Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    オルト

    どうしようもないものを投下

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 178

    オルト

    ☆quiet follow

    632文字
    黒薔薇のタイカケ
    何も言わなくてもいい関係も良い。

     弁当食って、午後の授業に出る(机で昼寝する)かフケようか迷っていた時、一本の電話。
    「あ?」
     カケルからだ。今日はまだ学校に来ていない。一応真面目に登校してくるアイツがいないのは珍しいが、午後から行くと連絡が来ていたので気にしていなかった。
    「どーした?」
    『あー、タイガぁ……』
    「?」
     なんだか声が弱々しい。
    「どうした? もーすぐ学校くんのか? おめぇが来るなら俺、教室に……」
    『……来て』
    「え?」
    『迎えに来て、くれないかにゃあ?!』
     カケルの声は急に明るくなった。なんだか様子が変だ。
    「どうかしたのか?」
    『ちょーっち色々あってさぁ、自分でガッコまで行くの、ちょっとキツくって』
    「どういうことだよ?」
     怪我? それとも、具合が悪いのか?
     俺は荷物も持たず、カケルとの通話を続けながら階段を下りる。廊下を走っていると教師に呼ばれたが、どうでもいいから無視をした。
    「今、どこに居んだ?」
    『いつものコンビニの裏』
    「わかった、すぐ行く」
     通話を終えて学校を抜け出すと、近くに隠すように止めていたバイクに跨った。よく二人でニケツするからカケルの分のメットも載せてある。カケルもバイクを持っているけど、なぜか俺の後ろに乗りたがる。でも、今日みたいに迎えを要求するのは初めてだ。
    「よし」
     エンジンをかけ、カケルの待つ場所へと向かう。理由はわからないけど、カケルが俺を求めてることには変わりない(ちょっと違うかもしれないが)。俺は、何も聞かずにカケルを後ろに乗せて学校に戻るだけだ。俺たちは、それでいい。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ❤❤❤❤❤❤🙏🙏💕💕
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    オルト

    TRAININGガリカジのタイカケ。昨日のタイガ編みたいな感じです。月に一回くらい、カケルがやけに俺を甘やかしてくれる期間がある。そんな時のカケルはすごく可愛くて、なんていうか、エロい。いつも以上にいい匂いがするし。これは、ホントにカケルの匂いが濃くなるのか、俺の鼻が良くなるのかはわからない。けど、確かに月に一回カケルは凄く可愛くなる。
    「かけるぅ」
     そんなカケルを見ていると、なんだかいつも以上に素直になれる。甘えたくなる。カケルが甘やかしたくなってくれてるのに漬け込んで、俺は欲望のままに甘えちまう。
    「タイガきゅん、おいで」
    「ん、カケル、好き……」
    「んっ……」
     俺が素直に気持ちを伝えると、カケルは凄く嬉しそうにする。目をウルウルさせて、頬を真っ赤にして。すごく、可愛い。そして、エロい。こんなの、勃っちまうだろ……。俺がカケルの身体に自分を擦り付けると、カケルのソコも反応した。嬉しい。カケルも同じ気持ちになってる。
    「カケル」
     カケルの顔をじっと見つめると、カケルはどんどんエロい表情になっていく。あぁ、早くひん剥いて俺の腕の中に閉じ込めたい。
    「ベッド行こう」
     カケルの方から、俺を求めてくれてる。カケル、カケル、俺のカケル。他の奴にも、こん 815

    オルト

    TRAININGパンそばのタイカケ。
    そばくんに対して過保護なパンくんが見たいです。
    「ねぇね、タイガくん」
    「あ?」
    「これからコウジさんたちと飲みに行くんだけど、タイガくんも来る?」
    「あぁっ?!」
     飲んでいたジュースを噴き出しそうになった。なんで、カケルが、あの探偵と?
    「ふ、二人で、飲みに行くのか?」
     まさか、俺が油断している間にあの探偵がカケルを? 俺らのファンとか言ってたけど、まさか、まさか……。
    「ううん、助手のユウくんやコウジさんのお友達も一緒みたい。タイガくんもどうかなって思ったんだけど……。もしタイガくんにその気がないなら僕一人で」
    「俺も行く!」
     カケルの言葉に被せるように、俺は大きな声を上げた。自分の好きなヤツが、いくら二人きりじゃないとはいえ、俺のいないところで他の男と飲むなんて耐えられない。それに、カケルは酒に弱いんだ。酔ってふにゃふにゃになってるカケルはめちゃくちゃ可愛いし、何かされちまうかも知れない。俺は酒を飲んでも、絶対に少しだけにしておくぞ。ちゃんとして、カケルのことを守るんだ……!
    「えへへ。タイガくんがいるなら安心だなぁ。僕、お酒弱いし、コウジさんのお友達は……僕らも会ったことあるみたいだけど、緊張しちゃうだろうから」
     安 1434