恋愛感情と家族愛を履き違えた攻め 受けの「家族」になりたい(恋愛的な好意だという自覚は皆無)攻めが、「受けの妹と結婚したら家族になれる」と狂った発想に至って受けの妹に近づくんだけど、「こいつ妹のことが本当に好きなわけじゃないな」と受け(シスコンかつ軽くビッチ)に見抜かれて「俺のことが好きなら、最初からそう言やいいじゃん」って跨られ、「俺はあんたと家族になりたかっただけだ!」と泣き叫ぶみたいな話。(概略)
攻め:大学生(受けの妹の同級生)
受け:社会人
両親共働きの一人っ子で寂しい幼少期を過ごしたため、ずっとお兄ちゃんが欲しかった攻め。多分初恋は近所のお兄さんとかで、そこで憧れと恋愛感情が混ざってバグった。
天気が悪いなどの理由で大学まで妹を迎えに来て、めちゃくちゃ妹のことを可愛がってる受けを見て、「理想のお兄ちゃんだ!」となり、なんとかして近づきたいと思うようになる。
バグってる攻めは「妹と結婚すれば家族になれる!」となり、妹と仲良くし始める。
が、シスコン入った受けにそれを見抜かれて詰められる。
「俺んち父子家庭でさあ、母さんは俺らがガキの頃に病気で死んでんだよね」
「で、俺は死ぬ間際、母さんと『妹のことはお兄ちゃんが守ってあげてね』って約束したんだよ」
「いや別に、妹は誰にも渡さねーとか言うつもりねえよ? 昭和のドラマみたいで古いじゃんそういうの」
「でもお前みたいに妹を利用しようとする奴は許さねえ」
「妹に近づくのやめてくれる? 俺のことが好きなら抱かせてやるからさ」
受けに跨られ、ズボンを剥ぎ取られて焦る攻め。
「お、俺はただ、あんたと家族になりたかっただけなんだ!」
攻めを見下ろして笑う受け。
「……何それ、キモ」