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    おとか

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    おとか

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    ずっともりおの過去ともりビリの出会い書きたいな~って思って合体させて書きました。もりおのねつ造過去アリ。

    もりおの過去&もりビリの出会い 私が生まれたのは地獄の第八圏悪の嚢。悪魔として生を受け、御父様に育てられました。私の家系は悪魔の中でも名家だったそうで私はその一人息子ということになります。厳しくも優しい御父様の教育や躾で私は罪深き者を戒める悪魔になり、家を継ぎました。しかしそれを良く思わない者もいました。私の上司である悪魔が私に嫉妬し無理な仕事を押し付けたり根も葉もない噂を仕立て上げるようになったのです。人間が弱い者を虐めるように、他の悪魔たちも寄って集って私を虐めるようになり、ついには私を殺そうとしたのです…。

     いつものように上司の悪魔に呼び出されるとその男の愛玩動物の蛇に襲われました。あまりに突然のことで反応できなかった私はその蛇に体の自由を奪われてしまいました。
    「××様!?何故このようなことを…!?」
    「俺はお前のような悪魔を苦しめることが好きなんだ。お前がいずれリーダーである俺の座を奪うかもしれないからな、たっぷり調教して服従させてやろう。」
    上司が言い終わると私の体に巻き付いていた蛇は私の体を締め付ける。
    「うっ…××様、お止めください…」
    「さあこうもりおとこ、俺に跪け。」
    「…誰が…貴方のような…下衆に…」
    逃れようとしましたが、蛇はきつく体に食い込み骨を軋ませて動けない。
    「…ククク…今殺してしまうのは面白くない。たっぷり痛めつけてから始末してやる。連れていけ。」
    蛇からは解放されるも手下であろう悪魔たちに取り押さえられ私は牢屋に連行されてしまいました。

     「こうもりおとこ、何故お前は俺の座を奪おうとする」
    奪うつもりはありません。それは貴方が勘違いしているだけです。尤もそう言ったところで話を聞かないこの悪魔には届かない。私は腕を鎖に繋がれていて逃げようとしても監視の悪魔たちが見張り逃げられない。悪魔たちが鞭を持って鎖で動けない私を取り囲み、叩きつけた。暫く打たれ続け、悪魔たちが私を痛めつけのをやめる。私の黒いタキシードは切り裂かれ、肌は蚯蚓腫れや打撲の跡ができ、翼はボロボロになり飛べることもできなかった。あの悪魔は私の顎を持ち上げ覗き込む。
    「いい格好だな、こうもりおとこ。今日はこれぐらいにしてやる。逃げようとしたらすぐに殺してやらからな。」
    そう言って私に呪いをかける悪魔。私は自由を奪われる呪いをかけられたのです。手に繋がれた鎖は私の力を封印し、足枷は飛ぶことを奪いとても重く、鳥籠に閉じ込められてしまいました。嫉妬に狂い、もう二度と自由になれないのではと絶望していましたが…
    「可哀想な悪魔の話を聞いていざ地獄に来てみたら本当に可哀想だな…ヘタしたらお前さん罪人よりヒドイ目にあってねーか…?オレが助けてやるよ」
    「…貴方は…一体…?」
    「オレはMZD。神でありお前と同じ悪魔だ。六本木のな。」
    突然目の前に現れた神と名乗る少年。
    「助ける…?どうやって?第一私は呪いをかけられてここから出られないのですよ?」
    「それができるんだよ。だってオレ神だから。」
    神、私が想像していた神よりずっと小さく生意気なこの少年が神だとは初めは信じられませんでした。
    MZDさんが指を鳴らすと私を閉じ込めていた鳥籠は壊れ、鎖や枷は粉々に砕けたのです。呪いは解かれ、私は自由になったのです。
    「MZDさん…ありがとうございます。しかしここは地獄、悪魔たちに見つかってしまったらいくら神の貴方でも助からないかもしれません…」
    「…お前もオレも助かる方法が1つだけあるんだ。聞きたいか?」
    「1つ…?」
    「お前がオレの作った世界の住人になるんだ。安心しろ。人間はもちろん、動物や幽霊、妖怪や宇宙人だって何でもいる。」
    「…この地獄から抜け出せるなら何でもします…」
    「お前さん、名前は…?」
    「…こうもりおとこです」
    「ヨシ!取引成立だな!」
    MZDさんとの契約が結ばれて私は彼の世界の住人になりました…。

     ポップンワールドでの生活は実に快適でした。音楽が絶えず生まれ、年齢や性別、人種に関係なく仲睦まじく笑顔に溢れる町。もちろん悪魔である私にも仲良くしてくださるのはとても嬉しいこと…。そして21回目のパーティー…
    「ボンジュール!こうもりおとこさん!今日はあなたに紹介したい人がいるの!私のグループのメンバーでアフリカ代表のンビリよ!」
    金髪碧眼で仏蘭西人の少女アンさんが私に今の想い人を紹介してくれました。彼女はアンさんとは対照的な黒い肌で琥珀色の瞳、顔には不思議な模様、紫のドレスを着た大人な女性。
    「あ、あの…こんにちは…私ンビリです…歌うことが好きです…あの、その、よろしくお願いします…」
    「…こちらこそ…よろしくお願いします…」
    お互い頬を赤らめさせて目くばせする私とンビリさん。私は過去に深い傷を負っていますがその分やり直せる…そう胸に秘めながら今日も私は彼女の、ンビリさんの美しい歌声を聞いています。いつか彼女に好きという気持ちを伝えられるように…。
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