ふたりでお出かけしてたら急に雨が降ってきて、伊黒さんはみつりちゃんに羽織を貸してあげるんだけどそれでもだいぶ濡れてしまって、このままじゃ風邪をひいてしまうからってちょうど！偶然！蛇柱邸が近くにあったから、嫁入り前の女子を家にいれるのもなーと思いながらも迎え入れてささっと拭くものを渡してあげるんだけど、もう絞れるほど濡れてしまっているからこれは脱いで乾かす他に無いって感じになって、でも伊黒さんの家に貸してあげられるような女物の着物はないし、というか自分のしかないからそんなものじゃ嫌だろうしどうしたものか…って悩むけど悩んでも無いものは無いしみつりちゃんが風邪ひいたほうが万死に値する！ってこんなものしかなくてすまない…って言って自分の着物をかしてあげる みつりちゃんは嬉しそうにありがとうって笑って伊黒さんの着物に着替えてきて、濡れてしまった服を伊黒さんの分までてきぱき干していくのね、ここで伊黒さんは「甘露寺が嫁に来たらこんな感じか（ぽやぽや）…いや、俺のところになんて来るものか」ってわけわかんねーこと考えてるんだけど、ふと見たら自分の方が背が低いから丈が合わないだろうと思ってた自分の着物、みつりちゃんが着たらなんかちょっと大きそうなのよ なんでだ…？と思って後ろ姿を見てたら気付くわけ 肩幅とか身体の薄さとかがさ、やっぱ男女で違うのよ それに気付いたらなんか急にぼわわわわってなってなんかもうほんとにこんなところで２人でいていいのか？なんか、よくわからないけど絶対に良くない気がする…ってぐるぐるするじゃん 自分があげた靴下が自分の家に干してあるのってなんか、こう、脱ぐようなことをしてしまったかのような光景じゃんって…なんかもうたまらない感じになるし、胸元は相変わらずキツそうでなんか飛び出そうでああもう見てられない！って目を逸らしてその後しばらく目ぇ合わせられないよね 凍えてないだろうかってチラッとみつりちゃんの方見たら自分の着物から伸びるみつりちゃんの白くて細い指が、冷えたからかちょっと赤くなってて、せっかくの綺麗な指が…って手を？？？？伸ばしたら？？？？どうしよう……ってついったーに言ったらなげーよって言われた