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    ayaoriroaya

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    ayaoriroaya

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    フロが勘違いするフロ監♀(会話文)

    「どうしよう、小エビちゃんに嫌われたかも」
    「おや、何かあったのですか?」
    「さっき小エビちゃんに声かけたら、露骨に視線そらされた……」
    「それは珍しい」
    「オレなんもしてねーのに! 意味わかんねー! ねーなんでだと思う?」
    「……なんでも何も……フロイド ここはEクラスの魔法薬の授業だ! 君は教室で分析学なはずなのに何故ここにおいでだい!」
    「金魚ちゃんうるさーい。ガミガミするやつはモテねーよ?」
    「結構だ! そもそも現に今、彼女に嫌われているという男に言われてもなんの説得力もないけれどね」
    「えーんジェイド〜、金魚ちゃんがいじめる〜」
    「可哀想なフロイド、あとでハーツラビュルへ慰謝料を請求しに行きましょうね」
    「それならボクが日頃から受けている迷惑料もお支払いよ。はぁ……まったく、そういう無神経なところが監督生を怒らせたんじゃないのかい」
    「無神経も何も、オレなんもしてねーって言ってんじゃん」
    「だから、そういう所だと言っているんだ。何かしたこと自体に自覚なし、もしくは何もしてないことが原因かもね」
    「…………」
    「あの子も……監督生もよくキミとここまで付き合ったものだ。いいかい、よくお聞き。キミらの交際は彼女の望みだから静観していたけれど、もし彼女がキミに愛想を尽かしたというのなら容赦はしないよ」
    「……オレ、愛想つかされてんのかなあ」
    「そう思うのならキミが会う相手はボクらではないね。とっとと出ておいき」
    「んー……じゃあねぇ」
    「……はあ。やっと出ていった。授業を勝手にサボるだなんて、ハートの女王の法律以前の問題だ」
    「ふふっ、さきほどのリドルさんはハートの女王と言うよりも、海の魔女のように慈悲深かったと思いますよ」
    「これ以上授業の邪魔をされたくなかっただけだ。監督生にはうちの寮生が世話にもなっているからね。……ただ、普段の彼女からして、理由もなく不躾な態度をとるとは思えないから、不思議ではあるけれど」
    「ああ、それなら僕にひとつ心当たりがあります」
    「え?」



    「小エビちゃん!」
    「なんで……っ、しょうか? フロイド先輩」
    「……やっぱり」
    「はい?」
    「ねぇ、何がヤダったの?」
    「やだって、え? 何がですか?」
    「だから! オレ、考えたけど、それがわかんなくて! だから、オレのヤなとこ、言ってほしくて……ちゃんと、できる限りは直すからさぁ……」
    「先輩の、いやなとこ……?」
    「できねーこともあるかもしんねーけど……でも、このまま小エビちゃんに、嫌われたくねぇし……」
    「ま、待ってください! 嫌いって、私が先輩を? ないですよ、そんなこと!」
    「だって今朝も今もこっち向いてくんねーじゃん! 目も合わせたくないんじゃねぇの!?」
    「え、あ、ああぁー……ちょ、ちょっと待ってください……あいててっ。こ、これでいい、ですか?」
    「……もしかして、首、いてぇの?」
    「はい……寝違えちゃいまして……上を向こうとすると痛くて……」
    「は……あ、待って、いいから、下向いてて、オレしゃがむから」
    「すみません……」
    「えーと、じゃあ、今朝も首が痛かったから顔背けたわけ?」
    「そうです……あの時はすみません、一限、魔法薬の小テストがあってから急いでて」
    「なぁんだぁ……オレ、小エビちゃんに嫌われたのかと思った」
    「ふふっ、そんなわけないじゃないですか」
    「じゃあ、好きって言って」
    「えっ!? それは、あー……」
    「オレ、朝からちょー辛かったなぁー」
    「わ、わかりましたよ! っ、す、好きですよ、フロイド先輩!」
    「……あはっ、オレも小エビちゃんのことだぁいすき」
    「もうぅ……あ、そういえば、今日はジェイド先輩には会わなかったんですか?」
    「は? 二限くらいに会ったけど急になんで?」
    「一限が終わったあと、ちょうど次の授業だったらしくジェイド先輩と会ったんです。ちょっとお話したんですが、その時に首が寝違えて痛いって話もして……まあでも、わざわざ他の人に話すような内容でもないですからね」
    「……ジェイド知ってたの」
    「えぇ、まあ……うわっ!? フロイド先輩!? なんで急に抱きかかえてっ、」
    「んー今からお礼言いに行こうと思ってさぁ」
    「それはいいんですけども私は置いて言ってほし、ひゃあああ!! 全速力で走らないでくださいぃぃ!!」
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    DOODLEフロが勘違いするフロ監♀(会話文)「どうしよう、小エビちゃんに嫌われたかも」
    「おや、何かあったのですか?」
    「さっき小エビちゃんに声かけたら、露骨に視線そらされた……」
    「それは珍しい」
    「オレなんもしてねーのに! 意味わかんねー! ねーなんでだと思う?」
    「……なんでも何も……フロイド ここはEクラスの魔法薬の授業だ! 君は教室で分析学なはずなのに何故ここにおいでだい!」
    「金魚ちゃんうるさーい。ガミガミするやつはモテねーよ?」
    「結構だ! そもそも現に今、彼女に嫌われているという男に言われてもなんの説得力もないけれどね」
    「えーんジェイド〜、金魚ちゃんがいじめる〜」
    「可哀想なフロイド、あとでハーツラビュルへ慰謝料を請求しに行きましょうね」
    「それならボクが日頃から受けている迷惑料もお支払いよ。はぁ……まったく、そういう無神経なところが監督生を怒らせたんじゃないのかい」
    「無神経も何も、オレなんもしてねーって言ってんじゃん」
    「だから、そういう所だと言っているんだ。何かしたこと自体に自覚なし、もしくは何もしてないことが原因かもね」
    「…………」
    「あの子も……監督生もよくキミとここまで付き合ったものだ。いいか 1796

