A下上「兄さんといると本当に心が和むよ。僕の癒やし。ずっとこうして一緒に過ごしたいよ」
仕事終わり、久しぶりに家でゆっくりと過ごせるということで、さっそく後ろから私を抱きしめながらソファーに座る弟のクダリ。
鬼のように溜まっていた仕事(私がサボった分の仕事?何のことでございましょうか?)もようやく片付き、いつもはしっかり者で頼りになるクダリも甘えたさんモードに入ったようです。
この時のクダリは、いつものかっこよくて優しい紳士の姿ではなく、私だけに見せる弟らしいかわいい一面を見せてくれるので、実は密かな楽しみだったりします。
そして、私の肩に顔を埋めながら、お決まりのようになった台詞を私に囁くのです。
今でこそ慣れましたが、初めの頃は聞き間違いではないかと焦ったり、暑くなる顔をどうするべきか悩みました。
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