舞台MCパロ あさきどver浅倉さん、1人で壇上にやって来る

キャーーー(会場の客の悲鳴)

めっちゃ真顔で広い会場を歩き回り誰かを探してる(言わずもがな城戸さんを)

勿論、客にどんだけ呼ばれてもガン無視

そこへ舞台中央の入り口から息を切らして現れる城戸さん

キャーーー(勿論、ここでも悲鳴)

悲鳴で城戸さんの存在に気付いた浅倉さん。めっちゃ競歩レベルの早歩きで城戸さんの元へ向かう。
向かい合った2人、兄貴の息が整うのをじっと待ってる浅倉さん。

ようやく落ち着いた城戸さんが喋り出す

「っ、おった…すまん、浅倉ぁっ、遅なって」
「別にええですよ。さっき来たばっかですし」

そして、浅倉さんが会話を進める

「ほんで、急にこんな所に呼び出してどないしたんですか？」
「いや、あんな、お前にお願いしたい事があるねん。ある言葉を言うて欲しいんやけどな」

会場がザワつく

浅倉さん、何かを予感しつつ他ならない城戸さんのお願いだから一応内容を聞く

「ほぉ、ほんで、一体俺は何を言うたらええですか？」
「浅倉、俺の事どう思ってる？」

きゃぁぁぁ、と悲鳴が会場に響く

客のボルテージすごいが浅倉さんは目もくれない。すかさず城戸さんに返事を返す

「どうって…兄貴は俺の恩人で」
「うん」
「憧れで」
「うんっ」
「尊敬出来る」
「うんうんっ」
「大切な存在です」
「おうっ」
「だから俺は」
「そこやっ！」
「貴方を愛しています」

ギャァァアっ(客の悲鳴の断末魔)

「あかんっ、段飛びし過ぎ！！」
「結婚しましょう」

ｷﾞｨﾔｧｱァァァっ(客の悲鳴、聖飢魔II)

「いやだから段飛びし過ぎやって！！」
「何であかんのですっ？！俺こんなに真剣なんに？！」
「キレるとこそこかいなっ！？」
「じゃあ貴方はどうなんです？！俺の事はそんな対象では見れんと？」
「そんな訳ないやろ！寧ろめちゃくちゃ嬉し…っああかん！何言わすねんっ！！」

この時点で城戸さん顔真っ赤、会場は阿鼻叫喚

その様子をまじまじと見つめる浅倉さん

城戸さん少し落ち着き、発言する

「いや、せやからあんな…こんなに愛されて俺は幸せやし、俺もその、愛しとるよ？」

ギャァァアっ(最早、観客はここで複数息を止めてる)

中々本題を切らない城戸さんに浅倉さん、痺れを切らして問いかける

「じゃあ結局、俺は何を言うたらええんですか？」
「あのな、その気持ちになる前に覚える感情ってあるやん？俺のこと浅倉は好きで居てくれてるやろ？」
「はい。勿論。大好きですよ」

ギャァァァァア(客の悲鳴再び)

「同じように、意味合いは少し違えどこうやってお前の事も見に来てくれてるカタギのお客さん居てるねん。せやからな、ほら。ここにおる人達にも同じように言うて欲しいねん。大好きって」
「嫌です、俺が大好きなんは城戸のあに…丈一郎さんだけです」

あぁあああ(客の何人か見るファンサで失神)

「お前わっるいやつやな…ここで呼んでくるか」
「そりゃあ、まあ。今やな、思いました」
「……俺は、お前から特別な言葉ついさっき貰った。それだけで十分や」
「？」
「ほら、好きって色々あるやん。likeもLoveも。でも……愛してるは俺だけの特典やろ？だから、お客さんにもほら、言うて。ここに集ってくれた感謝として」
「……しゃあないですねぇ、俺の愛する人のお願いなら聞くしかないですわ」

ギャァァァァア(定期悲鳴再び。偶にキャッとかヒェッとか聞こえてくる客席)

浅倉さん、ようやく客席を見る(でも誰とも目が合わない)
そして覚悟を決めたように真剣な眼差しになり撮影用カメラに合う目線

そして

「これからも城戸派をよろしゅう頼んます。大好きでっせ」

ギィヤァアァァアｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ(客の悲鳴、限界突破)

そして次の楽曲へ……