Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    屍(大荒れペンギン

    ただの蝦夷クラスタが、落書きするだけのアカウント。まじで落書きでしかない。うちよそBL〜自創作やらCoCやら

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 24

    我が家の土方歳三。顔がいいチンピラ。歌詞は引用させていただいています
    塗り終わらない気がする

    #歴史創作
    historicalCreation

    Tap to full screen (size:750x995).Repost is prohibited
    ✨💖✨✨💘
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    屍(大荒れペンギン

    TRAININGコルトさん家のブラレナを書かせて頂きました「また喧嘩してきたの?」
    「……別に、たいしたことじゃねぇよ」
    「怪我してるでしょ!」
    手当をしながら、レナはブラッドを覗き込んだ。その目が呆れでも怒りでもなくただ心配に揺れているのを見て、反抗する気もしぼんでいく。
    ブラッドは思わず彼女に謝ってしまいそうになるのをどうにか飲み込んだ。それは今回ばかりは、彼は悪くないからだ。そもそも喧嘩の理由なんて単純で、同ファクトリーの名も知らぬ先輩が、自分の彼女である今目の前で心配そうにしているレナに対して下世話なことをしようとしていたからに過ぎない。
    そうだこれは彼にとっては、正当な理由だ。
    「……ねぇブラッド、私ねいつも不安なの」
    「……あぁ」
    「ちゃんと、待ってるから絶対帰ってきてね。お願いだから……遠くに行かないで……お願いブラッド」
    目の前で、耐えきれないというように涙する少女が綺麗だった。自分ととことん真逆の彼女が眩しいとすら思う。いや、眩しくて唯一の帰る場所と言っても過言ではない。
    彼女はまるで自分の行く末を知っているかのように、不安に揺れている。
    先のことなど分からない。だけど今、彼にできることはただ一つだと、手を重ね 717

    related works

    recommended works

    ななめ

    DONEバレンタインのアキラとマサハッピーバレンタイン

    本を読む晶の向かい側で、正良はこくりこくりと居眠りをしている。こたつの温かさとカーテン越しの柔らかい光が眠気を誘うのだろう。
    時計の針が十時を指した。
    晶はこたつから出ると台所へ向かった。コーヒーメーカーをセットし、隠しておいた箱を取り出す。出来上がったコーヒーと箱を持って正良の元へ戻ると、居眠りしていたはずの正良が起きていて、まだ眠そうな目で晶を見上げた。こたつの上にはさっきまで無かった箱が置いてある。晶が台所にいる間に持ってきたのだろう。同じことを考えたらしいと知って晶の頬が緩んだ。
    「お十時にしようか。あとこれ、バレンタインだから……」
    こたつの上にコーヒーを置いてから、箱を差し出す。正良は素直にありがとうございますと受け取って、今度は自分の番とばかりにこたつの上の箱を晶へ差し出した。
    「ええと、これはバレンタインデーのチョコレートです」
    「ありがと……う?」
    受け取ろうと箱を掴んだのだが、正良が箱を掴んだ手を離してくれない。両側から箱を持つ形になった。どうしたのかといぶかしんでいると、
    「あの、これ、ドライフルーツが入っているチョコレートなんです」
    と言 602