ペンケン 嫉妬…ふぅ。
ダメじゃないか。
彼の好意を分かっていて知らない振りをしていただろう。
「違う…本当に、知らなかった…っ」
そうかな。
アレはただの友人とは思えないような熱い視線だったぞ。
薄々彼の手が息が瞳が熱を帯びていた事に肌で感じていたんじゃないか。
それを気のせいにして仮初の友人関係を続けていたのだろう。
友との触れ合いは許すよ。
絆を深め、家族のように過ごす。
素晴らしいことだ。
でも、
恋はダメだ。
彼はケンタッキーの薄く柔らかい唇を食みたいと思っていたし、首筋や髪に顔を埋めて匂いを嗅ごうともしていたよ。
…いやすまない、これは間違いだ。
この香りを嗅いで性器を今の俺のように固くさせていた。
お前は気付いていなかったか?
529