暴虐の攻めと顔を焼く受け　魔王とか領主とかそんな感じの、権力と武力のある攻め。
　そんな怖い攻めに「家から若い者を誰か一人差し出せ」というようなことを言われたため、「性別の指定はなかった」と姉or妹の代わりに身を差し出した受け。
　攻めはそもそも最初から受けが目的で、こいつなら自分を犠牲にするだろうと思っていたりする。仮に女の方が出てきても、適当に理由つけて追い返して受けを貰うつもりではあった。

　攻めが権力を得る前、たまたま受けを見かけてて、そこで一目惚れとかそういうベタベタのやつ。（オタクは遠い昔の一目惚れを引きずってる男が大好き）

　お屋敷的なところに監禁されて毎日のように抱かれる受け。たまに性的接触なしでただの抱き枕にされる日もある。

　受けが逃げ帰る場所を消すために、「家族を犠牲にするような最低の奴ら」という名目で一族郎党潰されればいい。（暴虐の攻め）
　皆殺しでもいいし、皆殺しが可哀想だなと思ったら一家離散レベルでもなんでも。
　攻めから「お前の家族はもういない。お前が帰る場所はもうない」と言われたときに、受けは衝動的に死を選ぼうとするんだけど、それは家族を失った絶望からというよりは、家族から解放されたと喜びの感情を抱いてしまった自分への失望からの行動であってほしい。「あいつ（姉or妹）は昔からお姫様気分で、あいつの我儘には辟易していた」「ずっと俺が尻拭いしてきた」みたいに思ってたらいい。
　でも「それでも家族は家族だった」とけじめとして死を選ぼうとする受け。内心物凄く焦って死なせまいとする攻め。
　そのときの受けには「お前はこの顔が好きなんだったな」って自分の顔を焼いてほしい。けど美しい顔面の損失は世界の損失なので、超技術とか再生能力持ちとか、何かいい感じに綺麗に治る方法を考えたい。

　今日もまた、夜が来る。
　という書き出しにしたいので、攻めの名前は多分「夜」です。