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    billy_candyy

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    billy_candyy

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    2022/09/18 イーストセクターWebオンリーにて展示させて貰っていたアシュビリ♀小説です。
    ※ビリーが先天性女体化しております。アッシュ×女の子ビリーなので女体化に不快感がある方の閲覧はご注意下さい。
    アシュビリ♀と言うよりかはアッシュ+ビリー♀と言った感じの内容です。
    これの続きもいつかまた書きたい…!

    ハニートラップにご注意クダサイ♡ 扉の開閉音がしてふと目が覚めた。枕元に置いてあったスマホに手を伸ばし時間を確認すれば、時刻は深夜の二時を回った所で舌打ちをしてベッドから起き上がる。隣では老いぼれが相変わらず凄まじい程のいびきをかいて爆睡していて、それにもふつふつと怒りが湧き上がった。俺が思うにこんな時間に外から帰って来る奴は一人しか居ない。何度言っても人の言う事を聞かない、口だけは達者なメンティーに今日こそガツンと言ってやると意気込み、俺はメンター部屋から帰宅してから直ぐに風呂場へと直行したらしい相手を追い掛け、浴室へと足を向けた。人が入っているそこに無断で踏み込むなんてマナー違反も良い所だがそんなの知った事じゃねぇ。この俺様の睡眠を妨げた罰はしっかり受けさせてやる、と鼻歌混じりにシャワーを浴びる相手の許可なく浴室の扉を勢い良く開いてやった。
    「オイ、クソガキ!! テメェ今日と言う今日は許さねぇからなァ!! 一体今何時だと思ってやが……」
     ギークや老いぼれが寝ているのも関係ねぇ、セクター全員の連帯責任だと言わんばかりの怒声で踏み込んでやれば、そこに居たのは風呂に入っているのだから当たり前だがいつも何処でも必ず身に着けているゴーグルを珍しく外した、大きなブルーアイの目をした女が驚いた様にポカンと口を開いてコチラを見ていた。
    「…………あ? 誰だテメェは」
    「ワァオ☆期待を裏切らない質問だネ、パイセン。オイラだヨ、オイラ!!」
     見慣れない女の姿を発見して、頭では考えずに感じた事をそのままぶつけた言葉に目の前のソイツは明るい声で答えた。その言い回しと声音に確かにクソガキだと認識するも、いつもと余りにも違うその姿に俺は訝しげに目を細め、上から下へと視線を下ろす。イヤ、おかしいだろ。クソガキは確かにヒョロヒョロの、ヒーローとしては全く使えなさそうなもやしで……でも目の前に居るコイツはもやしの割には意外に出るトコ出てやがって……。は? ちょっと待てよ。何でクソガキに乳があるんだ? そして何故か下半身にはあるべき物が無い。
    「ウ〜ン、いくらボクちんでもそんなにまじまじ見られるとチョット……」
     そう言われて漸く気付いた。目の前に居るのは確かにクソガキだが、クソガキじゃねぇって事に。理解した瞬間に途端に湧き上がった感情を抑える事が出来ずに俺は叫んだ。
    「ふっざけんなぁぁぁアアア!!!!!」
    「何だ、どうしたアッシュ!?」
    「な、何? 何があったの……」
     その怒声とも取れる声にバタバタとそれぞれの部屋から慌てて老いぼれとギークが脱衣所に飛び込んで来て俺は我に返り、二人がそれ以上入って来れない様に慌てて浴室の扉を閉めた。
    「来るんじゃねぇ、入るな!! それ以上こっちに来たらブン殴る!!」
    「え、ええ……何その理不尽。せっかくあと少しでレアボスを倒せる所だった所をわざわざ来たのに……」
     ギークにはた迷惑そうにジト目で見られ、俺はこんな深夜までまたゲームしてやがった事に怒りを感じるも今はそれどころじゃねえ。
    「クソガキ早く服着ろ!!」
    「エェ~だって俺っちの服そっちにあるんだモーン」
    「クソがァ!!!!」
     クソガキののんびりとした言葉にブチ切れながら俺は自分のシャツを急いで脱いで手が入る隙間程だけ浴室の扉を開けて背中越しに脱いだばかりのシャツをクソガキに手渡した。
    「んふふ♡アッシュパイセンの脱ぎたてとかまるで彼シャツ……♡」
    「ふざけた事言ってねぇで早く着ろ!! 良いか、老いぼれとギークはそこを一歩でも動くなよ」
    「おいおい、一体何だって言うんだ。ビリーがどうかしたのか? 別に男同士なんだしそこまで気にする必要は無いだろう」
    「そうじゃねぇから言ってるんだ!! 良いからこっちに来るんじゃねぇえええええ!!!」
    「ヒッ……!! わ、分かったから怒鳴らないで……!」

    ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

    「つまりは、サブスタンスの影響とかでは無く正真正銘ビリーは女の子、だと。そう言う事で間違い無いんだな?」
    「ウン! どうやら13期研修チームを組む時に上の人がオイラの性別を間違えて男で登録したみたい☆」
     何とか俺のシャツを着せたクソガキに詳しく話を聞けば驚いた事にコイツは生まれた時から間違いなく女だったらしい。言えよそんな大事な事は、最初に!! 男三人の中に女が居るとか普通に考えて有り得ねぇだろ。
    「でも俺っち、物心ついた頃から男として振舞って来てたし別に問題無いカナって。現に今日まで誰もオイラが女の子って気付かなかったデショ?」
    「そ、それはそうだけど……知らなかったとは言え僕は女の子と同じ部屋で生活してたとか……はわわわわわ!!」
     情報屋として活動するに当たって女だと色々と不便らしくビリーは普段からも男に見られる方がやりやすい為、今まで訂正しなかったらしい。道理で男にしては小柄過ぎるしいつもオーバーサイズの服を着ていると思っていたんだ。現にそう見える様に普段はクソガキの割には意外にある胸も綺麗な平らになる仕組みのタンクトップをシャツの下に着ているらしい。
    「極力迷惑掛けないようにはするカラ、他のセクターの人達には内密にしてくれたら嬉しいナ♡今から研修チーム組み直すのも迷惑かかっちゃうし」
    「うーむ、確かに13期研修チームが始動してもう半年は経過してしまったしな。だがビリーが女の子だと知った以上はある程度は俺達も気を付けないといけない部分は出て来るぞ。それこそ入浴もそうだしな」
    「入浴と言えば……、何でアッシュはあそこに居たの? 何してたの? ビリーくんに何しようとしてたの?」
     これからのクソガキの対応について話し合いをしているのにギークに詰め寄る様に問い掛けられ、盛大に舌打ちした。
    「チッ……。コイツが何度言っても夜中に帰って来るから文句の一つでも言ってやろうと思ったんだよ」
    「それで入浴中だって分かってて入ったの?いくらビリーくんが女の子だって知らなかったとは言え普通に考えてマナー違反だよね? それともアッシュはそういう趣味なの?」
    「ンなワケあるか!! テメェ……ギーク、黙っていれば好き放題言いやがって。ブン殴られてぇか」
     いつもの弱気な態度は何処へ行ったのだと思う程に強気に言及して来るギークの胸倉を掴めば直ぐ様やめないか、と老いぼれに腕を捻られた。オイ、痛てぇんだよ!! テメェの手加減出来ねぇ馬鹿力で掴むんじゃねえ!!
    「ウワァ~ン!! グレイ、ボクちんの裸ゼ~ンブ隅々までアッシュパイセンに見られちゃった☆もうお嫁にいけナ~イ!」
    「なっ…………!? クソガキ、テメェ!!」
     とんでもない事を抜かすクソガキに掴みかかろうとするも相手が女だと言う事実を思い出し、その腕を下ろす。
    「アッシュ…………」
    「な、何だその目は。ギークの癖に俺をそんな目で見るんじゃねぇ!!」
     まるで虫けらを見る様な目で俺を見るギークに苛立ちは更に増す。
    「こうなったら責任取ってパイセンにお嫁に貰ってもらわなきゃ~!」
     そう言って俺の腕にいつもの様に馴れ馴れしく絡んで来たクソガキにふざけんな!! と振り払おうとするも、自分の腕に当たる柔らかい感触に疑問を感じて視線を落とせば、シャツ越しにもやし体型にしては意外にあるその二つの膨らみが自分の腕にしっかり当てられている事に気付き、慌ててその腕を振りほどいた。
    「バッ……!! てめ、そうやって今まで通り馴れ馴れしく絡んでくるんじゃねぇ!!」
    「アレレ~? パイセン、もしかして照れてる?」
    「ふっざけんな!! 誰がテメェみたいなもやしに照れるか!!」
    「だが知らなかったとは言えアッシュにはキッチリ責任を取らせねばならないな。ビリーの事はお前がこれからしっかり気にかけてやる様に」
    「なっ!? 老いぼれテメェ……! 勝手に決めんじゃねえ!!」
    「そうですよ、ジェイさん! アッシュなんかに任せたらこんなに可愛いビリーくん……ビリーちゃんは何されるか分かりませんよ!! それこそエロ同人みたいな事をされてしまうかもしれません! !!」
    「えっと……、すまない、グレイ。えろどうじんとは一体どういう意味だろうか?」
    「ヒッ!! すみませんすみません!! スーパーヒーローのジェイさんに僕は何て事を言わせてしまったんだ……!」
