルイ(イサスミ)の運命の番(つがい)と交わした最初の言葉が身体に刻まれるソウルメイトバースの話なのですが、

初めてスミスに話しかけられた日米演習を終えたイサミの腰に『Wait’s over』の文字が浮き出る。
あの連中の中に俺のソウルメイトがいるのか？と疑問に思いながらも、スミスに絡まれた以外は特に何事もなくその日は終わり、運命の翌日。
「待たせたな、イサミ！　助けに来たぞ」
Wait’s over Isamiと現れたのはブレイバーン。
はあー？！？！俺のソウルメイトがスーパーロボ？！意味がわからない！
パニックになるイサミ、なんやかんやブレイバーンに乗って戦って勝利を納めるものの、納得いかないまま、スミスとは仲良くなったりケンカしたりを繰り返す。
スミスの胸には演習後から『勇気爆発』と日本語で文字が刻まれている。明らかにタトゥーではなくソウルメイトの証のそれ。
当然イサミはそんな言葉を発することもなければ機会もない。既に「死人は黙ったほうがいい」などと最初の会話を交わした後である。
絶対に自分とスミスはソウルメイトではないという現実を突きつけられながら、自分を気にかけてくれるスミスが気になって仕方がないイサミ。
一方スミスもイサミに夢中だが、ソウルメイトではないことを知っているので複雑な心境を持て余していた。それでも構わない、イサミと一緒に世界を救う。絶対にイサミを守る。そう意気込むがデスドライヴズに捻じ曲げられた残酷な運命に翻弄され、人間の身体を失ってしまう。
イサミはスミスの死後、彼の死に涙を流すほど惚れていたことに気づき、ブレイバーンと共に「勇気爆発！」と叫ぶ。
つまり、スミスに刻まれていたソウルメイトの言葉は彼がブレイバーンとして再誕したことにより最初の会話として認識されており、実はイサミと自分が本当のソウルメイトであったことを知る。
イサミはまだ何も知らないまま、ソウルメイトではなかったはずの男の死に、まるで魂の半分を失った痛みを感じる。
そんなイサミとただ一緒にいて慰めることしかできないブレイバーン。イサミのために生きて戻ってきたが、上手くいかない状況にやきもきする。
ボーンファイアして(あそこで監督があえてEDを流したのどう考えてもイサミとスミスのラブストーリーとして強調してる、公式ありがとう)、イサミがついにソウルメイトとして受け入れてくれるが、ブレイバーンのボディは人間ではないので、イサミから与えられた最初の言葉、ソウルメイトの証は刻まれていない。
どれだけイサミに愛を伝えようとも、少し寂しさを感じるブレイバーン。
翌日の対決でスミスバーンは再び死の淵へと追いやられるが、すべてを知ったイサミバーンが勇気爆発のその先へ到達して敵を倒し、運命を正常化してスミスは人間の姿を取り戻す。
グリーンアイズのスミスの胸には新しく『愛と勇気で繋がっていたように』と刻まれている。
「スミス、お前、なんて小っ恥ずかしい言葉を刻んでるんだ！　今すぐ隠せ！」
久しぶりの再会のはずだがなぜか見慣れたソウルメイトの裸に向かって、長髪のイサミの叫びが空に轟く。彼の腰には『ただいま』の文字が刻まれている。
ハッピーエンド！