ファルコ、レジナルド、ドラスタ~クローディェ・中庭~
ファ『今日はやけに暇だ…昼からは自主トレでもして過ごすか…。』
レ「おや、ファルコくんじゃないですか。どうしたんです?ヒマそうですねぇ。」
ファ「副長殿……はっ、私の今日の責務は全て終了しました故、午後からは自主訓練を行おうと考えていた所存であります!」
レ「毎回そんなにカチカチにならなくてもいいのに…。
それよりどうです?君さえよければ昼から私の買い物に付き合って頂きたいのですが…
君なら1日自主トレをサボったくらいでは誰も文句など言わないでしょうしね。」
ファ「か…、買い物…ですか…。」←レジナルドのめくるめく怪しそうな買い物をフル想像中
レ「なに、そんなに長くかかるものではないですよ。(ニッコリ」
ファ「り、了解致しました…『副長殿の笑みには逆らえん…』」
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~ドラスタの自室~
ファ「部隊長殿…少し、お時間頂けないでしょうか…。」
ド「そんなに堅っ苦しくなんなっていつも言ってるだろ?名前でいいよ名前で!
…んで、どうした?そんなしょぼくれた顔して。なんかあったか?」
ファ「は…部隊ちょ…いや、ドラスタ殿、あの…副長殿のことで…。」
ド「またセクハラされたのかったくあの変態副長は…
待ってろ、俺が副長に直接話付けて…」
ファ「ち、違います違います!今回は僕が悪いんです」
ド「お前がセクハラをしたのか…」
ファ「そんなわけないでしょう
僕…いえ、私の配慮が足らず、副長殿がご機嫌を損ねてしまわれたようでして…。」
ド「なんだそんなことか…。って、機嫌損ねたってお前、一体何やらかしたんだ?あの人怒ったら長いぞきっと…」
ファ「…私、が……僕が悪いんです…僕のせいで……
…部隊長殿、私、十分後にもう一度こちらに伺わせて頂きますので、暫し退室の許可を…。」
ド「?何しに帰るんだ?」
ファ「辞表をしたためて参ります……。」
ド「はっはやまるんじゃないファルコー」
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~クローディエ・夕方~
レ「ドラスタ…少し相談があるのですが。」
ド「?何スか副長?」
レ「私……
もしかしてファルコくんに嫌われてます?」
ド「…は…ははははっ、そんなわけないじゃないスか!
『嫌われてはないけど苦手意識持たれてますよ…とかそんなこと言えねぇ…!』
な、なんかあったんスか?」
レ「…今日の昼頃ファルコくんを買い物に誘ったのですが…。ついては来て下さったものの彼終始黙りこくってしまいまして、気まずくなって買いたい物も買わないうちに帰ってきてしまったんですよ…。
私、彼に何かしてしまったのでしょうかねぇ…。」
ド「『ファルコがヘコんでた理由はこれか…。』
ファルコはもともと人付き合いは苦手な方だから、誰かと…しかも上司と買い物なんて緊張でそれどころじゃなかったんじゃないスかね?
副長がンなに気に病む必要はないと思うっスけど…。」
レ「ならいいんですけどねぇ…。
!ドラスタ、今から時間が空いているなら先程おじゃんになった買い物の続き、一緒に来て下さいません?一人じゃどうも選べなくてですね…」
ド「あぁ、別にいいっスよ!
今日は何を買いに?またいつものアレっスか?」
レ「そうなんですよ隊長が最後の茶葉を誤って床に撒いてしまったらしくて、朝からご機嫌斜めなんです…。紅茶の葉くらい自分で買いに行けばいいのに…あの暴力ペンギンめ」
ド「総隊長の悪口堂々と言えるアンタのそんなとこは俺ほんと好きっスわ(笑)」