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    ガリカジのタイカケ。エロではないけど、ちょっとアレかも。
    「月一の周期」

    #タイカケ

    「カケルぅ」
    「ん~、よしよし」
     ぎゅうと抱き着いて離れないタイガの頭を、そっと撫でる。
     俺にとっても懐いてくれているタイガだけど、その懐き具合がマシマシになる期間が月に一回ほどある。俺にめちゃくちゃに甘えてくれて、夜もちょっと激しくなっちゃう。月の満ち欠けに伴う、タイガの魔力の変化かと予測はしているんだけど、原因ははっきりしていない。
    「なぁ、今日もカケルのベッドで寝ていいか?」
    「もちろん、いいよ~」
     この期間のタイガは、いつも以上に素直になる。普段なら照れちゃうような行為もセリフも、この期間なら全然なんともないみたい。俺はこの期間を毎月楽しみにしている。
    「へへっ」
    「んっ!」
     嬉しそうに笑うタイガきゅんに、顔がニヤけちゃう。
    「なぁ、カケル、好き」
    「おれっちも、タイガきゅんのこと大好きよん」
    「俺、おれっ、ホントに、カケルのこと好きでっ、それでっ、うぅ、かけるぅ……」
     必死に俺の名前を呼ぶタイガに、心臓を鷲掴みにされた気分。あぁ、もう、愛おしくって仕方ない。
     タイガが俺を抱きしめる腕に力を込めた。身体がより密着して、あぁ、これ、当たってる。タイガの硬いの……。
     気付いてしまうと、俺のそこも反応し始めてしまう。バカ正直にそこに血液が集まって、身体の奥深くがじくじくと疼く。あぁ、もっともっと、俺に甘えて俺を求めて欲しい。
    「ねぇ、タイガ……ベッド行く? ここ、辛いでしょ?」
     そう言ってタイガの硬くなったところを触ると、とろんとした顔でタイガは頷いた。虎の耳と尻尾もしっかり出ている。だから、ココもきっと……。
    「ふふっ、タイガきゅん、かわいい。いいよ、好きにしてね」
     タイガの手を引いてベッドに向かう。
     なんだか興奮して仕方ない。俺は、タイガがこうなってしまう期間、どうにもそういう欲求が高まるみたいだ。きっとタイガが可愛すぎるせいだ。いっぱい甘やかしたくなる。タイガが、欲しくなる。
     ベッドに沈みながら、俺は必死にタイガにキスを強請った。
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