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    zenra0

    不健全と特殊性癖置き場 普通のはメディア欄

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    zenra0

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    宇宙警察巽がモブ地球外生命体に狙われる精神リョナ(モブだけ死ぬ)痛くはないです。
    最後数行だけ恐怖失禁


    ◇◇◇

    その場に戦える者はもう誰もいなかった。



    風早巽は今期・期待の新人として能力を評価され、宇宙警察庁でも最前線の戦闘部隊に配属された。
    今日はベテランのリーダーと先輩数名の部隊で、調査中エリアのパトロールを行う任務にあたっていた。
    まだ調査が進んでいないエリアということで新人の巽には少し不安があったものの、察しのいい先輩メンバー達が勇気づけるように最初はみんな緊張するよ、すぐ慣れるよ、何かあってもリーダーに任せればいいんだから、と笑った。

    夕刻、特に何事もなく平穏無事にパトロールを終え、報告書の文字数をどう稼ごうかなどの他愛のない雑談をしながら本部へ帰ろうとしていたところへ、一体の地球外生命体が現れた。


    メンバー達に指示を出すよりも早く、その生命体から伸びた触手が目にも止まらぬ速さでリーダーの戦闘用制服の腹を貫く。

    普通の触手が、こんなにも容易くプロテクターを貫通できる訳がない。
    その生命体は突然変異種と見られ、伸び縮みする無数の触手が蠢く、酷く不気味な姿をしていた。
    分類は?知能は?行動パターンは?何も分からなかった。

    突然の攻撃にざわつく暇もなく、生命体の触手が再び勢いよく振りかざされる。
    今すぐ撤退しろ!という命令は、鋭い追撃により最後まで聞こえなかった。



    「………な………?」


    気がつくと、巽以外の全員が倒れていた。
    あまりの事態に混乱し、青ざめた巽は状況も飲み込めないまま崩れ落ちるように腰を抜かす。
    まるで紙に穴でも開けるかのように地表や岩肌が抉り取られた跡や、人間がおもちゃのように振り回されたり叩きつけられた血痕が散見されるが、これももしかして、全て、こいつが。


    「あ、あ、………」

    生命体の眼が巽を捉え、振り向きざまの西日に反射してギラリと光る。
    まるで笑っているかのような表情をしているその不気味な生命体は、ジャリ、ジャリ、と重い音を立ててゆっくり地面を踏みしめ、巽に近づいてくる。
    それは己の死までのカウントダウンも意味した足音であり、巽は気の遠くなりそうな恐怖に頭が真っ白になった。


    それなりに覚悟を決めて宇宙警察に志願し、今日もそのつもりで職務にあたっていた。
    だが、人生でこんなにも、自分自身の身に生々しい「死」が迫った事はなかった。

    カラカラに乾いた喉は首を締められたように短く弱い息が漏れるばかりで、助けを求める事はおろか叫び声すら上げられない。


    殺される。


    ただそれだけが意識を覆いつくす。

    今、気を失えたならどんなに楽な事だろうか。
    巽は奥歯がカチカチと鳴るのを感じながら、全身を小刻みに震わせて硬直し、ただただ耐え難い恐怖に目を見開いて生命体を見つめることしか出来なかった。



    不気味な触手の地球外生命体はとうとう目の前に立ち塞がり、巽の全身は生命体の影に覆われた。
    見開き続けた目は乾燥する暇もなく、恐怖による涙が零れた。


    生命体が目元を細めて笑う。


    次の瞬間、ズドン、という凄まじい振動と鈍く重い音を立てて、巽の太腿の間の地面に触手が突き立てられた。
    地面は深くひび割れ、隙間からパラパラと砂が落ちる。

    巽の戦闘用制服の太腿がじわりと濡れ、そのまま堰を切ったように小水が溢れ出していく。
    広がっていく失禁を止めようにも、体のどこにも力が入らない。
    否、もうそんなことに構っていられなかった。


    生命体は突き立てた触手に小水を浴びせられていることは気にも留めずに、また別の触手を数本伸ばして巽の頬や髪に優しく這わせ、制服の下の身体を物色するかのようにまさぐり始める。


    巽は、抵抗したら殺されると悟り、けれど飽きられてもきっと殺される、と絶望して、思考を手放した。
    痛いのはいやだ。


    ああ、まだ死にたくなかった​─────
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    zenra0

    DONEヤバい性癖を抑圧した捏造父親×ショタ巽(分類はモブ巽?)のぬるい緊縛目隠し木馬責めです。エロくはない。
    拷問の話がたくさん出ますがプレイは着衣SMです。
    1行目から潔く捏造!!父親も間取りも家系の事情も何もかもありもしない幻覚!!

    Thanks!ネタ提供:白菜さん@hksiums
    風早巽の実家の教会には、地下へと続く階段がある。


    正確には、自宅を兼ねた敷地内の庭の奥。

    巽は物心ついた頃から何度か「この下はなあに?」と父に尋ねたものだったが、その都度「ここから先へ降りてはいけませんよ。危ないですからね」と優しく繰り返されてきた。



    **********



    そよそよと気持ちの良い風が吹く、ある初夏の休日。
    淡いブルーの空にうっすらと広がる巻雲が穏やかに日差しを柔らげている。


    巽は透き通るようなボーイソプラノを弾ませて聖歌を口ずさみながら、日課である庭の植物への水遣りを終えた。
    両親から生まれて初めての水遣りを教わった日以来、この時間は彼のお気に入りだった。

    歌うように風にそよぐ葉の揺れる微かな音も、陽の光に透けてきらきらと光る雫も、しっとりと重く濡れた土の匂いも、全てが彼に鮮やかな感動と癒しをもたらしてくれる。
    そして毎日地道に世話をすることで、植物たちがゆっくりと少しずつ健やかに成長していく様子を見守るのが好きなのだ。


    植物の様子を両親に報告すると、話を聞きながら喜んでもらえることもお気に入りの理由の一つ。
    報告も兼ねて次はいつものように 7826

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