类司/候鸟回忆录（一）遥想上次休假时，天马司在圣诞树前真挚地许下对来年的三个愿望：活着、发财、遇到好同事。
前两者尚未可知。返工第一天，从驾驶位下车的天马司一眼看到案发现场那个采样的新面孔时，便隐隐觉得，最后一个愿望的答案或许已经露出端倪。
说真的，天马司绝非刻板行事之人，在组内甚至以开朗风趣广受好评。但现在的优秀好同事不顾未来共事所需的初遇礼仪，径直冲向正准备再次触碰尸体的那人。
天马司快步靠近，还未来得及以实际行动制止——那人就已如猫科动物般警觉地回过头，动作快得令他一愣。
“你怎么不等警方到场再……！”
天马司的大嗓门震住在场所有人，除了眼前显然明知故犯却不以为意的谴责中心——状似无辜的学者终于腾出空闲，用沾血的手指关闭领口用于记录口述现场详情的便携录音器，这才慢悠悠地开口。“我的工作需要及时，慢一秒钟都会错过它留给我的信息。”

类司/拟猫修行天马司从未怀疑他的SEKAI中出现任何奇迹的可能性，但如今的情况还是令他——严格来说是“它”——心情复杂地下意识抹了把脸。
没错，一觉醒来之后，他变成猫了。
唯一可供追溯的记忆是清晨梦醒时分，唤醒他的不是熟悉的闹钟，而是连接幻境与现实的那首歌曲。以为是意识模糊产生的错觉，准备放任睡意侵袭小睡片刻。再次醒来的天马司看向自家墙壁，感受到与记忆中不相符的遥远——
天马司猛地起身，黑色的皮毛，动物的身体，猫的体格赋予他从比自己高得多的床上轻盈落地的能力。
……不会吧，来真的？
尽管已经有所准备，天马司缓步走向平日辅助表演的落地镜，仍然被眼前的景象吓了一跳。通体黑色毛发的猫正在看着自己，毫无疑问，这就是天马司现在的姿态。

经验丰富的类类和出走家猫司司…野外修行第一步就是克服对虫的恐惧。。司：（本能想抓但又害怕）类：司君你掐我尾巴也没用呀…
但司司很擅长追鸟，类说那你把虫子当成另一种鸟就行，都是会飞的小东西（对他们的体型来说）。然后遇到挑食时的类类，司：这也是另一种肉（没说出口，因为类不吃菜也长得很健康，还是自己怕虫的问题比较大）
为什么这么重视呢，可能两猫相遇就是因为类路过目睹跟自己差不多体型大的司（猫）被虫子吓得窜起来的狼狈状态，本来没想着救司，结果单纯地靠近虫子就落荒而逃。司：这是什么强者气场？ 类：（观察）（一看就是没经过刺激的家猫）
但是观察着司还挺有劲头，被吓得眼泪都出来了还绷着尾巴，主打的就是虚张声势，反正看起来比跟其他猫打打架加觅食好玩，就问了司好好的怎么跑出来了。司：你怎么知道的，你好厉害！（闪亮眼神）（精致衣服）（漂亮蝴蝶结）

类司/长毛猫受益者联盟（3）3
“我之前就很想问，为什么天马君的猫会对我那么友好。”

神代类踩下刹车，等待路对面正在经过的行人。马路边似乎在举办什么活动，音响旁穿着玩偶服形象的人又唱又跳，很是热闹。

司持续盯着他们，聚精会神的状态神似某种观察猎物的犬科动物，类余光察觉到对方的专注，也跟着看向另一侧。记得学生时代时他也曾经为收集体验钻进其中之一，巨大的玩偶身形可以称得上是随操纵者掌控的微型舞台，简单且自由。

副驾驶位上的司侧着头，思酌片刻答道：“它以为神代先生也是被我捡回来的猫？也许那天夜里它记住了你的猫和你的气味。”