     老いぼれの問いかけにギークは凄まじい勢いでジャンピング土下座をしてひたすら老いぼれに平謝りしていた。
    「チッ、マジでふざけんなよ……何で俺が」
    「アッシュパイセン、これからよろしくネ~♡」
    「あァ!? 俺は引き受けるつもりはねぇって言ってるだろ!」
    「でも、パイセン俺っちの裸見たよネ? 上から下まで舐める様にガン見してたデショ?」
    「舐め……!? 誰がだ!!」
     俺が変態みたいな言い方をしやがるクソガキに反論しようと口を開けばいつの間に距離を詰めたのかすぐ目の前に今は遮る物が何も無い状態の大きなブルーアイの目がジッと俺を見ていて、その慣れない光景とどうにも目が離せない相手に溢れる筈だった言葉は飲み込む事になった。
    「な、何だよ……。その目で見るんじゃねえ……」
    「ねえパイセン。パイセンにならオイラ良いヨ?」
    「な、何がだよ……」
    「見るだけじゃなくて、もっと色々シても♡」
     そう言って背伸びをしたクソガキに俺の耳にフゥと息を吹き掛けられ、瞬間的にバッと相手を振り払い俺は自分の耳を守る様にそこを手で覆って軽く唸りながら悪戯を仕掛けてきた相手を睨んだ。
    「んふふ♡身体は正直ィ~♪」
    「なっ……!! テメェ、マジでいい加減にしろよ!!!!」
     クソガキの視線が俺の目じゃなく下に向いている事につられて下を見れば僅かながらに兆しを見せた自身が目に入り、羞恥と相手への怒りでカッとなり、女だから手を出せないだろう、と舐めた態度になってるビリーをとっ捕まえようと手を伸ばすも、ヒラリとそれを躱され逃げられてしまう。
    「ンモ~すぐ怒るんだから~でも俺っちの貧相なカラダで反応してくれるって事はオイラ意外に脈アリなのカナ? それなら女の子ってバレてかえって良かったのカモ♡」
    「あァ!? どういう意味だそれは」
    「アッシュパイセンって今トクベツな人居なかったよネ? ならそこの枠にボクちんが立候補しても良いカナ? って言う意味だヨ」
    「なっ……!? は、はぁ!?」
    「オイラ結構分かりやすくアピールしてたのにパイセンゼンゼンなんだモン。かと言って性別を明かしたら何かそれはズルな気がして言えなかったんだケド……都合良くパイセンが俺っちの入浴シーンを覗いてくれて逆にラッキーだったカナ~」
     チュッと遠目から投げキスをしてくるクソガキの態度とその言葉にイマイチ理解が追いつかず、ただただポカンと相手を訝し気に見る俺の視線にビリーはケラケラと声を上げて笑った。
    「そんなに難しく考えないで、パイセン! 今すぐ俺っちに振り向いてって言ってるワケじゃないんだし。デモ……」
     そう言いながら身長差や体格差のせいでケツまですっぽりと覆っている俺のTシャツの裾を軽く持ち上げ、局部が見えるスレスレの所までたくしあげたビリーはその大きな瞳を潤ませ、頬を薄く朱色に染め上げて、一体どこでそんな男を誘う様な仕草を学んだのかと問い詰めたくなる様な顔で笑み、そっと呟いた。
    「もしボクちんを恋人にしてくれるならオイラのゼンブをパイセンにあげちゃう♡」
    「なっ…………!!」
     その告白とも言えるセリフと大胆な行動に完全に俺は自分の顔に熱が集まるのを感じ、言葉にならない言葉で口をパクパクさせた。が、次いでビリーから飛び出た言葉に再びカッとなる。
    「ナ~~ンチャッテ!! アハハ、パイセン顔真っ赤~! レアショット頂き☆」
    「ふ、ふざけ……!! こんのクソガキぃいいいい!!!! 待ちやがれ!!!」
     愛用のハニーとやらですかさず写真を撮ったビリーは貴重な写真をサンキュー! と普段のおどけた様子で怒り心頭の俺に追い掛けられるのを笑い飛ばしながらメンティー部屋に逃げて行った。
    「…………チッ、クソが……!!」
     あんな安い挑発にクソガキの思惑通りに見事乗せられてしまった俺は先ほどよりもしっかりと反応した自身と、今までは気付かずにいた新しい感情が自分の心の内に確かに宿り始めた事に気付き盛大な舌打ちをしたのだった。



     
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    アシュビリ♀と言うよりかはアッシュ+ビリー♀と言った感じの内容です。
    これの続きもいつかまた書きたい…!
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