    ayaoriroaya

    DOODLEアズ監♀推しのリーチ兄弟2

    ※ギャグと思って読んでください
    ※監が全然意識してませんがアズ監です
    「って訳でさぁ、ほんっとアズールってばポンコツなわけ」
    「ええ。まあ無自覚両片想いも悪くは無いのですが」
    「いやジェイドほんとそーゆーの好きだよね。一定期間ならアリだけど、長引くのはナシ」
    「片想いの期間が長ければ長いほどくっついた時の感動がひとしおなんです。なんなら監督生さんの卒業式に迎えに来て告白兼プロポーズして欲しいです」
    「両極端過ぎんだよ……あーいやでもアズールなら勢い余って告白通り越してプロポーズしそー……。でも付き合っといた方が、アズール卒業してからの一年間、ジェイドの好きそうな遠距離恋愛出来ねーじゃん」
    「……ハッ!」
    「ガチで驚いてるし。まーでも四年は研修で学園ほぼいねーから実質二年遠距離?」
    「――っ!!」
    「うーわ声に出ねーほどの驚きと歓喜の顔してんじゃん……って言うわけで、逆に小エビちゃんの方から告ってみね?」
    「フロイド……!」
    「あ? 何?」
    「そんな楽しいイベント、カメラの用意もまだなのに進めないでください!」
    「スマホでいーじゃん」
    「……あ、あのぅ……フロイド先輩、ジェイド先輩……」
    「ああ、アズールなら今VIPルームに」
    「いえ、あの、ですね……さっ 1143

    ayaoriroaya

    DOODLEアズ監♀推しのりーチ兄弟の会話文
    (※アズが全く意識してませんがアズ監です)
    「――ですから、現状維持が一番だと言っているでしょう」
    「はああ? そんなんじゃ何にも進まねぇし、新しい展開が無くなんだろ!」
    「お前たち、部屋の外まで聞こえてますよ。もう少し声を落としなさい」
    「あ、アズール! ちょうどいいとこに来た!」
    「なんですか、話の断片を聞く限り、珍しく真面目な話のようですが」
    「ええ、それはもう。アズール自身にも関わりが深いことですので」
    「おや……ラウンジのことですか、それとも」
    「小エビちゃんとアズールの関係!」
    「……は?」
    「僕は今のまま片想い状態を維持するべきだと思うんです」
    「だーかーら! もう十分過ぎるほどもだもだしてんだろ!」
    「ですがその一向に発展しない絶妙な距離感のお陰でこの間のデート未満なデートが執り行われたんですよ」
    「いやそれはそれっていうかぁ、良かったっちゃ良かったけどぉ……」
    「ほうら」
    「でも付き合い始めたっていうのになかなかデートに切り出せないっていうのは付き合わねぇと出来ねーじゃん!」
    「くっ……確かにそれは面白そうですね……」
    「ね? だからアズール、告ってきて!」
    「…………いや、あの、何で僕が監督生さんを好きという 732

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