在后座猫包里窝着的小家伙似乎听到了正在讨论自己，发出一串抓布料的声响以示反馈。

“其实它挺认生的，妹妹刚带回家的时候还挠坏了我的枕头。哎……当时棉花被挠得满地都是。但我知道这就是它的性格，和我有点像，每天精力多到无处发泄，不过没什么坏心眼，可能会更像小狗一点？”司将脑袋转回来，格外认真地竖起眉毛，重新看向被描述的当事人，“所以神代先生这么招它喜欢，更说明你拥有值得被它信任的……嗯，温柔。”

ウスバカゲロウの恋「待て！おい！」
　そう叫びながら類のドローンを追いかけているのは、見知らぬ少年だった。痩せっぽっちのその少年はドローンに引っかかった薄手の布を空飛ぶ機械から取り戻そうとしているのに、少しばかり身長が足りなくて届かないようだ。
「おい！返せ！」
　ドローンに言っても仕方ないのになぁ、と操縦している類が少し離れたところから呑気に見ていたら、少年の足がもつれて派手に転んでしまっていた。
「！？」
　流石にそんなことになるなんて思って無かったから慌てて駆け寄る。ケガをさせるなんて本意ではないから。
「すまないね。大丈夫かい？」
　巻き付いた布を丁寧に取り払い、ほつれなどがないか軽くチェックした後畳んで差し出した。それは酷く薄くて柔らかい、手触りの良い布だった。白味がかった光沢が七色に光って虹のようだ。とても高価そうな布で、この目の前の少年が持っているには不釣り合いに見えた。

それは重くて、愛しい罪。流し見していたテレビは、21時前の短いニュース番組に切り替わった。


ちらりと横目でキッチンを見やる。
きっと、作ったシチューはもう冷めてしまっているだろう。


お気に入りのペガサスのクッションを抱きしめながら、深くため息をついた。








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将来、オレ達は何になりたいのか。
互いに目指すものはあったけれど、じゃあそのために高校卒業後、何をするか。

それを考えた結果。
オレは演技を中心に学べる専門学校、類は演出の幅を広げる為に機械工学の専門学校に進んだ。

カリキュラムを見て、その上で行きたいと決めた専門だった。
問題があるとしたら、実家からの距離がかなりあるという点だろうか。

いつだってその想いは、対等で。「いやあ、今日もいい練習だったねえ！」

「いや、オレを散々吹き飛ばしておいて何を言っているんだ……」

「おや、ご不満かい？想定通りに動きをしてくれたというのに……」

「いやあれが想定通りなのか！？」



ため息をつきながらも、服を脱ぐ手は止めない。

とは言っても、先ほど散々飛ばされていた身体だ。疲労で少し手が震え、上手く脱ぐことができない。
焦る必要はない、と、ゆっくりとではあるが手を動かしていく。

それが相まって、オレが漸く半分終わった頃には、類は着替え終わっていた。





「……おや？司くん、まだ着替えていたのかい？」

「っ、ああ。類は寧々を送るんだろう。先に帰るといい」

「そうかい。それじゃ、お疲れ様。また明日」

「お疲れ様」

それは、向かい合わせの恋。「こんなに遅くなっちゃうなんて……。司くんに後でしっかりお詫びをしないと……」



手早く改札を抜け、人の波を縫うように足早に進んでいく。

今日は久々のデートの日だけれど、親戚が顔を出すからと少し足止めを食らってしまった。

事前に司くんには連絡済で、元々デートがあるから抜けるとも話してはいたけれど、僕の恋人ということもあって親戚がいやに食いついてきて、ずっと話してくれなかったのだ。

そのせいで、僕は事前に伝えていた到着時間よりも３０分遅くついてしまった。
普段のデートさえ遅刻しないように気を付けているから、こんなに遅くなるのは始めてだ。
前もって遅れることを伝えているとは言え、大切な司くんとの時間が削れるのは本当に嫌だった。