フロエーほそく。「月明かりの夜の下」バースデーロードを飛びたったオレは…その後皆から祝福を受け…皆が寮へ戻った後…喧騒から離れるためにこの時間誰もいないだろう中庭へとやって来た。
月明かりで照らされたベンチに腰掛けると、
「は〜ぁ…疲れたー」オレはそう呟くと、
月が「綺麗だな…」と思いつつ眠りに就いた。
「あれー?カニちゃんじゃーん」
どうやらここは、フロイドの夜のお気に入りの場所だったみたいだ。
「月が綺麗だったから、ベンチで寝ようと思ったんだけどー………まぁいっか〜」
そうフロイドは一人呟くと、エースの横に座り眠る。
二人は9月下旬の微妙に寒い中、夜のベンチで…一緒に過ごした。
次の日の朝…。
「へーくっしゅん!あーー寒っ!」
エースが目覚めると、隣に感触がした。
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